社会人の勉強法!学びを加速させる7つの行動とは?

社会人の勉強法!学びを加速させる7つの行動とは?




 こんにちは。美女読書で日々執筆勉強中のYukaです。

 みなさんは最近、どのようなことを学びましたか? 仕事や日常生活で疑問に思ったことを調べたり、人から教わったりしていますか?

 今回私が読んだ『働く大人のための「学び」の教科書』は、文字どおり働く大人たちの学び方について書かれた一冊。

 おもにホワイトカラーのビジネスパーソンで30代以上の方が想定されていますが、世代を問わず幅広い方々に読んでいただける内容となっています。

 本書では、大人の「学び」について3つの原理原則と7つの行動に分けて解説されています。働くすべての世代が実践するべき「学び」とはどのようなものなのでしょうか?

 さっそく見ていきましょう!

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「大人の学び」を支える3つの原理原則

 はじめに、本書のテーマである「大人の学び」とは、「自ら行動する中で経験を蓄積し、次の活躍の舞台に移行することを目指して変化すること」と定義されています。

 著者の中原氏は、これまで新人や管理職を育成するべく「将来のためのキャリアのステップアップ」というテーマで研究をされていたそうです。

 しかし仕事人生が長期化していく中、多くの方が将来を見据えた新しいキャリアデザインを考えていかなければならなくなり、数年前よりそのテーマを「長い仕事人生を完走し、キャリアを全うするための研究」へとシフトしているそうです。

 長い仕事人生を完走するために、大人はどのような学びをしていけばいいのでしょうか? まずは土台となる3つの原理原則を一つずつ紹介していきます。

原理原則①:背伸びの原理

 「背伸び」とは、能力を伸ばすために、意識的に今の能力ではできないことにチャレンジしていくことです。

 具体的に何にチャレンジするかは「知的好奇心を感じること」「興味関心のあること」を基準に決めることが勧められています。そうすれば結果として長続きするだけでなく、キャリアにも繋がりやすくなります。

原理原則②:振り返りの原則

 振り返りとは、過去の自分の行動を見つめ直し、意味づけた上で、未来に何をしなければならないのかを、自分の言葉で語れるようになることです。

 振り返りのための具体的な方法として、3つの問いに考えを巡らせることが勧められています。

  1. What?(過去に何が起こったのか)
  2. So what?(どのような意味があったのか?何がよくて何が悪かったのか?)
  3. Now what?(これからどうするのか?)

 この3つのプロセスで掘り下げて振り返ることができれば、根本的な原因にたどりつき、今後のあり方を考えることができます。

原理原則③:つながりの原理

 上記2つの原理が個人単位であったのに対して、「つながりの原理」は大人が効果的に学ぶ時には、助けやアドバイスをくれる第三者が必要であるという原理です。

 確かに、学びのきっかけが信頼している上司や先輩である場合、助言や励ましを得られるため、学びを継続しやすいだけでなく、達成率も上がる気がします。



大人の学びを加速する「7つの行動」とは?

 上記3つの原理原則を意識しつつ、具体的なアクションとして7つの行動が挙げられています。

  • タフアサインメント=タフな仕事から学ぶ
  • 本を1トン読む
  • 人から教えられて学ぶ
  • 越境する
  • フィードバックをとりに行く
  • 場をつくる
  • 教えてみる

 これらの行動は、すべてやるべきということではなく、自分が足りていないと感じるもの、それぞれの環境に応じて実践できそうなものから行ってみるといいそうです。

 この中から私が取り組みたいと感じた行動を3つご紹介します。

①タフアサインメント=タフな仕事から学ぶ

 私たちは1日の大半を仕事に費やしているため、仕事を通して必要な知識やスキルを磨くのが最も効率的といえます。

 ここでいう「タフな仕事」とは、「今の能力でこなせるか微妙なくらいのタフさ」「会社が伸びていく方向に貢献できる前例のないタフさ」という2つの視点で意味づけされています。

 これら2つがマッチしていれば、大きく成長できるのはもちろんのこと、働く自信にもつながります。

②越境する

 越境するとは、慣れ親しんだ場所を離れて、違和感を感じる場所に行き、気づきを得るということです。

 この行動に関してはとても納得できるところがあります。私自身よくネットや広告で見つけたセミナーに参加することがありますが、予想以上の学びを得られることがほとんどですし、全く初対面の参加者と交流することで色々な情報が得らるからです。

 越境し、外の世界を知ることは、自分のやるべきこと、やりたいことを見定めるために今後とても重要になってくると思います。

③教えてみる

 本書でいう「教えてみる」とは、教える側と学ぶ側が「対話」を行うことで、教え手・学び手ともに変化するというものです。

 通常「教える」とは、一方向的に教える側の知識やスキルを学び手側へ移動させるようなイメージですが、著者は教えることとは「教える側と学ぶ側の探求によって、新たな物事を発見すること」であると言います。

 「教える」ことは教え手だけが行うものではなく、学び手との共同作業によって行うものなのです。そう考えると、教えることに対するハードルが下がって感じませんか?

 また教えることは感謝される場面が多いというメリットもあり、経験の浅い若い人との人脈ができれば、今後の仕事につながる可能性も高くなります。

 「教えてみる」ことで周囲に感謝されるだけでなく、自分の能力を伸ばすこともできる。これは大人の学びにとってとても重要度の高い行動といえるでしょう。

まとめ

 科学や医療技術の進歩で私たちの寿命はどんどん延びていきます。たった一度の人生を悔いのないものにしていくためにも、人生のターニングポイントで一喜一憂することなく、柔軟に考えて行動することが大切だと感じました。

 本書の最終章では、「学び上手さんの『学びの履歴書』から学ぶ」と題して、7名の方々をロールモデルとして紹介しています。大人の学びを実践している彼らのエピソードは行動を起こすきっかけを与えてくれる、とても参考になるものばかりです。

 みなさんもぜひ、本書をヒントにいつまでも現役で活躍できる大人の学びについて考えてみてはいかがでしょうか?

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