SNSマーケティング担当になった人が最初に押さえるべき4つの要素

SNSマーケティング担当になった人が最初に押さえるべき4つの要素




 みなさんは、仕事でTwitterやFacebookなどのSNSを使って情報発信することはありますか?

 私は広報担当なので、どんな投稿をしたらいいか、各SNSをどのように使い分けたらいいのか、その活用方法について頭を抱えています。

 そこで手に取ったのが、『デジタル時代の基礎知識 SNSマーケティング』でした。

 近年、SNSを使って商品やサービスの情報発信をする企業が増えてきており、ICT総研の「2017年度SNS利用動向に関する調査」によると、2013年末では約5,500万人だったSNSを使用するユーザー数は、年々増え続け、2019年末には約7,700万人に到達すると予想されています。

 2018年現在の日本の人口から考えると、半数以上がSNSを使用することとなり、これからの企業の情報発信においてSNS活用がいかに重要であるかがわかるでしょう。

 この記事では、SNSマーティングを始めるにあたって知っておくべき基礎的な情報について紹介します。

SNSを始める前に決めるべき4つの要素

 企業によるSNSマーケティングで成果を上げるために、必要な要素として以下の4つが挙げられています。

  1. 目標設定(KGI・KPI)
  2. ペルソナ
  3. 活用するSNS
  4. 運用ポリシー・運用マニュアル

①目標設定

 企業にとってSNSは、あくまでもマーケティング目標を達成するための手段です。そのためSNSを運用すること自体が目標とならないよう、「何のために運用するのか」「どのような数値を達成できれば、成果が出ているといえるのか」を明確にする必要があります。

 具体的には、KGI(重要目標達成指標)・KPI(重要業績評価指標)を定めます。KGIは「SNSを活用する目標や狙い」であり、KPIは「SNSの活用における現在の成績や実績を知るための値」です。

 例えば、世間での「認知度」の向上をKGIとした場合、KPIはファン(フォロワー)数やリーチ数、インプレッション数となり、「ブランド好意度」の向上をKGIとした場合は、投稿に対するいいね数やコメント数、リツイート数がKPIとなります。

 自社にとって何を最終目標としてSNSを活用していくのか、具体的な目標数値と合わせて設定するようにしましょう。

②ペルソナ

 ペルソナは、ターゲットをより具体化した「自社の商品・サービスにとって最も重要で象徴的なお客様像」のことです。

 年齢や性別、居住地、行動パターンなど、ターゲット像を詳しく描くことで、投稿の方向性が定まり、自分たちが発信してようとしている情報が、本当に相手の興味を引くものかどうかを判断しやすくなります。

③活用するSNS

 現在、主要なSNSとしてFacebook、Twitter、Instagram、LINEの4つが挙げられます。各SNSにおいて、ユーザー層や利用シーンが異なるため、それぞれの特徴を理解した上で、活用していく必要があります。

 例えば、Facebookは20〜40代のビジネスパーソンによる利用が多く、フォーマルな場として機能していますが、Twitterは10代、20代の利用が活発で、リアルタイム性の高いニュースや話題が共有されます。またInstagramは、男女比が39:61で女性の利用が多く、ユーザー属性が大きく異なります。

 自社の商品・サービスのターゲットが多く利用しているSNSを選定するようにしましょう。

④運用ポリシー・運用マニュアル

 「運用ポリシー」は、SNSで情報発信していく目的やコンテンツについての行動指針です。ファンやユーザーとの円滑なコミュニケーションを図るための「姿勢」として、ホームページなどで対外的に示している企業もあります。

 一方、「運用マニュアル」は、「平日の10〜17時まで運用する」「1日の投稿数は1〜2本まで」など、SNSを使って情報発信する際に必要な内部ルールのことです。

 これら両方を作成することで、コンテンツ作りや業務上のコミュニケーションを円滑に進められるようになり、SNSを安定的に運用できるようになります。

ユーザーに愛される情報発信を目指して

 SNSが浸透し、世の中に流れる情報量が増える一方、私たちが消費できる情報量は限られているため、発信した情報を話題にするハードルはどんどん高くなっています。

 SNSは基本的に人と人とがコミュニケーションをとるためのツールであって、企業の情報を知りたくて利用しているわけではありません。そのため自分たちが一番流したい情報を流すのではなく、人に興味を持ってもらえるような工夫することが重要になります。

 ユーザーを中心に考えたSNSマーケティングでなければ、共感されたり、企業やブランドへの愛着をもたれたりすることはないからです。

 私が、本書を読んで特に印象に残ったのは、「マーケティングの活動自体が、生活者にとって愛されるものにならなければならない」という言葉です。

 皆さんもスマートフォンを見ていて、関係ない広告バナーが表示され、誤ってボタンを押してしまったがために見たくもないサイトに連れて行かれたり、興味もないメールマガジンが送られてきたりして、その企業やブランドに良い印象を持てなくなってしまった経験があるのではないでしょうか。ユーザーに一度嫌われてしまうと、広告は非表示にされ、企業からの情報は届かなくなってしまいます。

 私も、他者がどのような情報を必要としていて、どのような情報を提供すれば喜んでくれるのか、生活者の立場になって考える視点を日頃から意識していこうと思いました。

 本書の知識は、自社のSNS担当の方だけではなく、これからクライアントにSNSマーケティングを提案していきたいと考えている営業さんにとって役に立つ基礎情報がまとめられています。日々ものすごいスピードで変化していくSNS周りの情報についていけていない方、まずは本書で基礎知識を固めることから始めてみてはいかがでしょうか。

執筆者プロフィール

けいと
行政マンとして働く傍ら、ボランティアで「外遊びを再び日本の文化へ」するべくチャンバラ合戦の運営にも携わっています。
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