不安やイライラ…あらゆるネガティブを取り払う一冊!
仕事をしていると、失敗を恐れて不安になったりちょっとしたミスにイライラしてしまったり、ネガティブな感情にとらわれてしまうことって多いですよね。
仕事が人間関係で成り立っている以上、負のオーラに満ちた人よりも常にポジティブな雰囲気をまとっている人の方が良い仕事ができることは間違いありません。
本書は、武田双雲さんによる毎日をポジティブに生きるための法則集です。双雲さんといえば書道家のイメージが強いですが、意外にもNTTに就職して3年間法人営業を務めたというビジネスマン経歴をお持ちです。
25歳で会社を辞めて書道の道を志してからは、たくさんの人に幸せを与えることだけをモチベーションに仕事に励み、その結果多くの仕事や良縁に結びついたと言います。
「人に幸せを与えることが自分が幸せになるための基本」と説く双雲さんの教えには、どんなことでも前向きに捉え、人生に幸運を導くためのエッセンスがたくさん詰まっています。
今回は本書から4つのエッセンスを紹介します!
1. 自分の思い込みを疑う。
「会話が苦手だから営業には向かない」「これまで勉強してこなかったから高学歴の人には勝てない」「リーダーシップがないから、経営は無理だ」のように、もっともらしい無理な理由を探しては、自分の可能性を押し潰している人って多いですよね。
才能がないからと言って何もしない人は、才能があっても何もできない。センスがないからと言って何もしない人は、センスがあっても何もできない。環境に恵まれないからと言って何もしない人は、環境に恵まれても何もできないーーと双雲さんは言います。
実際、こうした環境決定論がいかに不毛なものであるかという事例は、身の回りにあふれています。
例えば同じ会社で同じような環境で給料も同じでも、不満だらけの人もいれば、ワクワク出来ている人もいます。もし、今、自分の仕事に対してモチベーションが上がらなかったり、不満がつのっている方がいたら、本当にそれは会社や環境のせいだけなのか? 自分のとらえ方と行動で買われる可能性は無いのか? 今一度、考えなおしてみませんか。–P.46
同じ景色を見ても、同じ情報を聞いても、全く違った捉え方をする人がいます。あなたが考えるのと全く同じ「できない理由」を持っていたとしても、できている人は世の中に確実に存在します。
まずは「自分と同じ状況、あるいは自分よりも過酷な状況に陥っている人は誰だろう?」と自問し、その人はその状況にどのように立ち向かうだろうかと想像してみましょう。実在の人物でも架空の人物でも構いません。自分の状況を客観視できれば、「できない理由」は所詮自分の思い込みに過ぎなかったことに気づくはずです。
2. 自分事にする。
自分事にするというのは「他人のせいにしない」ということです。本書では、経営破綻したJALの再建の際に稲盛和夫さんが語った言葉を例に、他人のせいにしないことの重要性を伝えています。JALでは半年間、全社員が「自分の問題とすることだけを徹底」した結果、変わることができたと言われています。
いちいち他人の欠点を見つけて非難するのではなく、日々接する人の長所を見つけては「すげーなー」と口にしてみることを双雲さんは勧めています。
明らかに相手のミスの場合、「なんで相手が悪いのに自分の方が気を使わなければならないのか」と感じる人もいるかもしれません。
しかし、相手のミスを非難することで一時的なストレス発散になったとしても、状況が改善されない限りそのストレスは継続して発生し続けます。あなたがその対応を続ける限り、その状況は改善されません。
欠点ではなく相手の長所に目を向ける癖をつけることで、関係性を良好にしてストレスの根本原因をなくすことの方が、間違いなく自分のためになるでしょう。
3. 価値観の違いを楽しむ
一般的に、人は自分との共通点を相手に見つけることを嬉しく感じ、自分とは意見が合わない人には苦手意識やストレスを感じてしまうものです。
しかし自分とは違うからこそ、まだ知らない新しい発想や価値観に触れることができ、人は成長できるのです。
「違い」はどんな人間にだってあるのですが、それを「なんで?」「変な人」とするか、「違いがあるからおもしろい」「私を成長させてくれる」といったようにプラスにとらえるか。それで人生は大きく変わります。–P.67
ポイントは、「違い」に対するストレス耐性をつけるということではなく、「違い」を前向きに受け止めることで自分の懐を広げ、異分子との化学反応を楽しめるようになることです。
4. 書き出す
最後は書道家らしい不安の解消法です。自分が感じている不安を思いつく限り紙に書き出し、解決できそうなものに赤ペンで◯をつけていきます。
そうすると、頭の中だけで「あれも不安、これも不安」と感じていたことが具体的かつ視覚的に見えるようになるので、不安を客観視できます。また◯を付けられたということは、あなたの潜在意識では解が見えているということなので、既にそれらの不安は解決できていると言えます。
◯がつけられなかったものは、「すぐに本当に解決したいもの」「人に任せれば解決できるもの」「今、解決できなくてもいいもの」の3つに区分けします。
その中であなたがやる必要があるのは「すぐに本当に解決したいものだけ」です。つまり他は、不安に思っているだけで「あなたがやらなくてもいい」ものです。紙に書き出すだけで、漠然と不安に思っていたことが、実は不安に思うほどのことではないことに気づけるでしょう。
書くということは人類の叡智である「言葉」をこの世に具現化することです。ものすごい言葉の力を最大限に引き出すものだと僕は確信しています。–P.138
モデルプロフィール
・名前 :安藤麻貴
・生年月日 :1989.3.20
・出身 :青森
・職業 :モデル
・将来の夢 :可愛いおばあちゃん
・Twitter :@hello_makitty_3
・ブログ :「*安藤麻貴のエンジェルまきにゃん*」
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