「がんばらない働き方」で成果を上げる! グーグル流・仕事術とは?

「がんばらない働き方」で成果を上げる! グーグル流・仕事術とは?



 近年、「働き方改革」で労働時間や労働環境が大きく変わりつつある日本。2019年4月からは「働き方改革法案」が順次施行されることもあり、これまで以上に「働き方」を見直す機会が増えてくることでしょう。

 とはいえ、世界でみると日本人の忙しさはまだまだ群を抜いています。給料は上がらず、残業もなかなか減りません。さらに、日本生産性本部の「労働生産性の国際比較2017年版」によると、日本の時間あたりの生産性は35カ国中20位。忙しいにもかかわらず、生産性が低いことも問題視されているのです。

 なぜ、日本人は「がんばっている」のに非効率な働き方をしてしまっているのでしょうか? それは不要な仕事までがんばってしまっているから。そのせいで疲れてしまい、大きなアウトプットを出しにくくなってしまっているのです。

 そうならないためには、目の前の仕事をただ「がんばる」のではなく、不要な仕事は捨てて、まずは頭に余裕をつくること。そうすることで仕事内容を見直し、自分にとってより価値の高い仕事に集中することができます。

 実際、昨年話題となった世界的企業の略称、「GAFA」の一つでもあるグーグルでは、ムダを捨てた「がんばらない」働き方で、世界に多大なインパクトを残しています。

 そこで今回は、元グーグルの人材育成統括部長であるピョートル・フェリクス・グジバチ氏の新刊『がんばらない働き方』から、グーグル流・仕事術を紹介します。

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「編集者の寄稿企画」とは?

この記事は、編集者様・著者様自身に担当ビジネス書の紹介文を執筆いただいたものを当方で編集する寄稿企画の記事です。記事を書いていただければ、美女モデルを起用したコンテンツを無料で制作・掲載しますので、ご興味ある方ぜひお問い合わせください。



to doリストはムダを増やす!?

 仕事をする上で「今やるべきこと」をこなすためにto doリストを作成していませんか? たしかに、to doリストは、その日のタスクをやり忘れることなく消化でき、目標達成にも近づくことができる便利なツールです。

 しかし、to doリストには、「成果が小さく、学びも少ない」作業ばかりを書き連ねて、それを「こなそうとがんばってしまう」危険な側面もあります。生産性を5倍、10倍に高め、成果の大きい仕事を実現させるためには、そのような作業を「捨てる」必要があるのです。

 では、捨てる作業、捨てない作業はどのように判断すればよいのでしょうか? まずは、自分の仕事を「成果の大小」と「学びの大きさ」で分類してみてください。

  1. 成果が大きく、学びも多い仕事
  2. 成果は大きいが、学びは少ない仕事
  3. 成果は小さいが、学びは多い仕事
  4. 成果が小さく、学びも少ない仕事

 このうち、最優先したいのは当然、①の「成果が大きく、学びも多い仕事」です。端的にいうと「自分以外にはできない仕事」がこれです。たとえば「前例がないためにこれからどうなるかわからない」「未確定の要素も多々あるが成功すれば見返りも大きいような仕事」が当てはまります。

 そして多くの場合、to doリストに並ぶ「目の前にある、今やるべきこと」「その日のタスク」は④に偏ります。しかし、④を抱え続ける限り、従来の仕事の仕方から抜け出せず、仕事量だけが増えていくことになります。

 そこで、成果が大きい仕事に時間を割きたいと思うなら、④は極力、「捨てる」という判断をすべきだと著者はいいます。

 仮に誰かがやらないといけない仕事であっても、たとえば外部にアウトソーシングしたり、チームの他のメンバーに手伝ってもらったりと、できるだけ自分以外の人の力を借りて「捨てる」ことを意識してみてください。

 そうすることで、自分の時間が10あるとしたら、これまでの仕事を5で終え、残りの5を①や②の仕事に振り分けることができるはずです。

仕事で大事なのは「直感力」!?

 変化の激しい時代では、直感による素早い決断と行動が、大きなアドバンテージとなります。

 確かに時間をかけて考えれば、正しい答えにたどり着ける可能性は高くなるのかもしれません。しかし、その迷っている時間は何のアウトプットも得られません。

 たとえば、今の仕事を続けるか、転職するか、起業するかといったキャリアの選択となると、時間的ロスが膨らみがちだと著者はいいます。迷っているだけで一歩も踏み出せず、何もしないままに時間を浪費しがちなのです。

 そのような状況では、今の仕事にも集中できないでしょう。どの選択肢にも100%の正解もなければ、100%間違いということもありません。もし、直感で選んだものが間違いだったと思えば、またそこで決断し、方針転換すればいいのです。誤ってしまった場面でも、決断が早いほどダメージは軽くなるはずです。

 著者も、「直感で選んで正解だった」ということがよくあるといいます。こういう時の直感とは、ただの思いつきではなく、それまでの経験の積み重ねから出てきたものです。自分がしたいことや、欲しいものというのは、理屈で説明できなくても「これだ」とわかるものではないでしょうか。

 しかし、何でもかんでも直感で決めろというのは乱暴かもしれません。少し待てば、より多くの判断情報が集まり、直感で選ぶ対象も変わる場合もあるでしょう。

 そこで必要なのが「締め切り」です。いつまでに結論を出すと決めて、その日が来るまでは大いに悩みます。そして、締め切りが来たらそこで判断を下します。

 では、その直感が間違っていたらどうしたらよいのでしょうか? その決断がベストな選択ではなかったと後でわかった場合は、素直に反省してやり直せばいいのです。「こんなはずはない」「自分の決断は正しかったはずだ」などと間違いを正当化しようとすると、それがまた時間のロスを生んでしまいます。気がついた時点ですぐにやり直せば、時間のロスもなく、ダメージも最小限に食い止められるでしょう。

交換した名刺の6割は「冬眠状態」!?

 仕事の成果を大きくするには、作業の効率化はもちろんですが、人間関係にも意識的な取り組みが必要です。たとえば、仕事上の人間関係において欠かせないのが「名刺交換」ですが、せっかく交換した名刺を活用しない人が多いというのが事実です。

 名刺のデジタル化を事業とするSansanというスタートアップ調査によると、実際、交換された名刺が61%は活用されず「冬眠状態」にあるというデータも発表されています。

 このように、名刺を受け取ってもそのままにしていたら人脈は広がりません。名刺を集めるだけでおしまい、そんなウィンドウショッピングのような交流は、もうやめませんか?

 著者は、会社のニュースレターやイベントの情報などを相手に送るため、交換した名刺は名刺管理アプリを使ってデジタル化しているといいます。さらに、フェイスブックなどのSNSでもつながっておくそう。

 このように自分から定期的に情報を発信していれば、一度名刺交換をした相手とは、基本的にずっと関係を続けることができるでしょう。こうして関係を維持することで、はじめて「人脈」として活用できるようになるのです。

 これは決して特別なことではなく、優秀な営業マンは、「今月は会社でこんなことがありました」「自分は最近こんなことに興味があります」というようなニュースレターを自ら作成し、付き合いのあるお客さんに情報発信をするということをよくやります。

 そのニュースレターが読まれているかどうか定かではありませんが、このように相手との「つながり」を保つことが大事なのです。

 最後に、著者が『がんばらない働き方』を通して伝えたいのは、「成果が大きい仕事をする」ときに大切なのは、あれもこれもこなそうとするのではなく「ムダを捨てること」だということです。それは、作業をがんばることではなく、むしろがんばらないことです。

 日々「がんばりがち」な日本のビジネスパーソンに実践してほしい仕事術が詰まった一冊です。

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(Written by Publisher’s editor)


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