スポーツメンタルコーチが教える「心の整え方」で100%の力を発揮

スポーツメンタルコーチが教える「心の整え方」で100%の力を発揮

 

 新型コロナウイルス予防により、働き方や日常生活において多くの人が大きな変化を余儀なくされました。慣れない自粛生活による「コロナ疲れ」や「コロナストレス」が問題となっています。

 さらに、先日緊急事態宣言が解除されたことに伴い、徐々に以前の生活に戻りつつありますが、コロナストレスを抱えたまま日々の生活や仕事に戻っても、以前のような100%の力を出すことができるのでしょうか。

 そこで、どんな状況でも心を整え、質の高いパフォーマンスをするための方法を一冊にまとめたのが、『いつでも100%の力を発揮できる心の整え方』です。

 著者の東篤志氏は、スポーツメンタルコーチとして、スポーツクライミング日本代表の楢崎智亜選手や野口啓代選手をはじめとするトップレベルのアスリートたちをサポートしています。世界で戦える技術と実力を備えたアスリートでも、心の状態を整えることなくしてできないでしょう。

 アスリートに限らず、心を整える方法を知っておくことは、日々の仕事のパフォーマンスが上がるだけでなく、自分の人生を前向きに変えていく力にもつながります。

 今回は、東氏がこれまで数多くのアスリートたちと取り組んできて、「効果が高かった方法」や「取り組んだ本人に大きな変化が出た方法」を紹介します。

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「編集者の寄稿企画」とは?

この記事は、編集者様・著者様自身に担当ビジネス書の紹介文を執筆いただいたものを当方で編集する寄稿企画の記事です。記事を書いていただければ、女性モデルを起用したコンテンツを無料で制作・掲載しますので、ご興味ある方ぜひお問い合わせください。



「目的」を明確にすればどんな状況でもモチベーションを保てる!

 まず、「目的」と「目標」は異なります。大事な試合やプレゼンなどをまえにして、この2つの違いを明確にすることは、本番発揮力を高めるうえで欠かせない要素となります。では、「目的」とは、「目標」とは、それぞれ何を指しているのでしょう。

 「目的」とは「的」のこと、「目標」は的へたどりつくための「標」のことと私は考えます。目標の先に目的というものがあるのです。

 今年は、新型コロナウイルスの影響で、東京オリンピックは延期、夏の甲子園は中止という異例の事態となりました。それによって、掲げていた大きな目標を見失ってしまった人が多くいます。彼らは、そこに目指して頑張っていたモチベーションをどこに持っていけばよいのでしょうか。

 しかし、そのような中でも「目的」が明確な人は、いつもとは違うやり方で「目的」を果たそうとしています。たとえば、女子フットサル選手の吉村千景選手は、「give&passプロジェクト」というものを立ち上げました。このプロジェクトは、アスリートとダンサーへトレーナーとメンタルコーチがレッスンを無償でgiveし、それを受け取った人が誰かに自分が出来ることをpassしていくという内容です。お金ではなく価値と価値の提供で“繋がる社会”を作るというプロジェクトです。

 実際、まだアマチュアのアスリートはお金もなく、スポーツの道を諦めてしまうケースが多いといいます。そこで吉林さんは、彼らに夢をあきらめてほしくない、一緒に成長したいと思い、このような機会をもうけました。

 今は練習もままならない状況だけど自分は今なぜ何のためにフットサルをやっているのか? 今、自分に何ができるのか?を考えたとき、今までお世話になってきたフットサルに恩返しをする、更に自分の可能性を広げるという、新たな「目的」でやっているといいます。

 吉村選手のように、「目標」だけでなくその先にある「目的」を自分のなかで明確にし、その「目的」を心にしっかりと抱いていれば、どのような状況でもかならず良い結果が生まれるはずです。

「大事な場面で失敗…」がなくなる呼吸・姿勢・表情とは

 重要なプレゼン、面接、試合…ここぞという日のためにやれることはやり、準備万端整えたはずなのに、いざそのときが迫ってくると、緊張して心がザワザワしてくることもあるかもしれません。

 こういう場合、強い心、弱い心などというものはなく、あるのは「心がよい状態か、悪い状態か」そのどちらかだけ。そして、本番で高いパフォーマンスができるかどうかは、心をよい状態に整えられるかどうかに、ほぼ100%かかっています。

 では、そもそも、本番で力を発揮するための、理想的な心の状態とは、どのようなものなのでしょうか。それは、一言で言えば「何事にも揺さぶられない、フラットで、無心な状態」です。スポーツの世界では「フロー」や「ゾーン」「無我の境地」などと表現される極限の集中状態です。

 大事な場面でこの状態に近づくための最も簡単な方法が、「呼吸をただただ感じる」こと。まず、立っていても、あぐらでもよいので姿勢を正して目を閉じます。そして、息を鼻から吸って口から吐きます。その呼吸に意識を集中し、空気が鼻に入る感覚、肺に入る感覚、口から出る感覚をただただ感じます。呼吸に意識を集中することによって「失敗したら…」「間違えたらどうしよう」といった雑念がスーッと消えていきます。雑念から生まれる不安や恐怖といったネガティブな感情もシャットアウトできるのです。

 胸のザワつきがおさまり、やがて消えていき、そして、少しずつ気持ちが落ち着いてきたら、静かに目を開けて終わります。はじめは3分程度から始めて慣れてきたら徐々に時間を延ばしましょう。

 はじめのうちは、すぐに雑念が浮かんでしまうなど、うまくいかないかもしれませんが、雑念が出てきたからだめだと評価したりせず、「○○と感じているな」と受け入れ、呼吸の意識へ戻ります。回数を重ねるにつれて少しずつ慣れてきて、自分なりにコツをつかめるようになるでしょう。

 この方法は、試合前などの雑念が浮かびやすいときに、「ただ呼吸を意識する」だけで、集中力がグッと上がるといって、実践している選手が多くいるといいます。

 また、呼吸瞑想をするとともに、本番まえに意識を向けてほしいのが、「表情」と「姿勢」です。心と体はたがいに密接に関係し、連動しています。たとえば、心が緊張すれば筋肉まで硬くなって体がスムーズに動かなくなったりするのです。だからこそ、心をフラットな状態に整えることが重要です。

 この場合は、心が体に影響を及ぼすケースですが、逆に、体もまた心に影響を及ぼしています。そのため、本番まえには表情を笑顔に、姿勢を正した状態にすることで、心もそれらに呼応して、よい状態にコントロールできるのです。

 東氏によると、スポーツクライミング選手の楢﨑選手は、試合中は真剣そのものの表情ですが、控室ではいつも穏やかな笑顔を浮かべているそうです。笑顔はつくり笑顔だとしても幸福感をもたらすエンドルフィンというホルモンが分泌されたり、脳の働きが活性化されるといわれています。

 これは、笑顔という体の状態に脳が反応して、「今、私はよい状態なんだな」と、いわば勘違いするためです。

 試合や重要な会議のまえなど、どうしても緊張しがちな場面では、あえてにっこりして、背筋を伸ばしてみましょう。

 本書では、他にも誰でも実践しやすい「心を整える方法」を紹介しています。自粛生活から徐々に通常の生活に戻る人が多いかと思いますが、日常の生活や仕事で以前のような力を発揮できるよう、今回紹介した方法をぜひ試してみてください。

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