こんにちは、松本有紗(@arisa_matsu0113)です。今回ご紹介するのは、箕輪厚介さんの『死ぬこと以外かすり傷』という本です。
箕輪さんは幻冬舎の編集者で、実業家でもある方です。堀江貴文さんの『多動力』や、前田裕二さんの『メモの魔力』などベストセラー本の出版にたくさん携わっています。
また「箕輪編集室」というオンラインサロンも運営されており、1,300人(※本書刊行時)というたくさんのメンバーがいらっしゃいます。すごいカリスマ的な存在になっていて、最近ではテレビ番組のコメンテーターとしても活躍されています。
この本を選んだ理由は、AbemaTVの「西野コンサル」という番組で何度か共演したことがありまして、そこで箕輪さんのキレのある発言をたくさん聞いて最先端な方だなという印象があって、箕輪さんの仕事術について知りたいと思ったからです。
この本は「天才編集者の革命的仕事術」ということで、箕輪さんが普段どのように仕事をこなされているのか、そのノウハウについて書かれています。
ここでは本書の面白かったポイントを3つご紹介します。
動画で見たい方は、こちらをご覧ください。
①箕輪厚介のストイックな仕事術がわかる
「今やれよ!」「スピードスピードスピード!」「量量量!」など、読者を焦らせ、行動を促すような、箕輪さんらしい見出しや言葉がたくさん登場します。
「今やれよ!」では、次のようなメッセージが書かれています。
「昨日までできなかったこと」をやる。その実践を繰り返した先にプロフェッショナルがあるのだ。
時間は有限だ。人はすぐ死ぬ。だから「今やれ」。
自分を追い込み、自分の力を限界以上に発揮するというのが箕輪さんの仕事のやり方のようです。
「スピードスピードスピード!」については、通常、本の制作には6ヶ月くらいかかるところ、箕輪さんは3ヶ月で作っているそうです。普通ならデザインに1週間、会議が1時間のようなタイムスケジュールでも、箕輪さんはデザインは2日くらい、会議は立ち話にして、効率的なスピードを追求しているのです。
時間があればいいというものではない。制約がイノベーションを生む。追い込め。ダラダラと居心地の良いスピードで仕事をしていては、この世にあらざるものは作れない。
「量量量!」については、私も共感するところがありました。
「周りから批判を浴びたときに、自分を支えてくれるのもまた『量』である」「量だけは裏切らない。誰よりも動け」と書かれていて、私も受験勉強のときに「量」が自信になると感じたので、同じことが言えるんだなと思いました。
②努力は夢中に勝てない
箕輪さんは、ストイックに「スピード」と「量」を追求して仕事をされていますが、「どれほど努力をしても、夢中な人には勝てない」とおっしゃっています。
箕輪さんが仕事を選ぶ基準は「自分が夢中になれるかどうか」で、その心の動きを大切にしているそうです。
「自分が夢中になれるものを見つけてほしい」「そのために行動をまずしてほしい」というのが箕輪さんからのメッセージです。
私も受験の時は努力しましたが、今振り返ると、苦しみながらやっていたというよりは、ひたすら夢中になってやっていたなと思います。
大学に入って、それほど夢中になれることがまだ見つかっていないので、自分の好きなことを見つけるためにまず行動しろというのは、すごく刺さりました。
③リスクなんて何一つない
常識に縛られてリスクばかり気にしてしまい、一歩を踏み出せずに前に進めないという方は、私も含めてたくさんいらっしゃると思います。
箕輪さんは、
リスクなんて何一つない。失敗こそ最高のブランドだ。バカになって飛べ。
とおっしゃっています。背中を後押ししてくれるような、一歩前に出ようかなと思える言葉ですよね。
私はリスクを気にしてしまうタイプで、なかなか先に進めない人間なので、これまで「リスクを取って失敗する」方ががよくないのか、「リスクを取らずに、失敗はしないけど先に進めない」方がよくないのかを比較したことがありませんでした。
でもこの本を読んで、リスクを取って自分が夢中になれることを見つけられた方が、今後の人生にとっていいんじゃないかという気持ちが芽生えました。
普段、こうした本を書かれる方を外から見ていると、自分とは違うかけ離れた存在なのかなと思っていたのですが、「行動することがまず大事で、誰にでもチャンスはある」と強調されていたので、私もこれから行動してみようかなという気になれました。
みなさんもぜひ、リスクを恐れず行動してみてください。