就活生は必読!就職活動が面白いほどうまくいく本『確実内定』

就活生は必読!就職活動が面白いほどうまくいく本『確実内定』




 こんにちは、山本淳太です。今回ご紹介するのは、就活の「攻略法」についての本『確実内定』です。

 私自身、この本を読む1週間前に就活を終えていたこともあり、自分の就活の答え合わせとなる一冊となりました。現在就活中の方はもちろん、これから就活を始める方にもオススメです。

 そもそも、就活にゲームのような「攻略法」はあるのでしょうか。

 有名企業に入るには、何か特別なエピソードや能力が必要ではないかと考えている人が多いのではないかと思います。

 結論から言うと、就活において特別な能力・エピソードは不要というのが本書の主張です。ゲームのルールを理解し、攻略法を駆使することで、誰もが志望企業の内定を得られるようになるのです。

 確かに、学歴フィルターや外見フィルター、コネフィルターを採用している企業は存在します。しかしゲームのルールと攻略法を理解していれば、そのようなフィルターに対しても上手く対処し、戦うことができます。

 この記事では、そんな就活のルールと攻略法をいくつか紹介します。

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早く動く者が勝つ

 就活は早く動いた者が勝ちます。

 早期から就活をスタートし、選考を何社も受けて経験を積んだ学生に、就活解禁後から初めて就活について考え始めた学生が負けるのは当然でしょう。採用担当者も、早期に動く学生ほど、先を見据えたスケジュールで動ける優秀な学生と判断します。

 とはいえ、スタートが遅れたからといって焦る必要はありません。適切な準備をすれば十分間に合います。

 就職活動は能力の差ではなく、経験の差が大きいので、遅れた方は、経験値を早く増やせるような、密度の高い就活をすることが重要になります。

 いずれにせよ、今すぐ就活を始めることが攻略への第一歩となることは間違いありません。

 もちろん攻略法を理解せず、ただ行動しているだけでは効率的な就活はできません。

 就活の各ステップに対し、適切なアプローチをとる必要があります。

 以下、就活の基本的なステップである次の4点について、どう攻略すべきか紹介します。

  • 自己/企業分析
  • エントリーシート
  • グループワーク
  • 面接

①自己分析

 自己分析をすることで、自分が何をやりたいかを明確にします。

 しかし、ただやみくもに自己分析をしても就活はうまくいきません。企業は「あなたが何をやりたいか」には興味がないからです。

 企業は、あなたが会社で稼げるかどうかのみ興味があります。会社で稼げる人材、活躍する人材とは、次のような人物です。

  1. 自主的に動ける人間
  2. 他人と協働できる人間
  3. 数的成果を出せる人間

 以上のような「企業が求める人物像」と重なるエピソードがあるかどうか、企業の意図を考えて自己分析することが重要です。

 企業が求める「強み」を見つける方法として、本書では「ビックファイブ」による分析がオススメされています。

 多くの人気企業では心理テストを筆記試験に課して、自社に適した人材かどうかをチェックしています。

 特に採用されているのが「ビックファイブ」による分析です。「ビックファイブ」では、人間を「協調性」「外向性」「好奇心」「情緒安定性」「勤勉性」という5つの段階で評価します。

 「ビックファイブ」診断を個人で購入するのは厳しいと思いますが、簡易版であればネットで無料診断できます。

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 自分の「強み」を発見したら、それとマッチしそうな企業を探していきましょう。

 自分の「やりたいこと」を見つけるための自己分析を否定するわけではありませんが、「強み」を評価してもらえる企業を探した方が、採用される可能性も入社後に活躍できる可能性も高くなるのでオススメです。



②エントリーシート

 就活で選考を受けるにはエントリーシート(以下、ES)の提出が求められます。

 ESとは自己PRや志望動機などを記す書類です。

 多くの就活生が頭を悩ませるESにも攻略法があります。

 まずESのエピソードは、輝かしくある必要はありません。

 ESの準備方法としては、上記で行った「ビックファイブ」に合致するエピソードを書き出しみるのが有効です。

 加えて、ビックファイブのエピソードの一覧から、企業が求める人材の3要素である「自主的に行動し、他人と協働しつつ、数的成果を出した」ものがないか見てみましょう。

 そのような経験があれば、それこそ、あなたが就活で推していくエピソードとなります。

 もし、現時点でそのようなエピソードがなくても、それを実証するエピソードを作れば大丈夫です。

 多くの学生は、特別なエピソードを持っていません。しかしアルバイト、サークル、ボランティアなどのエピソードでも、数字を活用したり、表現を変えたりするだけで立派になるエピソードはたくさんあります。

③グループワーク

 就活の選考において、グループワークは頻繁に登場します。代表的なものは3〜10人で一定時間内に課題を解く「グループディスカッション」です。

 グループワークを企業が実施する目的は、あなたの働きぶりをみることです。

 あなたがその会社でどんな価値を発揮できる人間なのか、考えながら立ち回る必要があります。

 議長、書記、プレゼンテーター、タイムキーパーなど、あなたの価値を見つけ、提供しましょう。

 たとえ、話をまとめることが苦手でも、時間を管理し、発表に間に合うように誘導したり、過熱しすぎた議論を一度リフレッシュしたり、価値を提供できる機会はあるはずです。

 「価値の提供」と考えると難しく感じるかもしれませんが、実際のグループワークは、普段あなたがやっていることの延長です。

 たとえば大学の友達5人と、ご飯を食べるお店を決めるとします。予算や人数、時間など制限の中で、自分の立ち位置を理解し、適切なお店を選ぶことは、グループワークとそう変わりません。

④面接

 面接は就活の終盤戦となりますが、ひとくくりに「面接」といっても、1次面接から最終面接までの各フェーズによって対策は変化します。

 では、面接のフェーズ別に、就活生に求められるものについて1つずつご紹介します。

フェーズ1. 1次面接

 1次面接は、ふるい落としが目的です。明らかに自社に不適合と思われる学生は容赦なく落とされます。

 面接官は、スーツの着用、笑顔、態度など、「社会常識」への理解や、会話のテンポから察せられる頭の回転の速度や理解能力など、基本的な部分を見ています。

フェーズ2. 2次面接

 人事が準備した人物像の評価チェック項目と合致していることが重要です。

 また素直さ従順さといった「会社員として耐えられる」適正を持っているか、志望動機が表層的でないかなどが見られます。

フェーズ3. 最終面接

 自社で長く成果を出せそうな学生か、役員を含め最終確認を行うフェーズです。

 長く働ける志望動機を持っているか、会社の悪い面を見ても耐えられるかなどが見られています。

 以上のように、フェーズごとに面接の目的が異なります。

 模擬面接を行い、自分の面接態度や発言に対するフィードバックをもらい、反映させましょう。

 各フェーズで何が求められているかを理解することで、内定にぐっと近づきます。

まとめ

 就活は、熱意を示せば企業が選んでくれるといった精神論でどうにかなるものではありません。

 就活というゲームには、ルールがあり、攻略法があります。

 本書を読むことで、就活のステップごとに押さえておくべきポイントを理解することができます。

 企業は主体的に行動し、結果を出せる人物を求めています。

 就活のルールと攻略法を学び、主体的に行動できれば、確実に内定が得られるようになるでしょう。

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