「成功者に共通することって何だと思う?」と聞かれたら、何をイメージしますか?
『すぐメモする人がうまくいく』の著者・堀宏史さんは、本の中で「とにかく『アクションが早い!』こと」と述べています。
忙しいなと思う人ほど、新しい映画やスポット、流行を体験しています。
そんなアクションが早い人の実践していることが、「気になったことをすぐメモする」ことだといいます。
本書では、思いついたことを忘れずに、すぐに行動できるためのメモ術を紹介しています。
普段からよくメモを活用する僕も、著者のメモ術を学ぶために読んでみました。
すぐメモすることのメリット
メモを取ることの最大のメリットは、記憶用のアタマを外部化し、空いたアタマで新しいタスクを処理できるようになることです。
記憶用のアタマがいっぱいになってしまうと、タスク処理の能力が落ちてしまいます。1日に絶え間のないメールやメッセンジャーを受信してしまう現代においては特に、大量の情報がストレスになってしまいます。
だから、気になったことはすぐにメモをして、記憶用のアタマを最適化することが大事なのです。
入ってきた情報を自分の中に溜めずにすぐにメモすることで、無駄なストレスをなくす。これがすぐメモすることのメリットです。
そんなメモ術をいくつか紹介します。
情報のインプットを発信につなげる
インプットはアウトプットをして初めて、自分の中に消化されます。そのためには、メモを自分の中に留めずSNSでシェアしましょう。
例えば、SNSを見ていて気になった記事や発言。歩いていて思いついたアイデア、感動した映画の感想など日常のあらゆるインプットに意見や感想を添えてみましょう。
これを継続するとメモが習慣化し、SNSでシェア(アウトプット)するために、インプットしようと思考が働きます。
「アウトプットは最大のインプット」だと考え方を変えて行動してみてください。いつしかアウトプットの楽しさでメモが止められなくなっていると思います。(p.78)
まずは、アウトプットの量を担保するために、質を重視せずにとにかく「メモ→発信」を重視していきたいと思います。
メモを習慣化させるコツ
「メモは大事なことはわかるけど、続けるのが大変」と思う方も多いでしょう。筆者によると、続けるコツは「自分を自動化」することだそうです。
行動の習慣化をしたければ、「自分を自動化」してあげましょう。つまり、何も考えずに行動できる環境を自ら作り出し、自然と続けることを目指す(p.62)
「自分を自動化」するためには、3つのポイントがあります。
- 出来るだけ簡単にしてあげる
あえてデジタルなスマホのメモ帳を使ってメモをしたり、メモのフォーマットを用意するなどをして、メモのハードルを下げましょう。 - 「ながら行動」
既にある行動に新しい習慣を紐付けることで、新しい行動もスムーズに習慣化出来ます。例えば、テレビを見ながらメモをするなど、ながら行動をしてみましょう。 - 「行動の報酬」を設定する
メモを見返して自分の頑張りを感じたり、メモをシェアして反応をもらいましょう。自分のメモを喜んでくれる人が一人でもいると、承認欲求が満たされて、続くモチベーションにつながります。
もともとメモをする頻度は多かったものの、毎日メモをするところまではできていせんでした。
理由としては、シェアするからには「ちゃんとしないといけない」などと思っていたためです。本書を読んで、まずは量のアウトプットをこなすことが大事だと感じました。
また、行動の報酬が設定できていないので、おもしろいと思ったメモはSNSでシェアするなどをして、自分の行動が継続するための仕掛けを用意したいなと思います。