元東大王・鈴木光の勉強法&両親の教育方針とは?

元東大王・鈴木光の勉強法&両親の教育方針とは?

 頭がいい人・偏差値が高い人は、どのように勉強しているのか気になりませんか?

 「スタンフォードが認めた才媛」としてテレビ番組「東大王」に出演し、その才色兼備っぷりから人気を博した鈴木光さん。初の著書『夢を叶えるための勉強法』では、鈴木さん流の勉強法を教えてくれています。

 勉強は結果が点数としてすぐ表れるので、「頑張れば努力が報われる」という事実を実感しやすいものです。その経験によって「努力すればできる自分」を信じられるようになると、勉強という分野を超えて、その先の人生を支えてくれるようになると鈴木さんは言います。

 そうして自分を信じることができるようになれば、「○○になりたい」「○○してみたい」という将来の夢に向かっても頑張れるようになるでしょう。

 鈴木さんも、最初から長時間机に向かうことができたわけではありません。小学校、中学校、高校と徐々に勉強時間を増やして慣れていった結果、今では1日10時間程度の勉強ができるようになったそうです。

 学生の方はもちろん、社会人になってから「勉強」の仕方がわからず、何を頑張ればよいのか、どう頑張れた成果を挙げられるのかわからいという方は、ぜひ参考にしてください。

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鈴木光・両親の教育方針は?

 個人的に一番興味深く、参考になったのは、コラムにある「両親の教育方針」についてです。

 筑波大学附属高等学校在学中にスタンフォード大学の通信教育プログラムで最優秀賞を受賞し、推薦入試で東京大学に現役合格。クイズ番組では圧倒的な知識量を披露する鈴木さんは、どのような教育を受けて育ったのでしょうか。

 一言で言うと、「自由」です。「自分がやってみたいと思うことのために生きなさい」 というご両親の教育方針のもと、鈴木さんはやりたいことを自由にやらせてもらっていたそうです。「義務教育をちゃんと受けていれば、高校すら行かなくてもいい」、勉強も「してもしなくてもいい」とさえ言われていました。

 重要なのは、自分の好きだと思うことをすること。ただし何をするにしても、「誠心誠意、一生懸命やりなさい」とは強く言われたそうです。

 「一生懸命やった結果が何であれ応援する」「一生懸命やって10個のうち1個でも自分の身についたら大したもの」──こうした教えによって、鈴木さんは自分が好きなことには何でも挑戦し、一生懸命に努力されてきました。

 また幼少の頃は「机に向かう勉強をさせない」という教育方針だったそうです。たとえば英語の勉強は、インターナショナルスクールに入れたり、ホストファミリーをしたりして、生活の中で子ども自身が英語で話す必要性を感じて自然と話せるようになることが重視されていました。

 その結果、「やらされる勉強」ではなく「自分が必要と思って取り組む勉強」をするようになったといいます。

 そんな鈴木さんの具体的な勉強法について、要点をご紹介します!

問題を解くための「考え方」を身につける

 難しい問題を解ける頭のいい人は、特別なひらめきのセンスがあるに違いない、自分にはそのセンスがないから解けないんだ、と考えたことはありませんか? 私は受験生の頃、ずっとそう考えていました。
 
 しかし鈴木さんは、「問題を解くためには特殊なひらめきは必要ない」として、「どういう考え方をすれば安定して問題が解けるようになるのか」を教えてくれます。

 問題を解くときのプロセスは、次の4つ。

  1. 問題のパターンを判断する。
  2. パターンに対応する、解く手順(解法)を思い出す。
  3. 解くために必要な知識を引き出す。
  4. 解く手順を実行に移す。

 どんな問題を解くときでも同じ手順をたどることになるので、この4つのプロセスをいつでも安定してたどれるように勉強することが、どんな問題でも解けるようになる一番の近道です。

 つまりがむしゃらに問題に向き合うのではなく、上記のプロセスをたどれるようになるために勉強すると考えるのです。

 そこで必要になるのは、「ひらめき」ではなく「蓄積」です。なぜなら問題を解くときに注目すべき点はある程度決まっており、それは「知識の蓄積」によって見えるようになるからです。

 自分の中に知識を蓄えて、どれを使うのかという選択で解ける問題が9割。それだけでは解けない残りの1割は、「自分の知っている問題と似ているかな?」と考えて、解き方を知っているものに引きつけることで対応します。いずれの場合も、知識の蓄積があるからこそ、解法が見えるようになるのです。

 そのため「インプット(=解き方の蓄積)」と「アウトプット(=再現できるようにする)」をバランスよく行うことが、勉強の中心となります。

3つのインプット法を身につける

 「問題を解くために必要な知識」とは、

  • 問題のパターン
  • 問題を解く手順
  • 手順を実行するために必要な知識

の3つです。

 問題を解く上では最低限覚えないといけないことがあるので、それを定着させるインプットの時間が必要です。最初から何の知識もないまっさらな状態で問題が解ける人はいません。

 では、上記3つをどのようにインプット(勉強)すればいいのでしょうか。

①問題のパターンをつかむために共通点を探す

 まずは、教科書や塾のテキスト、参考書、配布されたプリントなどの例題を、問題状況を整理しながら読んでいきましょう。

 「問題状況を整理しながら」というのは、「ある種類の問題に共通する要素」を探しながら読んでいくということです。この作業をすることで、問題のパターンの把握と分類ができるようになります。

 問題のパターン化ができると、新しい問題と出合ったときでも自分の知っているものに引き付けて解けるので、正答率が上がります。

 教えられた例題だけは解けるものの、似たような練習問題になると全く解けなくなるという人は、「何を問うているのか、どんな情報が与えられているのか」という問題のパターンを特徴付ける要素がつかめていないことが原因です。

 既に知っている問題と同じ解き方ができるのに、数値や書き方が変わってしまうと新しいパターンだと勘違いしてしまうのです。

 問題のポイントとなる要素さえ知っていれば、どのパターンか、自分が知っているものか、知っている問題の中では何に似ているか、という判断が正しくできるようになります。

 教科書や塾のテキストの例題は、一番基礎的な問題であり、最低限知っておくべきパターンを網羅できているため、インプットの材料として適していると鈴木さんは言います。

②最初は完コピで解く手順を身につける

 問題を解く手順も例題を使って覚えます。ゴールは何も見ずに自力で解けるようになること。そうすると解答の手順が自然と身につきます。

 初めて習うパターンの問題は、最初からムリに自力で最後まで解こうとしなくても大丈夫。1分ぐらい考えて解き方が全く見えない場合は、すぐに解答や解説を見てしまいましょう。

 なぜなら、例題という基本的な問題が解けない場合には、時間をかけて考えても適切な解き方が浮かぶとは考えにくく、長時間考えるメリットがないからです。

 最終的に解答を見なくても1人で例題が解けるようになればいいので、それまではひたすら復習しましょう。

③必要な知識は出合う度に覚える

 例題を解く中で必要になった公式・知識などは、その都度覚えます。

 最低限覚えるべきポイントに注目しながら問題を解き、覚えたいところにはマーカーで印をつけ、それを自分でゆっくり暗記する時間を取ります。これを愚直に繰り返すと基本的な知識がついてきます。

 鈴木さんの場合は、緑色のマーカーで塗って赤シートで隠してひたすら覚えていたそうです。

2種類のアウトプットを実践する

 インプットができたら、次はアウトプットのトレーニングです。

 問題のパターン・解き方の手順・必要な知識を知っているからといって、実際に解けるとは限りません。問題を実際に解いて、4つのプロセスがきちんとできるようになるまで練習する必要があります。

 実践を重ねて、知識を自由に使うことができるようになって初めて、問題を解けるようになります。知識を実践できるようにするために、勉強をするのです。

①例題と同じパターンの問題を短期間でたくさんの量こなす

 まずは例題と同じパターンの問題を短期間でたくさん解きましょう。インプットから時間を置かないでアウトプットすることで、知識の定着を深めることができます。

 また最初から効率的なやり方で問題を解くので、変なクセが身につかず、ムダなく勉強を進められます。

 最初に自己流の解き方でたくさんの問題を解いてしまうと、そのやり方が身についてしまって後から修正が利かなくなり、非効率的に解くクセがつく可能性があります。

 覚えたての早い段階で、同じパターンの問題を10題、20題と、効率のよい解法で一定量解くことを鈴木さんはお勧めしています。

②時間を空けてから違ったパターンの問題をまとめて解く

 インプットしたことを長期的に覚えている状態にするために、「そろそろ忘れたかな」と思うタイミングに、アウトプットの練習を行います。こうすることで、短期的な記憶を長期的に定着させることができます。

 さらに、違ったパターンの問題をまとめて解くことで、問題のパターンを判別する練習ができます。これは同じ問題を解く1つの方法だけだと強化できないポイントです。

 これら2種類のアウトプットを組み合わせることで、覚えた知識や手順が身につきます。その結果、問題処理のスピードを正確性が上がり、実際に解きやすくなっていきます。

インプットとアウトプットは交互に行う

 インプットとアウトプットの勉強が必要と言われると、「知識を完璧に覚えるまで一切問題を解かない」というやり方をする人がいるかもしれません。私は完全にそっち派でした。解けない問題があることが嫌なので、先に覚えることを優先してしまっていたのです。

 しかしこのやり方では勉強につまずきやすくなると鈴木さんは指摘します。なぜなら問題が解けるようになるまでに必要以上に時間がかかるし、インプットの精度も低くなり、間違いやすくなるからです。

 インプットがアウトプットの質を高めるように、アウトプットもインプットの質を高めることに役立ちます。インプットとアウトプットは交互に、あるいは同時並行にやっていくべきなのです。

 問題を解けば、覚えたことが正しかったのか確認でき、それを活用する能力が身につきます。また解くために必要な知識が足りないと気付くことで、インプットしきれていなかった場所を見つけられ、そこを埋めることにより精度が高まります。(p.96)

 完璧なインプットをすることにこだわる必要はありません。最初は精度の低いインプットで十分。勇気を持ってたくさんアウトプットすることが大切です。
 

まとめ

 この他、序章では勉強の第一歩としての目標の立て方、第2章では暗記のコツや方法、第3章では勉強の密度を高める方法、第4章では結果を振り返って修正する方法について記されています。

 また第5章では、大学受験を目指す学生さん向けに、科目別の攻略法について記されています。大学受験各科目の攻略法についても記されているので、高校生でまだ自分の勉強スタイルが確立していない人や、毎日勉強しているのになぜか成績が上がっていかずに苦悩している人はぜひ参考にしてください。

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