こんにちは。就職を間近に控えた大学4年生のこうだいです。
唐突ですが、皆さんはやりたいことを仕事にできていますか? 今の仕事、しんどいと思いながら出勤してませんか? もしかしたら「やりたいことが見つからない」という人もいるかもしれません。
今回ご紹介する『アソビくるう人生をきみに。』は、今の働き方に疑問を感じつづも、一歩踏み出せない方々を対象として書かれています。
著者のあんちゃんさん(@annin_book)は、社会人2年目にして会社を退職し、「まじまじぱーてぃー」という個人ブログを立ち上げ、現在は月収80万円近くに及んでいるというプロブロガーです。
入社2年で退職し、フリーランスになるというのは、社会の「常識」からはありえないと思われるかもしれません。しかし本書を読んで、あんちゃさんは世間が描く「常識」から外れたからこそ活躍できているのだと感じました。
私は、春から就職です。ですが就職活動を振り返ってみると、「やりたいことが見つからないから取りあえず大手企業なら安泰だしいいか」と考えていました。大手企業が必ずしも安泰でないことはわかっているのに、自分は社会の「常識」の中にいたのです。
就活は無事終えましたが、春から就職する会社での仕事は「自分にとって本当にやりたいことなのだろうか?」「そもそも自分のやりたいことって何なのだろうか?」という不安も感じています。
だからこそ、やりたいことを仕事にできているあんちゃさんから、今後の自分の働き方を見つけたい思い本書を手に取りました。
あんちゃさんは「常識」というレールから外れることの重要性を強調しています。世間の「常識」から外れた方としては堀江貴文さんやキングコングの西野さんらが思い浮かびますが、あんちゃさんはごく「フツー」の会社員だったと言います。
そこも親近感が湧いたポイントです。「やりたいことを見つけるにはどうすればいいのか?」「常識に縛られずに生きるためにはどうすればいいのか?」ーー本書を読めば、その答えが得られるはずです。
今回は、特に自分が実践していこうと思ったポイントをご紹介します。
①自分の想いを発信する
あんちゃさんは、
- 「自分が今なにをしているのか」
- 「どんなことを考えているのか」
- 「なぜそれをやっているのか」
といった想いを発信することが大切だといいます。そして発信のメリットとして、以下の4点を挙げています。
- 自分の考えが整理され、軸が定まる。
- 共感してくれるから仲間が集まってくる。
- 仕事の依頼がくる。
- 発信したことに対する責任と覚悟が生まれる。
ブログやSNSで情報発信するためには、頭の中にある考えを言語化しなければなりません。するとその過程で、必然的に自分の考えが整理されていきます。自分の考えを文章にしておけば、見返すことで「こんなことを考えていたんだな」といった再発見も生まれるでしょう。
世の中に自分の考えを発信すると、それに共感した人との出会いも増えていきます。今は情報発信すればするほど、新たな繋がりが生まれる時代なのです。
ブログでは主に文章で自分の考えを伝えるため、論理的な文章が書けないと読み手にうまく伝わりません。そのため文章を書く練習の意味でも、継続的に情報発信していくことは重要だと感じました。
誰もがSNSによってつながれる時代だからこそ、自分の意見を発信することの重要性が増しているのです。
②「やりたいことの芽」を育てる
学生でも社会人でも、「やりたいことがない」という人は多いと思います。これに対しあんちゃさんは、「『やりたいことがない人』は、やりたくなるまで動いてない」と言います。
やりたいことができるまで「待つ」のではなく、少しでも興味あることなら、片っ端から手を出してみることが重要だということです。そうすれば、自然とやりたいことが見つかるはずだと言います。
あんちゃさん曰く、人は誰でも、「やりたいことの芽」を持っているのですが、その芽はとても小さく、実際にやってみないと「本当にやってみたいこと」なのかわからないのです。
あんちゃさんもブログに出会うまでに、転職活動、バンドの演奏活動、執筆活動、地域おこしの活動など様々な「やりたいことの芽」を育てていたそうです。その中で育ったのが、ブロガーへの道でした。
好きなことは待っていても見つかることはありません。私も、少しでも興味があることにどんどん手を出してみようと思いました。実践してみて向いてなかったら手を引けばいいし、継続してみたいなと思ったらもっとやってみればいい。
そうしていった結果、自分にとっての「本当にやりたいこと」が見つけられたらいいなと思います。
「好きなことだけして生きていけるほど、世の中あまくない」というのは、一見、世間の「常識」のようになっています。しかし本書を読むと、それは単に自分で線引きをしているだけ、周囲の意見に流されているだけなのだと感じました。
一生に一度の自分の人生です。悔いのない人生を過ごしたい方は、ぜひ本書を手に取ってみてください。