やることがあるのに身体が動かない。
やらなきゃダメだとわかっているのにダラダラしてしまう。
結局なにもできずに時間だけが過ぎる。
こうした経験は誰もがあるのではないでしょうか。僕がそうでした。
そんな自分をどうにかしないと……と思い読んでみたのが、今回紹介する『0秒で動け』です。
「この本を読んで人生が変わった!」というのは大袈裟ですが、読む前と比べて確実に作業が捗るようになりました。
今回は、本書を読んで大切だと思った部分をまとめました。
仮説を立てて即行動せよ
「0秒で動け」というのは、闇雲に動き出せという意味ではありません。できるだけ早く、自分の中で仮説を立ててすぐに行動する、というのが「0秒で動け」の要点であり、本質です。
何か新しいことを始める時に、完璧を求めてアレコレ調べたり、どうすれば効率的にできるかを考えたりして、結局動き出すまでに時間がかかってしまう人が多いのではないでしょうか。僕はそんな感じです。
しかしこうすると脳内では
- これだけ時間をかけて調べたんだから失敗できない。
↓ - 100%確信が持てるまで調べないといけない。
↓ - また調べる。
↓ - これだけ時間をかけて調べたから失敗できない、もっといい方法はないかな…
という負のループにハマっていきます。
そうではなく、現状で集められる情報をもとに仮説を立てて素早く行動に移すことが、結果的に良い結果を生み出しやすくなります。
即行動する3つのメリット
「0秒で動け」で重視されている、早く仮説を立ててすぐ動くことのメリットはたくさんあります。
①行動のハードルが下がる。
1つ目は、すぐに行動できるということ。動き出すまでのハードルを下げておけば、最初の一歩を踏み出しやすくなります。
行動する前に考えてしまってなかなか行動できない人は、「失敗したらどうしよ…」という不安からでしょう。
早く仮説を立ててすぐに動き出せば、仮に失敗しても「始めたばかりだからしょうがない」と言い訳を作ることができます。
自分以外が関連しているプロジェクトを進めているときにも使えます。
自分が意見を言い出すときに、「パッと思いついたアイデアですが…」とか「簡単に仮定しただけなので失敗するかもしれませんが…」と前置きすることで、周りからのハードルも下げられます。
しかも最初に発言しておくことで議論の土台になったり、運が良ければプロジェクトをそのまま任されることもあるかもしれません。
②PDCAを早く回せる。
2つ目は、早く動き出した分だけ軌道修正に時間を使えるようになり、PDCAが早く回せるようになることです。
すぐに仮説を立てて動くことで、仮に失敗したとしても軌道修正をする時間がたっぷりあります。
反対に動き出すまでが遅いと、いざ軌道修正しようとしてもすでに時間がないので、結果が出るまでに日にちがかかってしまいます。
③小さな経験の積み重ねが、大きな結果を生む。
3つ目のメリットは、小さな経験をたくさん得やすくなるということです。
すぐに仮説を立てて行動するので、試行錯誤する回数が増えます。他の人が考えている間も動いていた分経験が多くなります。
試行錯誤の回数や失敗した回数=小さな経験となり、積み上げていくことで自信にも繋がるし、新しいことに取り組む時に活かせるはずです。
5秒以内に動き、脳に言い訳を与えない
「0秒で動け」というのは、日常生活でも活かせます。
- 朝起きるのめんどくさい
- お皿洗いをしないといけない
- 期限までにやらないといけないことがある
こうした嫌なことが浮かんだら、5秒以内に動く。なぜ5秒なのかというと、人間は5秒以上考えていると言い訳をしてしまうからです。
朝起きるのめんどくさい…あと5分だけ寝よう。
お皿洗いをしないといけない…今日は頑張ったし明日やればいっか。
このようについ言い訳を作ってしまいます。そうならないために、5秒以内に動き出すことで言い訳を考える暇を脳に与えず、行動できます。この5秒を極端にしたのが「0秒で動け」です。
「あーやらなといけなけど嫌だな」と思った瞬間に動く。少しでも嫌だと思ったら動きましょう。
そうすると、言い訳を考える時間もダラダラする時間も無くなって、無駄な時間が減らせます。
「0秒で動け」を極めると人生が変わる
最後に、0秒で動けのメリットをおさらいとしてまとめます。
- 最初の一歩が早くなる
- PDCAが早く回せる
- たくさん経験を積める
早く仮説を立てて動けるようになると、成長速度がグッと上がります。
失敗してもいいので、自分の中できちんと仮説を立ててやり切ってみてください。
気分が乗らないけどやらないといけないことに対して、0秒で動きだしてみてください。
数週間後にはかなり自分の生活が変わっているはずです。
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