成功者の影には必ず偉大なメンターがいる!自分も相手も進化するメンタリング6つのポイント

成功者の影には必ず偉大なメンターがいる!自分も相手も進化するメンタリング6つのポイント




 「TSUTAYA×美女読書フェア」、2冊目にご紹介するのは、メンタリングの方法論を物語形式でまとめた『1分間メンタリング』です!

 Facebookの創業者であるマーク・ザッカーバーグやAmazonの創業者であるジェフ・ベソス、そして平昌オリンピックで二大会連続金メダルを獲得した羽生結弦選手。本書の著者ケン・ブランチャードは、こういった成功者の影には必ず「偉大なメンター」がいると指摘します。

 成功した人々は、自分一人で目標を達成したのではない。たとえ完全に自力で目標を達成した人がいたとしても、その裏には成功を後押しした人物や集団がいる。だから皆さんが何歳であっても、今すぐメンターを探すことをお勧めするのだ。(p.9)

 ただ、僕自身も経験があるのですが、お互いにメリットがあるメンターとメンティー(メンタリングを受ける人)の関係になるのってそう簡単なことではなく、あまり良好な関係にならない場合もありますよね。

 「お互いにとって価値があるメンタリングの関係はどうすれば作れるのか」ーー世界で累計2100万部を超える「1分間○○」シリーズの最新作である本書から、「成功するメンタリングのコツ」を学びましょう!



そもそも「メンタリング」の意味って?

 「メンタリング」とは、簡単にいうと「仕事や人生における経験者(メンター)が、対話や助言を通して経験が浅いメンティーの成長支援をすること」です。

 よくメンタリングと混同されるのが「コーチング」。しかし、コーチングが「目的達成のために成績やスキルをあげること」に重点をおいている一方で、メンタリングは「仕事や人生における長期的なプラン達成」に重点をおいています。

 そのためメンターは、以下のような役割を果たします。

  • 人生設計に役立つ情報や人を紹介する
  • 人生におけるキャリアモデルとなる
  • 長期的な目的達成のためのアドバイスをする
  • 対話を通して、メンティーの思考を促す

 では、理想的なメンタリングには何が必要なのでしょうか。

メンタリングの6つの鍵

 ケン・ブランチャードは以下の6つのポイントを挙げています。

  1. お互いが目指す、共通ミッションを定める
  2. 絆を強める
  3. 人脈を広げる
  4. 信頼を築く
  5. お互いのためにチャンスをわかち合う
  6. メンタリングを振り返り、改善する

 それぞれ簡単に説明していきましょう!



①お互いが目指す、共通ミッションを定める

 最初に、「メンタリングによって何を得たいのか」をメンターとメンティーで話し合い、明確にする必要があります。それはお互いが目標に向けて協力し合うためには必要不可欠なことだからです。

 ただしここで注意するべきなのは、「実現することがメンターにとってもプラスになるミッション」を定めること。

 「メンターにとっても?」と思う人もいるかもしれませんが、ブランチャードはメンタリングがメンターにとっても成長機会になることを指摘しています。

 なぜなら、人生経験の共有が自分のキャリアの振り返りに繋がったり、メンターに対して行ったアドバイスを自分自身にも適用できたりするためです。

 このことを念頭においた上で、ミッション策定をしましょう。

②絆を強める

 メンターのアドバイスを受け、メンティーが成長をするためには、信頼関係の構築が必要不可欠です。

 メンタリングではプライベートの悩みや、仕事での問題などセンシティブな部分にも触れるため、メンタリングの土台になる「相手に話しても大丈夫だ」という安心がなければ成り立たないのです。メンティーだけでなくメンターの悩みも共有することで、お互いの信頼関係をつくりましょう。

 「絆を強める」ために、本書ではメンタリング開始時は週一回のMTGを実施することを推奨しています。

③人脈を広げる

 メンティーのキャリア観を広げるためには、将来志望するキャリアで活動している人と会ってみることが有効です。もちろんこれはメンティーだけでなく、メンターにとっても重要なこと。

 そこでブランチャードは、メンター・メンティー間でお互いに有益な人脈を共有することを勧めています。

 ここでも注意ポイントがあります。それは紹介された人に対して礼儀正しく振る舞うことです。紹介してもらった相手と紹介者との関係が悪くなるような行動は避けなければなりません。

④信頼を築く

 人間完璧ではないので、長期にわたるメンタリングでは、お互いの癇にさわることもあるでしょう。そこで大事なのは、「信頼関係が壊れそうな時にどう対応をするか」です。

 メンタリング相手との信頼関係を維持するためには、自分の失敗や過ちを相手に打ちあけることが有効だとブランチャードは言います。

⑤お互いのためにチャンスをわかち合う

 第一の鍵でも述べたように、メンタリングはお互いに足りない部分を補完し、成長を促し合う仕組みです。

 メンティーの立場だと、「メンターに自分が恩恵を与えるのは難しいのでは?」と思うかもしれません。しかし何度も強調しますが、メンタリングはお互いにとっての成長機会になるものなのです。

 世代が異なる同士のメンタリングは、メンターがもつ「経験者の知識」とメンティーが得た「最新の知識」を交換でき、相互にチャンスを生み出すことでしょう。

⑥メンタリングを振り返り、改善する

 最後のポイントは、定期的に時間をとってミッションに対する進捗を確認し、修正が必要であれば修正をすることです。

 両者の間に信頼関係が構築できたとしても、目的達成がされなかったら双方に価値がある関係とはいえませんよね。

 そこで、メンタリングの関係を本当に価値あるものにするためにも、「定期的に振り返り、目標達成の進捗を確認すること」が必要なのです。

 ミッションができたタイミングで、振り返りの予定を決めてしまいましょう。

正しいメンタリングを実践して
成長しあう関係を作ろう!

 誰しも仕事やプライベートでメンターやメンティーになる機会があると思います。私自身、ふだん活動しているなかで誰かのメンターになったことやメンティーとして相談をしていた経験はあります。

 ただ、「目的が曖昧」だったり、「信頼関係の維持」を怠ったりしたため、すべての関係が良好なものだったとは言えません。今回『1分間メンタリング』を読んで、自分の行動を反省しました。

 読者のみなさまにとっても、今回紹介した「6つの鍵」は自分がメンティーになる場合、メンターになる場合、いずれにも活用できると思います。今現在メンターがいない人でも大丈夫。そうした方に向けた話も本書の中では触れられています。

 ページ数も少なめですぐに読めるので、ぜひ読んでみてください!

ライター:小野寺雄大



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  • Twitter   :@miru_____ru

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