成功者たちが持つ「やる気」をコントロールするスイッチとは?

成功者たちが持つ「やる気」をコントロールするスイッチとは?






あなたのやる気のスイッチを見つけよう!

 「やりたいことがあるのに、なぜかやる気が出ない」「昨日まですごく盛り上がっていたのに、朝起きたら一気に通常モードに戻ってしまった」のように、やる気をコントロールできない自分に嫌気がさした経験は誰もがあるでしょう。

 そんな気まぐれな存在である「やる気」を管理するためには、「こういう場面ではこうすればやる気が出せる」という「スイッチ」をいくつも持つことが大切です。

 18万部突破のベストセラーである『やる気のスイッチ!』 には、全34個のスイッチが紹介されており、どれも気軽に実践できて効果が期待できるものばかりです。

 今回は、特に気になった5つのスイッチをご紹介します。

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1.「心のチャンネル」

 最近ツイてない、嫌なことばかり起こると感じている人、凹むことが2、3回続いたら要注意です。なぜならそれは、あなたの心が凹むようなものを続けて発見しようとしている証拠だからです。
 
 心は一種のテレビのようなもので、ずーっと「凹む番組」ばかりやっているチャンネルをつけていると、凹む出来事を次から次へと連れてきてしまいます。

 凹むチャンネルの中でポジティブになれる番組を探すよりも、チャンネルをパッと変えるように、心のモードを変えてしまう方がネガティブな状況から抜け出しやすくなります。起きているマイナスな出来事に、心を引っ張られないことが重要です。

 そのために本書で紹介しているのが、「と、いうのはうそっ!」もしくは「な〜んちゃって!」という言葉を発して、凹んでいるモードを意図的に断ち切るというもの。

 脳は言葉で思考するので、言葉を発することで思考の方向転換ができます。最初は簡単に切り替えられないと思うかもしれませんが、続けていくとその効果に気づくでしょう。

2.「記憶の編集」

 「あれを手に入れたい」「こんな自分になりたい」といった欲求があるからこそ、「やる気」は生まれてきます。しかし年齢を重ねると、こうした欲求に素直に従うことができなくなっていきます。

 なぜなら何かを判断するとき、いつも「昨日の自分」と相談するようになってしまうから。子どもの頃のように純粋な心で、「明日はこれをやってみたい!」「次はこれを手に入れたい!」と未来に向けて思考することができず、「昨日の自分」と相談して「自分はこんなもんだ(だからムリだ)」と心をブロックしてしまうのです。

 果たして、単なる記憶の集合体にすぎない「昨日の自分」に、それほどの説得力があるのでしょうか? そしてその記憶は、本当に正しいものなのでしょうか?
  
 著者は「記憶ほどあてにならないものはない」といいます。どんどん劣化するし、そもそも誤って認識している可能性も高い。

 そのため過去の記憶を編集し直し、思い出を「良かったこと」に書き換えてしまうことを勧めています。

 「なにも怖いものがなかった」「勉強もスポーツも遊びも恋も、なかなか悪くなかった」のように意識的に記憶を編集して、ワクワク感だけをトレースできれば、「昨日の自分」はきっと素敵な助言をくれるようになるはずです。

 記憶の間違えなんて数え切れない。「昨日の自分」は取り違えの固まりだと言ってもいい。もしつまらない記憶があるなら、もう一度編集しなおした方が得だ。



3.「妄想日記」

 「妄想日記」とは、「もしそんな素敵なことが起きたら」という妄想を日記として綴るものです。

 これは素直な欲求や希望を抱くことを邪魔する「昨日の自分」から、「明日の自分」を解き放つために効果的な方法です。

 妄想だから不可能はないし、これまではタブーだと思っていたようなことだって、妄想であればいくらでも書けます。日記の中の自分は万能でいいのです。

 そうして妄想日記を書き進めていくと、本来ならば現実の物事や出来事によって得られるはずの感情にたどり着くことができます。

 この感情に触れたくて、あなたはそのことを欲していた。あなたの心は出来事ではなく、この感情を求めていたのだ。

 この感情に触れたら、「今日の自分」に戻ってみましょう。あえてタブーを冒さなくても、別のストーリーを経てその感情にたどり着くことはできないかと考えます。

 すると、閉ざしていたはずの「この気持ちに触れたい」という感情の扉が開かれていることに気づくでしょう。

4.「ホメオスタシス」

 昨晩はやる気に満ち溢れ、興奮しすぎて寝られないほどだったのに、朝になるとすっかり元通りになってしまったという経験は誰もがあるでしょう。そしてそんな自分に失望し、駄目なやつだと責めてしまうことも。

 これは「ホメオスタシス」という恒常性の性質によるものです。

 人間には、暑ければ汗を出して体温を下げようとし、寒ければ筋肉を震わせて体温を上げようとするように、「常にその状態でいよう」という性質があります。それは感情も同じで、大きく心が盛り上げれば、それだけ落ちるときの幅も大きくなってしまうのです。

 なので変化はゆっくりの方がよいと著者はいいます。新しいものに少しずつ慣らし、十分に馴染んでから次へ向かう。それが結果として、一番早く変化することができるのです。

 興奮してやる気が盛り上がったときほど、「落ち着け、落ち着け」と自分をなだめるようにしてみましょう。

 やる気がなくなっているわけじゃない。「今は落ち着いているときなんだ」と自覚できれば、また盛り上がるときまで、自分を責めたり、途中で投げ出さずに済むだろう。

5.「セルフイメージ」

 収入を上げたい、キレイになりたい、出世したいといった欲求があっても、「セルフイメージ」が邪魔をして、それらを目指すことをためらってしまうことがあります。

 自分のレベルを高めたいときは、セルフイメージも一緒に高めなくてはならないのです。

 一つの方法は、自分が目指している人になったフリをすること。「すでにそうなった自分」を演じ、「すでにそうなった自分」として振る舞い、考え、人と会い、眠る。そんな生活をしているうちに、「すでにそうなった自分」に慣れてきて、セルフイメージが高まっていることに気づきます。

 ある成功者は、超一流ホテルのロビーに一日中座り続け、往来する人たちを眺めていたと言います。なんでもない日に、一流のレストランで食事をしたり、グリーン車やファーストクラスに乗ったり、スイートに泊まったりして、一流の人たちの感覚に自分を慣らしくことで、セルフイメージを成功者たちと同等のクラスに高めていったわけです。

 一度セルフイメージが高まると、自分がそうじゃないことに対して居心地が悪くなります。するとやる気は自然に湧いてくるようになります。

 手っ取り早いのは、自分がめざしているゾーンにいる人たちの輪の中に飛び込んでいしまうこと。はじめは居心地が悪いかもしれませんが、何度も通っているうちに、いつの間にか「こっちの方が楽だ」という状況になってきます。

 「成功するのは一部の人間だ」というのは、成功しない人たちの間でさまよっている常識である。たしかに成功する人たちは、全体の数と比べるとごく一部かもしれない。でも、その人たちは集団で固まっている。そしてその中に居る人たちは全員成功していく。

 もちろん、ただ成功者たちのそばに居て、その力を頼りにしようとするのではいけません。成功している人たちは、成功に必要なエネルギーが有限なことを知っているため、エネルギーが低い人が新たに加わってくることを嫌います。

 大事なのは、あなたがどれだけ集団にエネルギーを与えられるか。頼ろうとするのではなく、役に立とうとすることなのです。

まとめ

 ここで紹介した「やる気のスイッチ」は本書のほんの一部です。少しでも自分のやる気のスイッチになるアイデアがありそうだと感じた方は、ぜひ手にとって読んでみてください。

 自分に合ったスイッチを見つけることができれば、「昨日のやる気を今日出せない」ということにならずに、やる気をコントロールできるようになるはずです。

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モデルプロフィール

・名前    :李雨瀟(りゆいしょう)
・生年月日  :1987.01.25
・出身    :北京
・職業    :モデル.PR.通訳
・趣味    :映画鑑賞・アウトドア
・Twitter  :@yuxiao0125
・instagram :yuisho_ri

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