勉強仲間を作ろう!一流大学卒のエリートが教える最大18倍の効果を生む勉強法

勉強仲間を作ろう!一流大学卒のエリートが教える最大18倍の効果を生む勉強法




 こんにちは。桜稀です。みなさんは学校を卒業してから、仕事やスキルアップのためにどんな勉強をしていますか?

 学校での勉強と同じように、本や参考書を読んだり、セミナー(授業)に通っている人が多いのではないでしょうか。YouTubeやスタディサプリのような動画コンテンツを利用している人もいるかもしれません。

 しかしそれが本当に効果的な学習方法なのか、考えたことがあるでしょうか。

 今回ご紹介するノルウェー出身のスーパーエリートが世界で学んで選び抜いた王道の勉強法 (T’s BUSINESS DESIGN)では、学生から社会人まで最大限の成果を得るための勉強法が紹介されています。

 著者のオラヴ・シーヴェさんが、オックスフォード大学やカリフォルニア大学での経験を通して習得した実証済みのノウハウとなっています。



最も学習効果が高い勉強法とは?

 どんな勉強のやり方が効率的なのか、アメリカ国立訓練研究所が調査した研究結果があります。下記のデータは、勉強法ごとに知識が記憶に定着する割合を示しています。

  • 授業を受ける        5%
  • 本を読む         10%
  • 動画を見る        20%
  • デモンストレーションを見る 30%
  • グループディスカッション  50%
  • 学んだ内容を実践する   75%
  • 他人に教える       90%

 このデータを見ると、「授業を受ける」と「他人に教える」の記憶の定着率の差は歴然です。勉強法の違いによって、最大で18倍も記憶に残る確率に差が出るのです。

 ちなみに、グループディスカッションより下は、「アクティブ・ラーニング」と呼ばれる学習方法です。受け身の勉強ではなく、自分から能動的に発信することで学習効率を高めようとする取り組みです。

 このような調査結果があると、今の学校教育で導入を進めているアクティブ・ラーニングは根拠がある学習方法ということが分かります。だから、国を挙げて推奨しているのでしょう。

グループでの勉強する3つのメリット

 「グループディスカッション」や「他人に教える」は、第三者に協力してもらう必要があるため、すぐに実践するのは難しいかもしれません。そのため本書では、勉強仲間や勉強グループを作ることをオススメしています。

 勉強仲間を作ると、以下のようなメリットがあります。

  1. 知識の共有ができる。
  2. 話し合うことで深く考えることができる。
  3. 教えることで自分も学ぶという好循環が生まれる。

 何かを暗記するだけであれば独学でも問題ないかもしれませんが、難しい概念や理論を学ぶためには、それを理解している人から教えてもらった方が効果的です。教える側も勉強になるため、互いに教え合うことができればとても効率のよい学習ができるようになります。

 もちろん、勉強仲間やグループがマイナスに働くこともあります。友達と一緒に勉強するとついおしゃべりしてしまい集中できなかったり、休憩時間がムダに長引いてしまったり、という経験のある人は少なくないでしょう。



勉強グループを作る上で注意すべき点

 だからこそ、よい勉強グループを作るには次のような条件が必要になります。

  1. メンバー間に知識レベルの差がない。
  2. 人数が多すぎない。
  3. 勉強する項目と勉強時間を事前に決めておく。

 メンバー同士のレベルに差がありすぎると、教える人と教わる人が固定化し、知識の習得の足並みが揃わなくなるため、学習効果が薄れてしまいます。

 人数的には2人〜4人が望ましく、多くても6人を超えない方がよいようです。

 またそれぞれが自分の勉強をするために集まるのではなく、「何を学ぶのか」という目的と勉強時間を決めた上で集まることが重要です。あらかじめ決めておかないと、すぐにだらけてしまい何の成果も得られないからです。

 集中力を維持しながら勉強できるのであれば、グループ学習はすばらしい成果をもたらしてくれるといいます。

グループ学習の仕方

 ではグループを作ったら、具体的にどのような勉強の仕方をすればよいのでしょうか。

  1. グループ内で担当するパートを割り振る。
  2. 過去の試験問題に一緒に取り組む。
  3. 試験前はメンバー同士で問題を出し合う。

 まず、メンバーはそれぞれ自分が割り当てられたパートを勉強してノートにまとめておき、グループが集まったときに、勉強した内容を互いに学び合い、ノートを共有します。

 過去の試験問題に取り組み、誰かがつまづいた時は、他のメンバーが教えてサポートします。

 試験前にはメンバー同士で問題を出し合うことも効果的だそうです。

 学生時代、友達と一緒に勉強するというと、それぞれが自分の好きな勉強をして、「ただその場に一緒にいる」というだけの勉強のやり方をしていた人が多いのではないでしょうか。そのだとつい雑談したり、休憩が長引いたりしてしまいます。

 本書で紹介されているのは、みんなで教えあった方が効果的な分野や内容について勉強するために集まる、という目的があり、そのための時間も事前に決めている、効果的なグループ学習方法です。

まとめ

 これから人工知能をはじめとしたテクノロジーの発展によって、今ある人間の仕事がどんどんなくなっていきます。変化のスピードが速いため、生き残るためには、常に新しい知識やスキルを学んでいかなければなりません。

 だからこそ、今一度、勉強の取り組み方を見直し、効果的な学習方法を学んでみてはいかがでしょうか?






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