仕事・人間関係が劇的に変わる!「言語化力」を高める3つのポイント

仕事・人間関係が劇的に変わる!「言語化力」を高める3つのポイント

 

 みなさんこんにちは、マイト(maito)です。

 新型コロナウイルスの影響でリモートワーク、テレワーク、在宅勤務など、新しい働き方に関する話題をよく耳にするようになりました。今や大半の仕事がパソコン上で可能ですし、ビデオ会議で遠距離からでも打ち合わせができるため、出社しなくても仕事ができる会社が増えてきています。

 これによって通勤に充てていた時間を他に費やすことが可能となり、家事・所用を行いながら仕事をすることもできるため、働き側からするとメリットが大きいようにも見えます。

 しかし相手と直に接する機会が減る分、誤解や行き違いが生まれやすくなるため、これまで以上に自分の考えをきちんと「言語化」して伝える必要が出てきます。

 今回は、そのために読んでおきたい一冊、『言語化力 言葉にできれば人生は変わる』をご紹介します。

 著者の三浦崇宏さんは、大手広告代理店を経て2017年に独立。The Breakthrough Company GOを設立し、経営者としてはもちろん、新規事業開発から広告まで幅広く問題解決を手がける、今注目のクリエイターです。

 その肩書きから専門性の高いスキルの持ち主というイメージがありますが、三浦さんのメッセージは以下の通りとてもシンプル。

 あなたが普段漠然と使っている言葉だが、ちょっと使い方を覚えるだけで、仕事も人間関係も劇的に変わる。

 今回は本書から、どんな仕事でも活用できる「言語化力」の高め方をご紹介します。

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「言語化力」を高める3つのポイント

1、瞬時に言葉が出てくる

 職場の上司や同僚、友人の中に、どんな話題を振られても瞬時に答えが出せてしまう人っていませんか?

 そうした人はさぞかし頭の回転が速く、知識が豊富でわからないことなどないんだろうなと思ってしまいますが、三浦さんは「考え方や構え方によって、誰にでもできることだ」と言います。

 たとえば三浦さんは、GOという会社の代表として「変化と挑戦」に対しては絶対的にポジティブなスタンスをとっているそうです。そのため様々な質問に対し、基本的には「変化したほうがいい」「挑戦は素晴らしい」という角度から回答することになります。自分のスタンスを明確にしているからこそ、何を聞かれてもスムーズに自分の考えを口にすることができるのです。

 もしあなたが話を振られたとき、答えにためらって時間がかかってしまうのであれば、それは自分のスタンス(構え方)が曖昧だからかもしれません。

 では、どうすればスタンスを決めることができるのでしょうか。スタンスを決めるとは、「自分の社会における立ち位置と、世の中の動きに対する好き嫌いを明確にしておく」ということ。そのためまずは、TwitterやLINEで流れてくるニュースや社会問題について自分はどう思っているのか、好き嫌いを明確にしておくことを三浦さんは勧めています。

 ポイントは「素直に考えること」。好きか嫌いか、賛成か反対か、そもそも何も感じないのかなど、自分の正直な反応をもとに、スタンスを決めていきましょう。自分のスタンスさえはっきりと決めていれば、どんな質問に対しても気軽に、スピーディに回答できるようになるはずです。



2、「強い言葉」を生み出す

 会議や打ち合わせで、状況を一変させるようなインパクトのある言葉を発する人に出会ったことはありませんか?

 三浦さんは、「その言葉によって、何かが動いたり、何かが変わったりする」言葉のことを「いい言葉」「強い言葉」と表現しています。「強い言葉」を生み出せるようになると、仕事の結果が変わってくるといいます。

 どうすれば「強い言葉」を生み出せるのでしょうか。特に重要だと感じたポイントを2つ紹介します。

①視点を上げる

 自分が「社員」だったら「部長」の視点になってみる、「部長」だったら「社長」の視点になってみる。このように今の自分よりも上の立場で物事を見ることで、言葉の強さが変わってきます。

 たとえば、一般社員の自分が「会社に行きたくなくと思っている」とします。それを社長の視点から見ると、「会社に行きたくない社員がいる(=社員が会社に行くことを楽しくないと思っている)」となります。さらに主語を会社にすると、「この会社は行きたいと思われる場所になっていない」となり、個人の話からもっと大きな企業や社会に対する問題意識につながっていきます。

 「自分は会社に行きたくない」というただの愚痴ではなく、「この会社は行きたいと思われる場所になっていない」と言葉にすると問題提起となり、自分はもちろん聞く人に問題意識を芽生させる、変化を生む言葉となります。

②あらゆるものの「なぜ」を考える

 言語化の訓練は、シンプルに言うと「WHY」を極めることだと三浦さんは述べています。

 世の中の常識と思われていることが他の人にとっては非常識だったり、単に慣習として続いてきただけで大した意味がなかったりということが、身の回りにはたくさんあります。

 日々膨大な情報に接していくなかで、「なぜこのやり方なのだろうか?」「本当にそれを守った方がいいんだろうか?」と疑問を持ち、仮説検証を繰り返すことで、早く、的確に思考するための訓練ができます。その結果、印象に残る言葉を生み出す体質になっていそうです。

3、言葉で人を動かす

 先述の通り、三浦さんの言う「いい言葉」とは、「その言葉によって、何かが動いたり、何かが変わったりする」言葉のことです。つまり変化を起こせる言葉が「いい言葉」ということです。

 人に変化を起こすということは、人を動かすということであり、これは「言語化すること」の根本の意義とも言えます。

 では、どうすれば人を動かす言葉を生み出せるのでしょうか。

①相手のメリットを言葉にする

 交渉ごとは「言葉によって相手を動かす」ことの典型と言えるでしょう。

 交渉はお互いの意見をぶつけて、どちらか一方の意見に決めることだと勘違いしている人が多いですが、三浦さんは、交渉とは「お互いが本当にほしいものは何か?」を明確にし、確認し合う作業であると言います。

 重要なのは、目の前にある自分の利益の「裏」に、相手にとっての利益もあるということをきちんと説明できているかどうか。

 たとえば「ゴルフセットを買って欲しい」という交渉を奥さんにする場合、ゴルフの魅力や「いかに自分はゴルフがしたいか」を説明しても効果は期待できないどころか、逆効果になる可能性さえあります。

 そうではなく、ゴルフセットを買うことで自分だけではなく、相手にとってどんなメリットがあるのかを伝えることが大切です。たとえば「休日に自分がいなくなることで、家が空き、奥さんに1人の時間ができる」「上司と接する時間が増えるので給料アップにつながり、家計のプラスになる」などです。

 「買うか、買わないか」ではなく、その間にある「無限の空白」の中で、お互いにとってメリットのある解決策を探ることが、交渉を成功させるポイントとなります。

②別の理由をつくる

 交渉においては、「それを通すための理由」をたくさん言葉にしてあげることも大切だと三浦さんは言います。特にビジネスの交渉では、先方が「社内で通しやすいような理由」を作ることにも配慮しなければなりません。

 三浦さんが漫画『キングダム』のプロモーションで、表紙を「ビジネス書風」にするというアイデアを形にする際、最初は「表紙を変えるのは無理だ」と言われたそうです。しかし表紙を変えなければポスターを使った普通のキャンペーンになってしまうため、三浦さんはそこは譲らず、「これはカバー(表紙)ではなく、帯である」と説明することで納得してもらうことができたといいます。「表紙を変えるのではなく、広い帯を巻く」という体裁にすることで、一度NGを食らったアイデアを実現させたのです。

 先ほどのゴルフの例でも、本当の目的は「ゴルフを楽しみたい」だったとしても、そこから攻めるのではなく「ダイエットして健康になりたい」と主張し、自分が健康であることの家族にとってのメリットを説明すれば、相手に納得してもらえるかもしれません。

 このように、本来とは別の理由をつくることで、人を動かし、交渉をうまくまとめることができます。

おわりに

 ここまでさまざまなシーンにおける「言語化」のポイントを紹介してきました。

 言語化力を高めることによって得られる恩恵は、仕事だけではありません。三浦さんは、最大の価値は自分の人生の意味付けを変える力だ、と述べています。

 たとえば、「自分の人生の目的」や「何をしているときが一番楽しいか」を言葉にしてみることで、目指していく方向を自分自身が知ることができます。

 また人生に影響のある言葉の意味や使い方を掘り下げることで、使い方が変わり、人生の挑戦をするときに背中を押してくれる言葉になるかもしれません。

 ぜひ『言語化力』を読んで、あなたの持つ言葉の力を高めてみてください。

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