「ブランド人」を目指すならドSになれ!ZOZO田端信太郎が語る仕事の本質とは?

「ブランド人」を目指すならドSになれ!ZOZO田端信太郎が語る仕事の本質とは?




 こんにちは。ノイエです。

 今日は、田端信太郎さんの『ブランド人になれ! 会社の奴隷解放宣言』を紹介します。

 皆さんは「資本」と言うと、何を思い浮かべるでしょうか。お金? 土地? または所属している会社での肩書?

 田端さんは、「今どきのキャピタル(資本)は、金銭や土地だけではない。人々に与える影響力、個人としてのブランドもまた、21世紀のキャピタルたりうるのだ」と述べています。

 現在は副業解禁時代。大手からベンチャーまで、社員への副業を解禁する会社が増え、ますます「個人」が自分自身をどうブランディングして活躍していくかが問われる時代になっています。

 本書はこうした背景から、自分の資本であるブランドを磨き、「ブランド人」になるための考え方やヒントがたくさん紹介されています。

 「ブランド人」とはどういう人物を指すのか、どうすれば「ブランド人」になれるのかを知りたい人にとってお薦めの一冊です。

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ドSになれ!

 わたしが最初、田端さんに抱いていたのは「非常に合理的で、ときに過激な言動もいとわない人」というイメージでした。そのため、本書で「ドS」という言葉を目にしたとき、上司であろうと部下であろうと取引先であろうと、理屈に合わないことや無駄なことに対してはどんどんツッコミを入れていけ! という意味での「ドS」なのかな? と思いました。

 しかしそれは完全なるわたしの勘違い。「ドS」のSとはサービス精神のSであり、スペシャリストのSだったのです。

 ブランド人たるもの、「カネを稼ぐ」という自分本位の目的ではなく、「他人の幸せ」を考えなければならず、相手の立場に立って想像力を働かせ、「どうすれば人が喜んでくれるだろう」と知恵をめぐらせることで、ドSになる道は開かれるといいます。

 そして、それができればカネは勝手についてくるというのが田端さんの考え方です。

 誰かの喜ばせたリターンに応じて、自身の価値は上がっていくもの。毎日夜寝る前に、「今日1日の自分の仕事は、誰をどれだけ喜ばせたのか? 誰の役に立ったのか? 誰から感謝されたのか?」と考えてみましょう。



フォロワーは持ち運び可能な資産である

 田端さんは、Twitterのフォロワーを立派な個人資産として位置づけています。

 Twitterの世界では、所属している会社や学歴にさほど意味はなく、どんなに名の知れた学校を卒業し、有名な会社に属していようと、フォロワーがその人の発信内容に価値がないと感じれば、フォローを外してしまいます。

 逆に言えば、特に何の肩書もない無名のアカウントでも、その発信内容を面白い、有益であると感じてくれる人がいれば、フォロワーが集まるということです。

 肩書で仕事をしている人間は、会社から肩書を奪われてしまったら用なしだ。しかしSNSのフォロワーは誰にも奪うことはできない。

 田端さんが「フォロワーの数は、個人の資産であり、会社でいうところの資本金や時価総額、社会からの評価資本のようなものだ」と述べる理由はここにあります。

 たとえ会社を辞めて移籍することになっても、SNSのフォロワーをその会社に奪われることはありません。フォロワーは、自分という個人に対して関心を持ってくれている存在だからです。こんなに心強い存在はないですね。

 だからこそ肩書や学歴などとは関係ない、純粋な個人としてのブランドを磨くことが大切なのです。

情熱はブランド人の必須条件

 本書を読んでいて最初から最後まで感じたのは、田端さんのパッション、つまり情熱です。自分にも他人にも仕事にも熱い田端さんの考え方を、たくさん知ることができました。

 自分というブランドの価値は、こうした情熱的な仕事を通して生まれるものであり、それこそが「ブランド人」になるために必須条件なのではないかと思います。

 自分がただ没頭していることに人々が熱狂する。そんな未来を想像し、一心不乱にひた走る。利害損得ではなく、偏愛にまみれ、前のめりの姿勢で仕事をすることこそが、逆に無限の価値となり、無限のブランド・バリューを生むのだ。

 この本は「ブランド人」を目指すあなたにお薦めの一冊です。

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