東大王・伊沢拓司が教える「最強の勉強法」6つのポイント!

東大王・伊沢拓司が教える「最強の勉強法」6つのポイント!

 

 突然ですが、あなたの勉強法、間違っていないですか? 資格試験や語学検定、キャリアアップのためのスキル習得など、社会人になっても意外と勉強する機会は多いものです。

 学生の時のように多くの時間を勉強に割くことができない分、「頑張って勉強しているのに、時間ばかりが過ぎて結果が出ない」なんて事態は避けたいですよね。

 今回は、最短ルートでゴールにたどり着ける勉強法が学べる本、『勉強大全』をご案内します。

 著者は、人気クイズ番組『東大王』にレギュラー出演していた伊沢拓司さん。開成中学・高校、東京大学経済学部卒という秀才です。現在は東大の大学院を中退し、株式会社「QuizKnock」を設立してCEOを務めています。

 本書は、主に大学受験を控えた学生さんをターゲットに書かれていますが、社会人にとっても資格試験を含むあらゆる「勉強」に応用できる内容となっています。

 そこでこの記事では、特にビジネスパーソンの皆さんに役立つ内容を抜粋してご紹介したいと思います。

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伊沢拓司・最強の勉強法6つのポイント

①勉強する目的を明確にして対策を立てる。

 一生懸命勉強していても、意外と意識できていないのがその「目的」。

 実は、私も最近イタリア語の勉強を始めたのですが、何となく「イタリアを旅行したら現地の人と会話ができたらいいなぁ」と思っていた程度で、明確な目的を意識したことはありませんでした。

 しかし著者は、それではいくら勉強しても最高のパフォーマンスは引き出せないといいます。なぜなら「勉強する目的があいまい=ゴールが不明確」なので、攻略するための対策を立てられないからです。

 例えばイタリア語を勉強するのであれば、いっそのこと「イタリア語検定4級取得」というゴールを設定してしまう。そうすれば、やみくもに勉強して時間と労力を無駄にするようなことはなくなります。4級は簡単なコミュニケーション能力があれば合格できるので、取得すれば、もともと目指していた「イタリアを旅行したら現地の人と会話ができたらいいなぁ」という夢が叶います。

 今一度、なぜ勉強しているのかを振り返ってみてみましょう。

②「勉強の原理」を意識する。

 伊沢さんによれば、「勉強する上で避けては通れない、万人に共通する約束事」があるそうです。

 これを本書では「勉強の原理」と呼び、この原理を意識して勉強することがゴールへの近道になるといいます。

 「勉強の原理」は全部で3つ。

  1. 勉強時間で勉強量を測らない
  2. 大事なのは点数ではない
  3. 暗記で大切なのは知識のインプットよりアウトプット

 毎日3時間勉強したからといって知識が身に付いているとは限りません。勉強の方向性が合っていないと、いくら努力してもゴールにたどり着けないと伊沢さんはいいます。

 あなたは目的地(検定合格やスキル習得など)に向けて正しい方向に進んでいるかどうか、確認しながら勉強していますか?

 勉強量は十分なのに結果が出ないという人は、努力する方向性が間違っている可能性があります。逆に言えば、方向性さえ合っていれば最小の努力で最大のパフォーマンスを発揮できるようになるのです。

 原則の2と3については、後ほど詳しく説明します。

 まずは自分の勉強法が「勉強の原理」に基づいているかどうか、確認してみましょう。それが最強の勉強法を手に入れる第一歩です。

③最短でゴールにたどり着くためのライフスタイルを作る。

 勉強に限らず、大きな目標を達成するには、多少なりとも今の自分を変える必要があります。

 「そんなの無理だよ」と弱気になりそうですが、自分の性格ではなく、自分の環境を変えるのであれば、意外と簡単に取り組めます。

 例えば、勉強を始めてもすぐにスマホをいじってしまう人は電源を切るとか、居眠りをしてしまうという人は誰かと一緒に勉強をするなど、自分の性格を変えようとするのではなく、自分の弱点をあえて認め、環境を工夫するべきだと著者はいいます。

 また目標を達成するには、ルールを設けて生活を制限する必要があるそうです。ダイエットをする時も、夜は炭水化物を食べないとか、週3日ジムに行くなどのルールを決めますよね。

 なお、ルールを決めるときは以下のことに気をつけます。

  • 具体的なもの
  • 実現できるもの
  • ルールは破るのではなく変更する

 3つ目の「ルールは破るのではなく変更する」は特に大切です。ルールに沿った生活を続けると、いつかそれが習慣になります。しかし逆にルールを破り続けると、それが習慣になってしまうのです。なので、ルールを守れないのであれば、破るのではなく実現できるものに変更するようにしましょう。

 そして当たり前ですが、ルールはゴールに結びつくものでなければいけません。試験勉強の場合、1日1点でもいいのでゴールに近づいていくことが大切です。

 まずは1ヵ月の目標を立て、これを達成するための1週間の目標を立て、そして1日1点アップするための目標を立てます。ここで気をつけたいのが、確実に点数(スキル)がアップする内容の目標を立てることです。その目標を達成すれば最終的にゴールにたどり着けるのか常に観察し、必要に応じてスケジュール調整をするようにしましょう。

④数字に惑わされない。

 先ほどご紹介した「勉強の原理」2つ目は、「大事なのは点数ではない」でしたね。伊沢さんによれば、点数は努力量を表すものではなく、努力の方向性の指標だそうです。なので、過去問などをやってみて点数が低いからといって、勉強時間を増やすのはナンセンス。量ではなく、勉強法を変える必要があるのです。

 努力したことに点数がつけられると、つい私たちはそれが高いか低いかに意識が向きがちです。しかし伊沢さんは、数字ではなく内容(どこを間違えたのか、どう間違えたのかなど)を重視すべきだといいます。なぜなら多くの場合、点数(スキル)が伸びないのは、基礎が身に付いていないことが原因だからです。

 基礎とは「教科書に直接書いてあること」。応用問題は基本的に基礎の組み合わせできているので、基礎がきちんと理解できていれば、難解な問題もこなすことができるようになるそうです。

 そして、忘れてはならないのは勉強の基本中の基本、「復習」です。伊沢さんは復習をとても重要視しており、復習をする際は、単に正答を確認するだけではなく、「同じ過ちを二度と繰り返さないようになること」が大切だと説いています。

 点数に振り回されてがむしゃらに勉強するのではなく、冷静に現状を分析しながら、その都度必要な勉強法を取り入れるようにしましょう。

⑤暗記のコツを身につける。

 やはり勉強といえば暗記ですよね。私も学生の時はよく単語カードを作っていました。

 でも、意外と暗記が苦手な人も多いのではないでしょうか。

 大丈夫です。著者が上手に暗記をするヒントを教えてくれます。

 ここで思い出していただきたいのが、「勉強の原理」3つ目の「暗記で大切なのは知識のインプットよりアウトプット」です。

 伊沢さんいわく、知識は覚えるためのものではなく、使われるためのもの。つまり、暗記をする目的は「アウトプット」なのです。

 そのため暗記をする際は、「使うときの形」で覚えるべきだといいます。

 とりあえず何でもかんでも丸暗記するのではなく、「使い方はこうで、こういう場面で使うもの」のように目的を意識するだけで暗記がずっとスムーズになるそうです。

 また、暗記をするときは「少しずつ頭に入れていく」のもポイントだといいます。例えば、英単語帳などを覚える際は、まず最初の20ページで区切り、全ての単語の正解率が100%になるまで繰り返し勉強するようにします。

 そもそも暗記とは、「何も見ないで再現すること」。東大卒の著者も、知識を定着させるためにはひたすら反復学習をするそうです。

 伊沢さんによると、暗記には「マクロ暗記」と「ミクロ暗記」の2通りがあるそうです。「マクロ暗記」とは、構造や論理の流れを覚えることを指します。そして、「ミクロ暗記」は細かなディテールを覚えることで、覚える際には完璧を目指します。

 本書では、おとぎ話の桃太郎の例が使われていて非常にわかりやすかったので、ここでも引用したいと思います。

 桃太郎の話、ほとんどの方が知っていると思います。つまり、桃太郎を暗記している。それも、「きびだんご」「鬼退治」などの単語を覚えているのではなく、ちゃんとストーリーを覚えていますよね。

 桃から生まれた桃太郎が、お爺さん、お婆さんからきびだんごをもらい、イヌ、サル、キジを連れて鬼ヶ島に行き、鬼退治をする。

 このように流れで覚えるのが、「マクロ暗記」です。そして、桃太郎のお供は「イヌ」、「サル」、「キジ」、これを覚えるのが「ミクロ暗記」になります。一匹欠けていてもダメだし、別の動物にすり替わっていても不正解です。

 「マクロ暗記」と「ミクロ暗記」をうまく使い分けることが暗記をマスターするコツです。

 暗記は勉強する上で欠かせないものです。暗記を制する者は試験を制すると言っても過言ではないでしょう。著者も「『たかが暗記』とまだ言うか?」と言っています。暗記をマスターすればゴールにぐっと近づくことができるのです。

⑥思考力を問われる難問の解き方をマスターする。

 採用面接でもよく出される思考力を試される問題。この手の問題を難しく感じる人は多いと思います。

 でも心配いりません。伊沢さんが教えてくれるコツさえ身につければ、難問も怖くなくなります。

 伊沢さんがいう思考力とは「正しい順序で知識を並べてつなげる力」のこと。これは以下の手順に従えば、意外と簡単に身につけられます。

  1. 問題文を読み、ルールを確認する
  2. 手持ちのカードを広げる
  3. 適切なカードを選び出す
  4. 順序立ててカードを使う

 本書の例で説明します。「東京駅から京都駅までの行き方を答えなさい。ただし、新幹線は使えません。」といった問題が出されたとしましょう。

 まずは、「問題文を読み、ルールを確認する」ところから始めます。そして、「手持ちのカードを広げる」をやってみます。「在来線」、「飛行機」、「自家用車」、「バス」、「船」など色々なカードがあるかと思います。次に、「適切なカードを選び出す」という作業をします。

 「飛行機」というカードを選んだ場合、「船」と組み合わせるのは、京都駅までの移動手段として適切とは言えませんよね。「飛行機」に合うのは「在来線」や「バス」の組み合わせです。

 カードがそろったら「順序立ててカードを使う」という最終工程です。東京駅から羽田空港まで「在来線」で行き、そこから「飛行機」に乗って伊丹空港に行き、そこから「バス」で京都駅に行く、というように正しい順序で知識を並べてつなげます。

 思考力とは、ゼロから何かを生み出す力ではありません。特別な発想力は必要ありません。先ほど出てきたミクロ暗記で、普段から手持ちカードとなる知識をストックしていくことが大切だと伊沢さんはいいます。

 また難問にぶつかった時に気をつけたいのが「焦り」です。伊沢さんいわく、「思考の曇りは焦りから生まれる」ため、わからない問題に直面しても、焦らず、冷静に対処することが大切です。

 思考力を問われる問題が苦手だという人は、ぜひ伊沢さんがおすすめする勉強法を試してみてください。難問であるほど、ゲーム感覚で楽しく取り組めると思います。

まとめ

 忙しい合間を縫って勉強するからには、最短ルートでゴールにたどり着きたいですよね。伊沢さんが教える6つのポイント、勉強する際はぜひ参考にしてみてください。

 また、本書で紹介しているポイントは、勉強に限らず、ダイエットやスポーツ、普段の働き方など、様々な場面で応用が可能です。気になったものからぜひ取り入れて、最小の努力で最高の成果を手に入れましょう!

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