会社員だけど「仕事」を卒業して「起業家的な働き方」を実践することにした

会社員だけど「仕事」を卒業して「起業家的な働き方」を実践することにした




 突然ですが、あなたは今どのような働き方をされていますか? 会社員、フリーランス、起業家、自営業、派遣社員、アルバイト…など、世の中には色々な働き方があります。

 私は、どこにでもいる「サラリーマン」です。会社に属し、そこで働いた分だけの収入を得ています。毎日決まった時間に会社に行って、上司の指示を受けて仕事をしており、これと言ったやりがいを見出せていませんでした。

 仕事について見つめ直す決定的な出来事となったのは、去年の秋に経験した原因不明の病。普段はあまり病気を理由に会社を休まない私ですが、突如の高熱に襲われ一週間以上出勤できない日々が続きました。早く職場復帰したい一心で駆け込んだ総合病院で、医師から「原因が分からないためCT検査も受けてください」と言われたときには、入院も覚悟したほどです。

 そのときにふと、「入院して会社へ行けなくなったら、家賃や他の生活費はどうやって払っていくんだろう…」という不安が頭の中をよぎったのです。そして「やりがいを見出すことのできない仕事」からの収入だけを頼りに生きていることにも矛盾を感じました。

 「このままでいいのかな?」と思っていたところ出会ったのが、本書『THE END OF JOBS 僕たちの20年戦略』です。

 本書では、仕事を「仕事(ジョブ)」と「起業家的な働き方(アントレプレナーシップ)」に分類しているのですが、私はまさに「仕事(ジョブ)」を中心とした働き方をしていたことの気づきました。

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「仕事(ジョブ)」と「起業家的な働き方(アントレプレナーシップ)」

 「仕事(ジョブ)」と「起業家的な働き方(アントレプレナーシップ)」の定義は以下の通りです。

  • 仕事(ジョブ)…ほかの誰かが作ったシステムの通りに働くこと。
  • 起業家的な働き方(アントレプレナーシップ)…ビジネスや人、アイデア、プロセスからなるシステムを、結びつけ、創造し、発明すること。

 両者の違いは、「自由」「お金」「意味」に現れると言います。

仕事(ジョブ)における
「自由」「お金」「意味」

「自由」を犠牲にして「お金」を得る

 ほとんどの会社は、定時が決められています。私の場合は8:30〜17:30で、平日の8時間は基本的に「仕事」以外の活動はできません。

 もらえるお給料は、会社の賃金テーブルにしたがって決められていますから、私が使えるお金は会社のお給料の範囲内、ということになります。昇給は1年に1度、ひと月当たり1万円昇級すればかなり万々歳な方です。

 また残業時間に比例して、もらえるお給料が増えます。これは言い換えれば、自分の時間を会社に差し出すことで、「自由」を犠牲にして「お金」を得ている、ということでもあります。

働く「意味」が見出せない

 大企業の中の一社員として働いていると、所属部署も上司も選ぶことができません。「仕事(ジョブ)」では、基本的に仕事は与えられるものであり、上司の趣味のような資料を作らされることなど日常茶飯事です。

 私の行った仕事がいつ・どこで・誰の役に立っているのか、を考える暇を与えられないまま、次の仕事が降ってくることがしばしばあります。そのため一つ一つの仕事に「意味」を感じることができず、心から「ああ、今日はいい仕事したな!」と思える日はあまり多くありません。



起業家的な働き方における
「自由」「お金」「意味」

「お金」のために「自由」を犠牲にしない

 YouTuberを例にとって見てみましょう。YouTuberは、自分の都合のいい時間に動画を撮影・編集してYouTube上にアップロードします。「仕事(ジョブ)」のように定時が決まっていて、その時間中は会社にいなければならない、という決まりはありません。

 「お金」は動画を撮影・編集している時間に対して発生するわけではなく、視聴者が動画を再生することで発生します。高度な撮影・編集スキルを身につけ、動画作成にかける時間を短くすることにより、犠牲になる「自由」を少なくすることができます。

 つまり、「仕事(ジョブ)」と異なり、「お金」のために「自由」を犠牲にする必要がないのです。

仕事に「意味」を見出し、自ら作り出す

 「好きなことで、生きていく」というYouTubeの広告をご存知の方も多いでしょう。YouTuberの方々は、コスメや英語、楽器の演奏やゲームのレビューなど、自分の得意なことや好きなことを視聴者に伝えることに「意味」を見出して、制作した動画を世に送り出しています。

会社員でも「起業家的な働き方」を実践

 今の私の働き方は、100%「仕事(ジョブ)」に軸足が置かれています。「起業家的な働き方(アントレプレナーシップ)」にいつか移行したい、と思ってはいますが、いきなり起業するのはハードルが高い…。

 本書では、起業に対する敷居はかつてないほど低くなったと述べられています。スマホが普及した今、誰もが指先一つでインターネットにアクセスすることができますし、YouTubeやInstagram、Twitterやブログなど、自分がメディアとなるための発信ツールは沢山用意されています。

 YouTuberのようにいきなり顔出ししてチャンネルを始める勇気もない私は、まずは「ゆるりヨコハマ」というブログの執筆から始めることにしました。

 このブログでは、私の住んでいる横浜という土地の素敵なお店についてや、住環境でこだわっている「シンプル丁寧な暮らし」を実現するためのアイディアなどを紹介しています。好きなこと・興味のあることをブログ記事としてアップロードすることで、インターネット上に徐々に「自分メディア」を積み上げています。

 ブログはいわば私の資産。読者にブログを読んでもらうことで、広告収入を得ることもできます。共感してくださる読者が増えたら、もしかしたらブログ書籍化のお話が飛び込んでくるかもしれません。

 本書では、「起業家的な働き方(アントレプレナーシップ)」実践方法として、

  • 社内で新たな取り組みを提案し、自律的に働くこと
  • スタートアップ企業への転職
  • 副業

 などを勧めています。あなたがもし、私のように「仕事(ジョブ)」に軸足を置いていて、「起業家的な働き方(アントレプレナーシップ)」へシフトしたい、と思われているのであれば、ぜひ『THE END OF JOBS 僕たちの20年戦略』を手にとってみてください。

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