心配事の9割は思い込み!「禅」の教えで人生をシンプルにする方法!

心配事の9割は思い込み!「禅」の教えで人生をシンプルにする方法!






心配事の9割を打ち消す「禅」の教え!

予測できない将来のことを不安に思ったり、他人の価値観に振り回されて自分を見失ってしまったり、人生を複雑にとらえ過ぎた結果、余計な悩みを抱えてしまう人は多いと思います。

しかし心配事のほとんどは「思い込み」や「取り越し苦労」にすぎません。「禅の教え」によって無駄なものをそぎ落とせば、心穏やかに、シンプルに生きる事ができるようになります。

その方法を教えてくれるのが本書、25万部突破のベストセラーの『心配事の9割は起こらない』です。

著者の枡野俊明さんは、曹洞宗の禅僧にして大学教授、かつ庭園デザイナーでもあり、ニューズウィーク日本版「世界が尊敬する日本人100人」にも選出された人物。

「減らす、手放す、忘れる」という「禅の教え」を学び、余計なことに悩まないシンプルな生活を手に入れましょう。

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①「妄想」しない

「莫妄想(まくもうぞう)」という禅語があります。意味は、「妄想することなかれ」ということ。

禅語でいうところの「妄想」は、「ありもしないことをあれこれ想像する」という意味だけではなく、心を縛るもの、心に棲みついて離れないものすべてが含まれます。

「あれが欲しい」という我欲や、「これを手放したくない」という執着、他人がうらやましいという気持ちも、自分はダメだという思いもすべて「妄想」です。

心を整えるには、こうした「妄想」をできるだけ減らしていくことが大切。そのためには「妄想」の正体を見極めなければなりません。

枡野さんは、妄想を生み出しているもっとも根源にあるものは、物事を「対立的」にとらえる考え方だといいます。

「生・死」「勝・負」「美・醜」「貧・富」「損・得」「好き・嫌い」といった分別をして、他人と比較してしまうことが「妄想」を生む原因です。

 禅はどんなものも、どんな人も、他とは比べようがない「絶対」の存在と教えます。(中略)比べようがないものを比べようとするから、余計なことや無駄なものがまとわりついてしまい、不安や悩み、心配事が増えるのです。

比較することをやめたら、妄想の9割は消えてなくなり、生きるのがラクになります。

②「いま」に集中する

「一息に生きる」という禅語があります。これは文字どおり、「一呼吸するその瞬間、瞬間を一生懸命に、丁寧に生きなさい」という意味です。

過去の出来事を思い出して落ち込んだり、まだ来ない未来を想像して不安を増幅させたりせず、「いま」「ここ」だけに集中する。そうすることで、余計な不安や悩みを抱えずに済むようになります。

心配事の”先取り”などせず、私たちには「いま」をどう生きるかしかないということを、改めて胸に刻みましょう。

 過去にいつまでもこだわっていることは、そのまま、いまの生き方に対する自信のなさを表明していることです。そこに不安や悩み、心配事が心に入り込む隙が生まれます。



③「あるがまま」でいる

世の中には自分ではどうにもならないことがあります。アドラー心理学で言う「他者の課題」もこれに当たります。

どうにもならないことをどうにかしようとするから、しんどくなったり、苦しくなったりします。

仏教では、私たちはみずからの力によって生きているのではなく、大宇宙の真理とか仏性といった「自分を超えた大いなる存在」によって生かされていると考えます。

つまり自分でどうにもならないことは、そのまま、あるがままに受け取っておけばいいのです。心を向けるべきは「どうにかなる」ことの方です。

 自分ではどうにもならないことを受け入れたら、その状況と「共存」できるようになります。あるがまま、そのままの自分がいまできることに向き合えるようになる。どうにもならないことに、とらわれることがなくなると、「どうにかなる」ことに前向きの心で取り組めるのです。

④「色眼鏡」を外す

人の悩みや心配事のほとんどは、人間関係にからんだものです。そして悩みのもとをたどると、ほとんど些細なことがきっかけで、相手を「色眼鏡」で見てしまうことが原因です。

自分の考えを否定されて嫌な気持ちになった、約束を破られてイラッとしたなど、そのときの感情は相手の一面から受けたものでしかないのにも関わらず、「こいつはこういう奴なんだ」とあたかもそれがその人の全てかのように先入観を持ってしまう。

禅では、先入観のみで人を判断することを強く戒めています。

 「情報」だけで、あるいは、相手の一面だけを見て抱いた嫌な感情、否定的な思いをもって、全人間性を決めつけてしまったら、その人を見誤ることは必定です。まず、自分から色眼鏡を外すことです。

枡野さんは、そのうえで「一切衆生、悉く仏性有り」という禅語を胸に刻むことを勧めています。

これはあらゆるものには、「仏性」が備わっているという意味です。仏性とはやさしさや思いやり、あたたかさや包容力といった「美しい心」のこと。

「自分が接したのは相手のほんの一面に過ぎない。今度は相手の中の”仏性”を見つけよう」と考えられるようになれば、ふとした瞬間に相手が見せる仏性(真の姿)を見逃さないようになり、色眼鏡を外して見つめることができるようになります。

 人に対する好ましくない感情やネガティブな評価の背景には、実は色眼鏡をかけた自分がいるのだということを知ってください。それを外したら、見え方はガラリと変わったものになるでしょう。

⑤毎日一回、必ず「立ち止まる」

最後は「七走一坐(しちそういちざ)」という禅語。これは「七回走ったら、いったん座ってってみよ」という教えです。

禅では「止まることは決して悪いことではない、むしろ、大事なことだ」と教えています。なぜなら止まることは、自分を見つめ直すこと、それまでの自分を振り返ってみることだからです。

躓いたとき、失敗したときは、その原因を明らかにするためにもいったん立ち止まり、自分を見つけ直してみることが大切です。原因究明をせずに歩みを進めてしまえば、また同じ誤ちを繰り返してしまうでしょう。

 前を走り続けている同僚や友人の背中を見ながら、自分の歩を止めるのは不安なことかもしれません。しかし、禅も中国古典も「大丈夫だ」と請け合っています。安心して止まって、さまざまなことを「考える時間」をつくってください。

まとめ

ここで紹介したのは、本書で説かれている48の教えの中の、ほんの一部です。

不安や心配事から解放され、平常心を保った生き方を実践したい方は、ぜひ手にとって読んでみて下さい。



モデルプロフィール


・名前     :武居詩織
・生年月日   :1989/9/26
・職業     :モデル
・Twitter   :@Shiori___

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