2014年も残りわずか! 今年は本を読みましたか? 12月の本屋さんは、年末年始の読書需要で大忙しになるんだとか。
そんな連休の読書にオススメしたいビジネス書、厳選16冊を紹介します!
『「そのひと言」の見つけ方』
「仕事ができる人は、言葉ができる人」–言葉の力はすべてのビジネスパーソンが学ぶべきスキルです。
どうすれば人を動かす言葉を見つけられるようになるのか? そのコツを、電通のコピーライター渡邉洋介さんの著書から学びましょう。
●モデル:瀬戸晴加
『アタマの体質改善』
思考法や発想法の解説書を読むだけで、すぐに仕事で活かせるようにはなりません。当然、日頃からの基礎トレーニングが必要です。でも、あまりに負担が大きいと継続できずに終わってしまう。
日々の行動に「少しプラス」するだけで発想力が鍛えられる方法はないのでしょうか。電通のコミュニケーション・デザイナー武藤新二さんによる、アタマを鍛えるユニークなTips満載の一冊です。
●モデル:前田紗希
『なんとなく企画クリエイティブの仕事をしたいと思っている人のなんとなくをなんとなくじゃなくする本』
面白い企画が思いつく人は、クリエイティブな才能に溢れ、ひらめく力がある人だと思われがちです。でも、企画屋がひらめきだけに頼っていては仕事になりません。コンスタントに質の高い企画を生み出せるようになるために、必要なものとは何でしょうか。
本書から、第一線で活躍する企画のプロの、具体的で実践的なメソッドを学びましょう。
●モデル:菅谷穂
『未来企業』
『ワーク・シフト』が世界的ベストセラーとなったリンダ・グラットンの最新作。先行き不透明なこらからの世の中、企業が生き残るには「レジリエンス」–つまり「ストレスからの回復力」「困難な状況への適応力」を強めることが重要だと説きます。
未来の企業とそこで働く一人一人に期待されることとは何か? 私たちが進むべき方向性を示してくれる、読み応え十分の一冊です。
●モデル:木村 沙那 ダイアナ
『残酷な20年後の世界を見据えて働くということ』
「20年後の世の中はどうなっているのか?」–未来を見通すことはできないけど、ある程度確実に言えることがあります。それは「今後20年間で世界の人口は15億人も増加する。それは中国一国が新たにこの地球上に出現するに等しい。一方で、日本を襲うのは恐怖の人口減少。それは現在の東京都が全部消滅してしまうに等しいものである」ということ。
その時に向けて、私たちはいまどのように働き、生きていくべきなのか? 未来を考えるきっかけとなる一冊です。
●モデル:下池莉絵
『「好き嫌い」と経営』
仕事において「どちらも正しい選択」に直面した場合、最終的にはその人の「好き嫌い」が反映されやすいと言います。そうした個人の価値観による選択の積み重ねが、他社との差別化要因になっているのでは?という仮説をもとに、日本を代表する経営者たちとの「好き嫌い」対談をまとめたのが本書。
いままでの経営書とは一線を画す切り口で、経営者に限らず仕事に役立つエッセンスに満ちた一冊になっています。
●モデル:橘ひろな
『ニコニコ哲学』
ニコニコ動画を運営するドワンゴがKADOKAWAと統合しましたが、世間の反応は「メリットが見えない」という声が多かったようです。しかし、一見よくわからない状況だからこそ、競合がおらず成功のチャンスがあると、代表取締役会長の川上量生さんは言います。
川上さんの発想の深さ・面白さに魅せられる一冊です。
●モデル:東野愛
『Zero to One』
個人的に2014年一番刺激を受けた本。ペイパルの共同創業者であり、現在はエンジェル投資家のピーター・ティール氏が、スタンフォード大学の学生向けに行った「起業論」の講義をまとめたもの。
そこで語られる独自の論理や法則は明快かつ本質的で、起業することの意義を改めて考えさせてくれます。ゼロから1を生み出し、よりよい良い世界を創っていくための、刺激と学びに満ちた一冊。
●モデル:RIONA
『How Google Works』
「グーグル成功の秘密を初公開!」–これだけで一読の価値ありと言えるほど、グーグルの働き方やマネジメントには世界中が注目しています。
メディアでも取り上げられることの多いクリエイティブなオフィスをはじめ、そこで働くエリートたちはどのように働き、どのようにして世界中で使われる最先端のサービスを生み出しているのか? その文化を実現させるためのマネジメントにまで迫った一冊です。
●モデル:関根苑子
『嫌われる勇気』
2014年のビジネス・自己啓発本ランキング1位に輝いた書籍。他者の評価を気にして生きることは、他者の人生を生きるということ。「他者の課題」は自分と切り離して、「嫌われる勇気」を持って自分の人生を生きる術を学びましょう。
承認欲求を否定する「アドラー心理学」を知ることで、生きるのがずっと楽になるはずです。
●モデル:水元明里
『ウーマノミクス』
企業が女性の「経済的価値」を評価し始めた今、女性はこれまでより柔軟な働き方を手に入れられるようになりつつあります。では、どうすれば仕事と家庭を両立させた理想的な生きかを実現できるのか?
家庭のために仕事を諦める女性が多い現状を変えるため、男性にこそ読んでいただきたい一冊です。
●モデル:杉山史織
『情報を捨てるセンス 選ぶ技術』
情報洪水の時代、本当に価値ある情報とただのノイズを見極めるスキルは、一層重要度が増しています。情報の質を見抜く力は、賢明な意思決定の助けとなります。
本書から、情報に触れた時に人間が陥りやすい「罠」を学び、ミスリードに騙されない思考法を身につけましょう。
●モデル:満井まりさ
『クリエイティブマインドセット』
「私はクリエイティブ系じゃないから」と逃げてしまう人、多いですよね。人は誰しも創造力を持って生まれて来るのに、大人になる過程で恥をかき、その自信を失ってしまうのです。
「創造力に対する自信」を取り戻せば、誰もがクリエイティブになれると説く本書。勇気をもらえるだけでなく、自信を回復させるための具体的なノウハウまで詰まった一冊です。
●モデル:大野絵里奈
『広告やメディアで人を動かそうとするのは、もうあきらめなさい』
広告で多くの人に情報を届ければ商品が売れた時代は終わりました。今必要なのは、いかに「一人の個人と個人」として生活者と向き合い、心の通った「会話」ができるか。
「LINE」「livedoorニュース」「R25」など数々のメディアビジネスの立ち上げ・運営に携わる田端信太郎さんと、「戦略PR」という新たなPR手法を日本に広めた本田哲也さんによる共著は、2014年の広告・メディアカテゴリー必読の一冊です。
●モデル:そふぃー
『デザイン・マネジメント』
アップルやグーグル、ダイソンのような欧米企業の革新的な商品に市場を席巻され、衰退の一途を辿っているように見える日本企業。この閉塞感を打開するために必要なのは「デザインの視点」を経営の根幹に据えることだと説くのが本書。
「デザインマネジメント」の重要性とその考え方について、本質的な視点からまとめられた一冊です。
●モデル:四方花林
『良い習慣、悪い習慣』
早起きや英語の勉強、ダイエットなど、習慣化させたいことって多いですよね。でも、三日坊主で終わってしまう人が多いのも事実。果たして習慣とは、どれくらい時間をかければ身につくものなのでしょう。
本書は、「世界No.1の心理学ブロガー」と言われるジェレミー・ディーン氏が、数々の実験を通して、巷で言われる「21日間続ければ習慣になる」という根拠のない主張を一蹴し、習慣を身につけるために理解すべき脳のメカニズムを解明した一冊です。
●モデル:雨宮麻優子
まとめ
どれも本質的で学びの多い書籍ばかりなので、ぜひゆっくりできる連休中に興味のある書籍を読み込んでみてください。