DaiGo『知識を操る超読書術』生産性を高める読書方法とは?

DaiGo『知識を操る超読書術』生産性を高める読書方法とは?




こんにちは、maitoです。今回ご紹介する『知識を操る超読書術』には、読書の効果を高めるテクニックが多数紹介されています。

著者はメンタリストDaiGoさんということで、いずれも科学的根拠に基づいた実践的なテクニックばかり。

  • 本を買ったはいいものの、いつも読み切れず終わってしまう。
  • 頑張って読んでみても知識が定着しない。
  • 「あの本どうだった?」と聞かれても上手く説明できない。

こうした悩みを抱えている方にとって、非常に有益な一冊となるはずです。

せっかく本を買うのなら、目的を明確にして購入し、その本から得られた知識(情報)を実生活に活かしていきたいですよね。今回は、本書のテクニックの中から、特に重要だと思われる点を中心に、良質なアウトプットにつながる読書術を紹介します。

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本を選ぶ前の準備

日々膨大な数の本が発売され、たくさんのクチコミがネット上にあふれています。自分に合った、読んで良かったと思える本に出会いたいと思いつつも、買った後に「思っていた内容と違いガッカリした」「結局読みきれずに終わってしまった」という経験をしたことがある人も多いでしょう。

どうすれば、自分に合った本と出会うことができるのでしょうか。DaiGoさんは、本から得たい知識を先に決めておく「準備」が重要だと述べています。

①目的の明確化

あなたの今欲しい情報や必要な知識は何ですか? これが明確になっていないと、自分に合う本を見つけることはできませんし、読書の効果を高めることもできません。なぜならその本が合うか合わないかの基準は、読書の目的によって決まるものだからです。

また目的を明確にすることで、集中力やモチベーションを高めて読書することができます。というのも、人間の脳は「切羽詰まった状況」や「それをすることで得になる状況」が想像できると「集中状態(フロー状態)」に入り、いつも以上の働きをしてくれるからです。

たとえば「スペイン語を学びたい」よりも、「来月スペインへ旅行に行くので、スペイン語を勉強して現地で友達を作りたい」の方が、目的が具体的で必要性を実感しやすいため、集中力やモチベーションを維持しやすくなります。

DaiGoさんによると、読書も同じだそうです。漠然と選んで買ってしまった本は読んでも覚えられず、身につかずに終わってしまいます。必要なのは「目的の明確化」です。

ぜひ本屋やネットで本を物色する前に、今自分が何を求めているのかをメモやノートで書き出し、自己分析してみてください。面白そうな本を見つけた際も、一度自分のニーズを確認してから購入を決めるようにすると、「合わない本」を選んでしまう可能性が減るはずです。

②興味を持続させる読書版「メンタルマップ」

目的をしっかり持って本を購入したとしても、次第に関心が薄れてしまうことがあります。人間は「なぜ、自分がこの行動を始めたのか」を見失ってしまう傾向にあるからです。(本を買ったのに興味が薄くなって積読になってしまうのは、自分の心持ちの弱さと思っていた方には朗報かもしれませんね)

この傾向を回避するために有効なのが、「メンタルマップ」といわれる手法です。DaiGoさんはこれを読書に応用しているとのことなので、そのやり方をご紹介します。

といっても方法はとてもシンプル。「なぜこの本を読もうと思ったのか?」「この本から何を得たいのか?」「読んだ後、どういう状態になりたいと思っているのか?」といった①で行った準備を、そのまま自分に質問して、答えを書き出しましょう。

そのメモを読書の間近くに置いておき、集中力が途切れたり、やる気が下がったりしたときに見返すようにします。こうすることで読書中に目的を再確認でき、モチベーションを維持しながら読み進めることができるというわけです。

また読んでいく中で気づいたことや、得られたことをメモすることも、集中力UPにつながります。書いたメモは、何度も見返すことで「カラーバス効果」(意識すると、脳は無意識のうちに、それに関する情報を集め認識するようになる現象)も期待できるので、積極的にメモを取るようにしましょう。

本の読み方

読むべき本を選び、モチベーションを高めたとしても、ただ文章を目で追うだけでは、成果に結びつけることは難しいでしょう。

DaiGoさんは「本の単なる読者にならないこと」を推奨し、書かれている内容を取り入れるために自ら仕掛けていく姿勢が大切だと述べています。

仕掛けるとはどういうことなのか、本書に書かれているテクニックから2つを紹介します。

①予測読み

本を読み始める前に、内容を予測するという読み方です。

本書では、「1冊の本が読みきれない」と悩む人の話を聞き取った調査データが紹介されており、それによると、9割の人が本の最初の章で挫折していることがわかったそうです。

これは、「最初から最後まで読まないといけない」という固定観念があるがゆえの結果と言えますが、同時に「自分が読みたい(取り入れたい)箇所にフォーカスできていない」ということでもあります。

とすれば、本を読み始める前に、まずどこを読んだらよさそうなのかを予測しておけば、挫折する可能性を減らせるはずです。

本を選ぶとき、読み始める前に、著者情報(プロフィール)や目次などから、書かれている内容を予測しましょう。たとえば「〜が実現する、最強の勉強法」という本であれば、「時間の使い方」や「暗記の仕方」「健康を保つやり方」が書かれているのではないかと予測します。そして目次などを見て、該当する(であろう)箇所をピックアップします。

後は、読んで予想と合致しているか、欲しい情報が書かれているかを確認しましょう。このとき、読む前の予想を記録しておくことが大事だとDaiGoさんは言います。予測と結果を比較することで、自分の読解力や選書眼を鍛えることができるからです。

②しつもん読み

「しつもん読み」とは、簡単にいうと著者にツッコミを入れていく読み方です。私たちは本を読む間、つい誠実に聞き入れる姿勢をとってしまい、書かれている内容を疑いなく取り入れてしまいます。

しかし、主役は読み手(読者)です。読む側が本の内容を活用するためには、わからないことや疑問に思ったことを素直にアウトプットする必要があります。たとえば「この本がテーマとしている問題提議は何か?」「結論(言いたいこと)は本文中のどこに当たるのか?」「著者はなぜその結論(言いたいこと)にたどり着いたのか?」といった本の根幹に関わることや、「類似本と違っていたところは?」「自分の行っていたことと、本で紹介されていたこととの違いは?」といった比較がそれに当たります。

質問を意識しながら、自分なりの読み方を見つけていきましょう。

難解本に挑もう

ここまで本を読む前の準備と読み方について紹介しましたが、それらを駆使してもなかなか読み進められない本が存在します。古典や哲学書といった「難解本」です。

こうした本は一度で理解しようと思わず、理解できるまで何回も読むことをDaiGoさんは薦めています。時代を越えて読みつがれてきた本だからこそ、時間をかけてでも読む価値があります。是非、挑戦してみてください。

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