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猫が教えてくれた、生きることの意味。
その愛らしさや奔放さから、見ている人の心を癒し笑顔にしてくれる猫。本書『悲しみの底で猫が教えてくれた大切なこと』は、そんな猫たちとの不思議な出会いを通じて、登場人物たちが自分の人生を見つめなおし、希望を見出していく4つのエピソードが収録されています。
主人公は、田舎町の小さなパチンコ店で働く29歳の五郎と、そこの常連客である歳下の宏夢(ひろむ)。二人とも覇気なくただなんとなく生きている毎日でしたが、ある日店先のベンチ置かれるようになった一冊の「里親探し」ノートがきっかけで様々な事件に巻き込まれ、生きることの意味について学んでいきます。
今回は、本書から学んだ人生を深く生きる3つのポイントをご紹介します。
人生を深く生きるための3つの学び。
1. お金には旅をさせよう。
お金は使い方次第で二度と返ってこないこともあれば、大きくなって返ってくることもあるーー本書に登場する道楽社長(と周囲から思われている)門倉が語るお金の哲学は、これまで「なんとなく」働いてお金を稼いできた五郎と宏夢にとっては理解できないものでした。
しかし猫を巻き込んだとある事件がきっかけで、お金のもつ意味について気づいていきます。
かわいい子には旅をさせよって言うだろう? 旅をさせると、一回りも二回りも成長した我が子が返ってくる。商売ってのは、金を育てるようなもんなんだ。
2. 人は前進するために、涙を流す。
涙を流すことはカッコ悪い、恥ずかしい。そう考えて、多くの人は大人になるにつれて人前で涙を見せなくなります。しかし感情を抑え、涙をこらえることに慣れてしまうと、いつしか泣き方さえ忘れてしまいます。
本書では、涙を流すことの前向きな意味を教えてくれます。涙を我慢する必要がないことに気づくと、自分の感情に素直になれるはずです。
もしかすると、人は前進するために泣くのかもしれない。身も心も軽くし、新たな一歩を踏み出すために人は涙を流すのかもしれない。
3. 会いたい人に会いにいこう。
ネットが発達した現代では、家族も友人もバーチャルで常につながれるようになりました。会わなくてもいつも連絡がとれる分、直接会う機会が減ってしまう人も多いのではないでしょうか。
「会おうと思えばいつでも会える」と考え、直接会う手間を惜しんでいる期間が長いほど、その当たり前を失って、会いたい人に会えることがいかに奇跡的なことだったかに気づいた時、大きな後悔を覚えるはずです。
本書を読むと、しばらく会っていなかった大切な人の顔が何人も思い浮かぶはずです。是非すぐに連絡をとって会いに行ってください。
人と人とのつながりに感謝したり、出会いの大切さを考えたり、そんな「当たり前」という名の奇跡を意識したことは一度もなかった。(中略)僕も、そんなふうに誰かの想いを大切にすることができるのだろうか。
まとめ
全4話で構成される本書ですが、それぞれのストーリーは関連していて、全話を通して一つの大きな物語となっています。
帯にある「電車の中では読まないで下さい。ラスト30ページ、衝撃の結末に号泣しました」という表現は、決して大げさではありません。ただ私は、ぜひ電車の中で読んで人目のつくところで涙してほしいと思います。きっと目の前にいる誰に対しても、優しい気持ちになれるはずです。
オリジナル試し読みページ公開中!
美女読書オリジナルの試し読みページで、第1話の途中まで公開中です。気になった方は是非読んでみてください。
また12月14日(月)から全国約300店舗の書店で、オリジナルPOPを使ったフェア展開をしております。見かけた際はぜひチェックしてみてください。
モデルプロフィール
・名前 :micha
・生年月日 :1992.11.19
・出身 :東京
・職業 :主婦・自営業・被写体
・将来の夢 :ハンドメイドのデザイナーブランドの洋服モデルになること。
・Twitter :@igasama
おまけ
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