田原総一朗が聞く!LINE、チームラボ、リブセンスら気鋭のベンチャー社長の稼ぎ方!

田原総一朗が聞く!LINE、チームラボ、リブセンスら気鋭のベンチャー社長の稼ぎ方!






田原総一朗 × 若手起業家16人

 いま、社会を変えるために新しいビジネスを展開する若い起業家たちが続々と登場しています。

 21世紀をつくる気鋭のベンチャー社長たちは、どんな理念や戦略をもってビジネスに臨んでいるのでしょうか。

 本書『起業のリアル』は、田原総一朗氏と次代を担うベンチャー社長16人との対談が収録されています。

 各界のトップランナーたちの言葉から、突き抜けるビジネスを生むためのヒントを学びましょう。

 今回は、LINEの森川社長、チームラボの猪子社長、最年少上場リブセンスの村上社長の3名のお話をピックアップします!

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ポイント

  1. 徹底したユーザー目線で信頼獲得!
  2. 21世紀を肯定して未来をつくる!
  3. 不便に目を向け新しい常識を発明!

1. 徹底したユーザー目線で信頼獲得!
―LINE 森川社長

 今年の4月に登録ユーザー数が全世界4億人を突破した「LINE」。今や日常のコミュニケーションに欠かせない存在となりました。

 LINE社長である森川さんは、どのような戦略で日本を代表するサービスへと成長させたのでしょうか。

 そこには、「ユーザーが嫌がることはしない」という徹底したユーザー目線がありました。

差別化がむしろマイナスになる

 「経営戦略とは差別化である」という考え方がある一方、森川社長は「差別化がむしろマイナスになる」と言います。

 差別化って模倣されるのでとても難しくて、結局、「ほかにない技術」ということになってしまいます。その技術が求められてなくても、とにかくそれを使って商品をつくれというのが差別化になり、そこには「人がまず何を欲しがっているのか」という発想がなくなってしまうんですね。

 差別化を突き詰めるとユーザー目線を失い、「他社とは違うけどユーザーが求めてない」機能ばかり追加されて行くというのは、日本メーカーではよく指摘される点です。

 とはいえ、企業が生き残るために差別化が重要な要素であることは疑いなく、結果として差別化がなされることは肯定されるべきでしょう。

 ここでは差別化それ自体が問題であるというよりは、それが目的になることによってユーザー目線を失うことを危惧していると思われます。

 LINEは「差別化をしない」という経営判断によって、結果として「差別化」できているのです。

収益化を求めると、利用者が離れていく

 LINEを使っていて、企業側の「いやらしさ」を感じる人はあまりいないのではないでしょうか。

 それは、無料でありながらサービスの使用を邪魔する広告や、ユーザーにストレスを与えるような追加課金のシステムが一切ないからです。

 僕たちの目的はユーザーさんを増やすこと。もちろんサービス継続のために必要な部分だけは収益モデル化していますが、ユーザーの方がいやがるような収益モデルをやるつもりはないんです。

 多くのIT企業が、無料でサービスを提供しながらマネタイズに苦しむ中、ユーザーに嫌われることなくしっかりと収益を上げるLINEのビジネスモデルは、こうした徹底したユーザー目線によって支えられています。



2. 21世紀を肯定して未来をつくる!
―チームラボ 猪子社長

 「ウルトラテクノロジスト集団」を名乗るチームラボは、デジタルテクノロジーとデジタル領域のクリエーション(創造)で、あらゆる領域に付加価値をつくり、世界に驚きと感動を与えています。

 チームラボの凄さは、その作品を見るだけで誰もが納得せざる得ないほど、圧倒的なパワーを持っています。

憑依する滝、人工衛星の重力

まだ かみさまが いたるところにいたころの ものがたり

お絵かき水族館

「この場所が生み出している」

 圧倒的な技術力と創造力で、誰もが息を呑む壮大な世界観や子どもたちへの夢を与えてくれるチームラボ。

 こうした作品は、猪子さんや一人の優秀なクリエイターが生み出しているわけではなく、チームだから、もっというと「チームラボだから」生み出せるのだと言います。

 なぜなら、テクノロジーの急速な進歩によって仕事の内容はどんどん細分化され、一人の専門職がすべての技術や情報をカバーすることなどできなくなっているからです。

 新しいものは専門的なものがいろいろ合わさって生み出されるから、一人じゃ考えられないし、何も生み出せない。だからこういう場がいるのです。

なぜ日本から世界を席巻するサービスが生まれないのか?

 この問いに対して、猪子さんは「日本は未来を否定している」からだと答えます。

 コピーライトのパッケージ化はもはやビジネスにならないのに、無理にビジネスを成り立たせようとして法律を増やしていく。そして、法律を増やしてもビジネスが復活しないにもかかわらず、さらに増やしていく。これは未来の否定だよね。

 東南アジアには20世紀(に経済成長など国が発展する機会)がなかったからこそ、21世紀を全面的に肯定し、今急速に成長しているといいます。

 日本は20世紀が、つまり情報社会前の社会で成功しすぎたから、それが大好きで離れられない。法律も産業も、ぜんぶです。

 今の日本の閉塞感を打破するには、20世紀の固定観念にとらわれることなく、21世紀をつくっていくことが必要です。

 その意味で、チームラボのように未来を感じさせるテクノロジスト集団は、これからの日本を牽引する存在となってくれるでしょう。

3. 不便に目を向け新しい常識を発明!
―リブセンス 村上社長

 成果報酬型のアルバイト求人サイト「ジョブセンス」を運営する、リブセンス社長の村上さんは1986年生まれ。

 2011年12月に東証マザーズ上場、2012年10月には東証一部上場と、ともに史上最年少記録を更新した日本を代表する若手起業家です。

ビジネスの基本を忘れない!

 若くして成功をおさめると、不遜や慢心で自分を見失ってしまう人も多いでしょう。

 しかし村上さんは「仕事が生き甲斐」というほどストイックな方で、驚くほど基本を大切にしています。

 「ジョブセンス」をスタートさせるきっかけも、「身のまわりで不便や問題がないか」というビジネスの基本に倣った結果、アルバイト探しの不便さに気づいたのだと言います。

 ネット上で求人が見つかりにくいのは、募集広告の費用のせいでした。相場は1枠10万円。これを解決する方法はないかと考えたとき、掲載費用無料というビジネスモデルを思いつきました。

モチベーションは湧き出てくるもの

 「会社経営が自分の生きる意味」だと言う村上さんは、オンとオフの意識もなく休日も働きづくしのようです。

 そのモチベーションは、高めるというよりは「湧き出てくるもの」だと言います。

 リブセンスは、「あたりまえを発明しよう」というビジョンのもと、「今は存在しないけど、サービスが生まれることでそれが新しい常識になるもの」の発明を目指しています。

 そういうものをつくって、多くの人に使われれば、社員の誰もが喜びを感じられるはずです。それが社員のモチベーションの源泉になればいいのかなと。

まとめ

 本書に登場する起業家は、IT業界だけでも他にディー・エヌ・エー守安社長、サイバーエージェント藤田社長と錚々たる顔ぶれ。さらに堀江貴文氏との特別対談も収録されています。

 先の見通せない今の日本では、「安定」を求めて大企業志向が一層強まっているとも言われます。

 しかし、今の閉塞感を打破するには、「世の中を変えたい」という起業家精神をもった若者の存在が不可欠です。

 日本を牽引する若手起業家たちからビジネスを学び、未来をつくるためのきっかけを掴みましょう。

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店名  :らーめんと甘味処 九月堂
住所  :東京都渋谷区神南1-15-12 2F
TEL   :03-6327-4056
営業時間:平日 11:00~22:00
     土日祝 11:30~21:00
定休日 :月

モデルプロフィール

・名前     :増井愛
・生年月日   :7.8
・出身     :福島
・職業     :会社員
・将来の夢   :おむすび屋さんを開く
・Twitter    :@yukata_ai
・ブログ    :増井愛の”めざせ♡ゆかた美人”

第19回新橋こいち祭『ゆかた美人コンテスト』に出場中!

【7/25追記】投票は終了致しました!応援下さった皆さんありがとうございました!

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