こんにちは。ゲンゴローです。
今回は『ブランド人になれ! 会社の奴隷解放宣言』を読みました。
著者の田端信太郎さんは、NTTデータを経てリクルート、ライブドア、コンデナスト・デジタル、LINE、ZOZO(元スタートトゥデイ)と、常に最先端企業に引き抜かれ続け、プロ野球選手以上に稼いでいる「エクストリームサラリーマン」です。
私は田端さんと同郷で、高校の大先輩でもあります。ふと母校のWikipediaを見ていた時、田端さんの存在を知りました。
地方出身であることに引け目を感じていた自分にとって、こんなにも既存の価値観に囚われず、活躍されている方がいるんだと衝撃を受け、すぐにファンになりました。
田端さんのように、会社の名前ではなく自分の名前で仕事をする人のことを、本書では「ブランド人」と定義しています。
自分も田端さんのような「ブランド人」を目指したい! と思い本書を手に取りました。
上司となんかメシに行くな!
毎日顔を合わせて、机を並べて働いている人間とばかり一緒にメシを食い、酒を飲んだところで、脳みそに刺激を受けるわけがない。同質性を帯びた空間から敢えて離れ、異質な人間とつるむからこそ、イノベーションとヒラメキが刺激される。
と田端さんは言います。
職場の人とばかりご飯に行かない、というのは自分も大賛成です。結局は愚痴か、社内の噂話になってしまうので、時間がもったいないと感じてしまいます。そんな話、トイレでばったり出くわした時でもよくないですか?
自分の場合、お昼ご飯はとっとと弁当で済ませて、グーグルアラートで受信したニュース記事か、本を読んで過ごすのが日課です。
たかが1時間でも、平日1週間で5時間、1ヶ月で20時間程度の時間を手に入れることができます。ブランド人を目指すなら、細切れの時間を活用しない手はないですよね!
会社なんて幻想だ。大いに利用せよ!
億単位の巨額の損失を出したところで、「給料を全額返還せよ」と迫られるわけではないじゃないか。責任を取るといっても、せいぜいクビになるくらいだろう。打ち首に比べれば、かすり傷だ。そのときは転職活動をし、次の職場を探せばいい。
この言葉にはハッとさせられました。確かにサラリーマンが仕事で失敗したところで、命まで取られることはありません。
これがフリーランスや自営業であれば、資産の喪失と直結して、仕事の失敗=死とつながるかもしれません。
自分は昨年度から、社内の基幹システム更新を任され、責任の重さに押しつぶされそうになりながら仕事をしていました。でも、部署を越えた社内全体の業務を学べることに加え、システムの普遍的な学習も同時にすることができます。
そしてなにより、「このシステムは自分がつくった」と言うことができます。仕事に自分の署名ができるのです。
本書を読んで、「これはブランド人になるには絶好のチャンス、利用するしかない!」と思えるようになりました。
自分をステージに上げろ! 虚が実を生む!
- バカにされるのは恥ずかしいから、練習してからチャレンジする。
- わかってないと思われたくないから会議で発言しない。
このような気持ちはすごくよくわかります。しかしそれだと、いつまで経っても成長できません。
本書では、プロパガンダの天才といわれた、ナチスドイツの宣伝大臣ヨーゼフ・ゲッベルスの言葉が紹介されています。
もしあなたが十分に大きな嘘を頻繁に繰り返せば、人々は最後にその嘘を信じるだろう。
ハッタリでもなんでもいいから、まずやってみることが大事だということです。
この文章を読んで、自分のダンス仲間をふと思い出しました。彼は飛び抜けて上達が速いため、ダンス歴半年にもかかわらず、講師として初心者を教える立場になっています。
無謀にも初めて早々、「俺は先生を越える!」と言いながら上級者たちの中に飛び込んで、練習をしていました。最初はみんなの前でたくさん失敗し、恥をかいていました。それでもへこたれず、周りの上級者から技を盗みつつ、自分の課題を一つ一つ潰していった結果、誰よりも早く上達することができたのです。
まさに「虚が実になった」事例と言えるでしょう。
「まずやってみろ!」と谷底に突き落としてくれる一冊
学んだことは実践しないと意味がありません。本書に綴られる言葉は、鋭利な刃物のようで、たるんだ自分の心をズバズバと切り刻んできます。何か行動しなきゃ! と思わされます。
田端さんが本書で勧めているように、自分は読み終わってすぐ、本書の感想をツイッターで10連投してみました、
「フォロワー1000人を超えない人間は終わっている」とのこと。
53人の自分はもはやチリ同然だ。
まずやってみる!田端さんのいうように、「ブランド人になれ!」の感想10連投するぞ!
早く人間になりたい!#ブランド人になれ pic.twitter.com/jqIK13gvPg— ゲンゴロー (@gengoro1119) 2018年7月5日
「チャレンジ」という名の谷底に、ドンッと突き落としてくれる一冊です。
ひとたび読むと、あなたもきっと、「ブランド人」を目指して行動したくなりますよ。