こんにちは、甘酒ブロガー・まるこです。「TSUTAYA×美女読書フェア」、3冊目は『世界一の生産性バカが1年間、命がけで試してわかった25のこと』をご紹介します。
誰にとっても1日は24時間。本業に8時間、睡眠6.5時間、通勤2時間、食事やお風呂などに3時間…と考えると、残されるのはたった4.5時間しかありません。
にも関わらず、ブログを書いている最中にYouTubeの更新通知が届いて思わずクリック。そのままブログ更新はそっちのけで、ついついネットサーフィン…そんなことは日常茶飯事です。(みなさんも、こんな経験ありますよね?)
資格勉強、ブログ執筆、運動など、やりたいことを全部詰め込もうと1日のスケジュールをパンパンにしたところ、失速してしまい、「ああ、今日もできなかった」と自分を責める日が続いていました。
そんな矢先に出会ったのが、本書です。「世界一の生産性バカ」「命がけ」…ちょっとふざけた本なのかな? と思ってしまうほど、ビジネス書としてはあまり目にしないキャッチーなタイトルですよね。タイトルだけでなく、著者のクリス・ベイリーも随分と破天荒な方です。
高校生の頃から生産性向上の手法を試し始めたクリスは、勉強は最小限におさえながらも、成績は常にAをキープ。大学卒業時に2社から内定をもらっていたのに、なんとそれを蹴って、1年間をAYOP(生産性の1年、A Year Of Productivity)と名付けて生産性の研究だけに捧げたのです。
以下が、クリスが体を張って行った「生産性向上作戦」の一部です。
- 週90時間労働と週20時間労働を比較するために、実際に週90時間働いてみる。
- 6日間で35時間瞑想する。
- 1ヶ月間水だけ飲んでみる。
- 筋肉を10ポンド増やす。
- ソイレント(1日に必要な栄養素をすべて含んだパウダー状の食品)だけ食べて過ごす。
- 地下室で一人きりで生活する。
…すさまじいですね。
本書は、クリスがAYOP中に行った調査と実験の集大成。生産性向上のために役立つ(そして、一般の人でも実行可能な)「作戦」を惜しげもなく紹介されています。
1分で分かる!生産性向上作戦まとめ20選
私なりに、本書で紹介されている「25の生産性向上作戦」から、重要度の高いポイントを抽出して20個にまとめてみました。
これから本書を読む方にも、この記事で本書のポイントを手っ取り早く知りたい方にもお役に立てると思います。
- 自分にとって価値のあるものを見極め、目的を持って取り組もう。
- 重要度を見極め、優先順位をつけよう。
- その日にやり遂げたい3つのタスクを書き留める <三の法則> を実践しよう。
- 「時間」「活力」「集中力」の支配こそが、生産性向上のカギだ。
- 先延ばしをしないために「不快」を「快」に変え、脳にやる気を起こさせよう。
- 未来の自分と今の自分は同一人物。先送りして損するのは、結局自分だ。
- 生産性を根こそぎ奪い取るインターネットは麻薬! ネット断ちの勇気を持とう。
- 働く時間を減らしてみよう。週90時間労働と週20時間労働の効率はほとんど変わらない。
- 自分のBPT(もっとも活力のみなぎる最強の時間帯、Biological Prime Time)を見極めよう。
- メンテナンスタスクと向き合って、生活をきちんと整えよう。
- 重要度の低いタスクは思い切って断捨離、回数制限、アウトソーシングしてしまおう。
- やるべきことを書き出して、脳のスペースを確保しよう。
- ぼんやり思考モードを作って、脳内にただようアイディアをつかまえよう。
- シングルタスクを徹底しよう。
- マインドフルネスで集中力のコントロール上手になろう。
- 生産性向上メシは、未加工食品でGI値が低いもの。
- カフェインは元気の前借り! 生産性向上に最強の飲み物は水だ。
- もっと運動しよう。運動→活力蓄積→生産性向上につながる。
- 質のいい睡眠は生産性向上にとって不可欠だ。
- もっと、休憩しよう。
「最も活力がみなぎる時間」を見極めよう
中でも興味深かったのが、「BPT(Biological Prime Time=もっとも活力のみなぎる最強の時間帯)」についてです。
活力は「生産性を向上させるために1日を通して使い続ける燃料」とクリスは定義しています。
活力レベルは1日の中で変動するため、もっとも活力がみなぎる最強の時間帯、すなわち「BPT(Biological Prime Time)」を見つけることが、生産性向上の鍵となるのです。
では、どうすれば「BPT」を見つけることができるのでしょうか? クリスがBPTを見つけるために行ったのが、以下の方法です。
- 3週間、毎日1時間ごとに10を最高として活力レベルを記録する。
- カフェインとアルコールは一切とらない。
- 砂糖は必要最小限しか口にしない。
- 食事は何回にも分けて少しずつ食べる。
- 目覚まし時計はセットせず、自然に目覚めて自然に寝る。
3週間の活力レベル記録によって、自分がもっとも活力に溢れている時間帯(BPT)を見極めます。
そのあとは、もっとも重要なタスクはBPTに振り分け、それ以外のタスク(家の掃除など。本書ではこれを「メンテナンスタスク」と分類します)はBPTを避けて行うようにスケジュールを立てます。
1日のうち数時間しか訪れないBPTに、重要度の低いタスクを行ってしまってはもったいないですからね。
この記録によって得られたデータは、今後の生産性向上のために役立つことは間違いありません。私も早速、記録を始めてみたいと思います。
少しずつ取り入れて生産性向上を目指そう
今回ご紹介した20のポイント。一度にすべてを実践できなくても、少しずつ自分の生活に取り入れていくことで、生産性の向上が実感できると思います。(私も、この書評は「ネット断ち」して一息で書き上げました!)
普段時間に追われている方や、効率よくタスクを片づけて1日を充実させたい方にぴったりな本書。
ぜひ、お手にとってご覧ください。
モデルプロフィール
- 名前 :新谷姫加
- 生年月日 :5.30
- 出身 :青森県
- 職業 :モデル
- Twitter :@_Hime_Araya_
- Instagram :@araya.himeka0530
新谷姫加・写真集
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