作家・原田まりるに聞く!女子高生がニーチェから哲学を学ぶ小説『ニー哲』の魅力とは?

作家・原田まりるに聞く!女子高生がニーチェから哲学を学ぶ小説『ニー哲』の魅力とは?

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現代にやってきたニーチェに哲学を学ぶ!

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 「哲学」と聞くと、おカタくて難しい学問のイメージを抱く人が多いかもしれません。実際、ニーチェやサルトル、ショーペンハウアーといった著名な哲学者の名前は知っていても、彼らの本を手に取り、最後まで読みきったことがある人はかなり少数派でしょう。

 しかし一方で、自分なりの哲学を持って生きている人のことをカッコイイと感じ、「自分も哲学をもった生き方がしたい」と考える人も多いと思います。

 哲学とは、さまざまなことに対して「本当にそうなのか?」と疑いを持つことなので、今の生き方や働き方に疑問を持っている人にとっては特に、学びの多い学問と言えるでしょう。

 哲学に興味はあるけど、哲学書は読みこなすのは難しいと感じている人にぜひオススメしたいのが、哲学ナビゲーターで作家の原田まりるさんの新刊、『ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。』です。

 本書は発売後わずか3日で重版が決定し、一ヶ月経たずに三刷1万9000部を突破したという、哲学本としては異例の売れ行きを誇る話題の一冊。

 17歳の女子高生・児島アリサが、現代にやってきたニーチェをはじめとする数々の偉大な哲学者たちとの出会いを通して、生きることの意味や自分自身のあり方について思考を深め、成長していく様子を描いています。

 難しくてとっつきづらい哲学の思想について、哲学者本人たちが教えを説くという形式なので、誰が読んでもわかりやすく、自分の生き方を見つめ直すための言葉にたくさん出会える哲学本です。

 今回は、著者の原田まりるさんに、本書の魅力や哲学を学ぶことで得られるものについてインタビューさせていただきました。

 記事の最後には“サイン本のプレゼント企画”もありますのでぜひチェックしてください!

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原田まりるが哲学に興味をもったきっかけ

ー 原田さんは「哲学ナビゲーター」という肩書きをお持ちですが、具体的にはどのようなお仕事をされているのですか?

原田まりる

シンプルに言うと、難しく思われがちな哲学の話をわかりやすく紹介する、という仕事です。私は大学で哲学を勉強しましたが、博士をとっているわけではないので「哲学者」ではないし、「哲学作家」というのも伝わりづらいかなと思って、「哲学ナビゲーター」と名乗らせていただいています。 

原田まりる

本書も、歴史上の偉人と呼ばれる哲学者たちが、生涯をかけて考えた自分の生き様について、現代風にアレンジすることでわかりやすくまとめています。 

ー 哲学にはいつごろから興味を持ち始めたのですか?

原田まりる

高校生の頃ですね。私は尾崎豊さんが大好きで、彼の歌を聞いて「なぜ生きてるのか」についてよく考えていたんですが、家の近くの本屋にいったときに、たまたま哲学書コーナーで中島義道先生の本を読んで感銘を受けて、それから哲学に興味を持つようになりました。

ー 哲学のどのような部分に惹かれたのですか?

原田まりる

ふだん自分の頭で考えていることの、10歩先のことが簡潔にまとめられているところですね。

ー 10歩先…ですか?

原田まりる

たとえば、学校でヒエラルキーを感じたときに、「なぜヒエラルキーがあるの?」という疑問は抱くかもしれませんが、そこから「人はなぜ他者よりも優勢でいたいと思うのか」といった領域まで思考を深めるのは、なかなか自分の頭だけではできないと思うんです。でも哲学の本を読むと、そうした人間の本質的な部分にまで到達した偉人たちの思考に触れることができる。それが面白いんです。




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哲学を学ぶと何が変わる?

ー 哲学を学んだことで、原田さん自身の生き方や働き方にどんな影響がありましたか?

原田まりる

私が人生に絶望していたとき、哲学によって救われました。昔、医療ミスのようなもので長期間入院していた時期があって、その影響で大学や芸能活動を辞めることになってしまったんです。

原田まりる

そんなとき、ニーチェの「どんな辛いことがあっても、自分の運命を愛する」という考えだったり、ハイデガーの「人生は有限なのに、人は死を意識していないから時間が無限にあるように錯覚している」といった考えに感銘を受けて、切り抜けることができました。哲学があったからこそ今があるので、とても感謝しています。

原田まりる

仕事について言うと、以前は風男塾という男装ユニットで活動していたこともあるのですが、キルケゴールの「たとえ全世界を征服したとしても、自分自身を見失ったならば、何の意味があるというのだろうか」という言葉に感化されて、転職を決意しました。

ー この言葉は私も心に響きました。最近、電通の新入社員の方が自殺したという報道がありましたが、哲学者たちの思考に触れて、違った世界の見方を知ることができれば、自分の頭のなかだけで思いつめ過ぎることなく生きられるのではないかと感じました。

原田まりる

そうですね。哲学者たちの思想に触れると肩の力が抜けたり、心が軽くなったりするので、今の生き方や働き方に息苦しさを感じている方は、ぜひ偉人たちの思想に触れて欲しいと思います。哲学者たちが考えた「一度きりの人生を後悔せず過ごすための思考法」が本書にはつまっています。

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ー その一方で、本書の中で「哲学とはさまざまなことに対して、本当にそうなのか? と疑いを持つこと」という記述があるように、哲学者の考えをそのまま「正解」と捉えるべきでもないんですよね?

原田まりる

そうですね。ショーペンハウアーの言葉に、「読書は他人の頭で考える行為だから、読んでわかった気になるんではなく、そこからさらに自分の頭で考えないと本当の理解に至らない、自分の血肉にならない」といった主旨のものがあるのですが、まさにその通りだと思います。

原田まりる

本書でも、物語のなかにいろんな考え方の哲学者を登場させることで、「最終的にどう考えるかは、主人公の女の子が自分次第でもある」というメッセージを伝えています。

ー 素晴らしい構成ですね。本書を書くにあたって、特にこだわったことはありますか?

原田まりる

哲学者たちの個性や背景を生かすことですね。たとえばニーチェがココア好きだったり、作中で作っているゲームのタイトルがニーチェの名言 “The Twilight of the Idols” だったり、サルトルには彼女がいっぱいいて、彼女の目の前で別の女性を口説くことを正当化していたり、その設定にはかなりこだわっています。

ー 各キャラクターの性格や言動などの細かい描写は、キャラ付けするためのフィクションなのかなと思っていたのですが、全部リアルだったとは…。じゃあ、本書を読めば哲学者たちの人となりもそのまま味わえるわけですね。

原田まりる

そうなんです。実際の哲学者たちのリアルな人物象を、現代風にアレンジして小説にしているので、学校の教科書に載っているものと違って人となりも分かるので、より親近感が沸いて楽しんでいただけるんじゃないかと思います。ぜひ「推し哲」を作って欲しいですね(笑)

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ー 本書は巻末に、哲学者たちのイラスト付きプロフィールが掲載されていますが、まさに推しの哲学者を選ぶために用意されているかのようですね。ちなみに原田さんの「推し哲」は誰ですか?

原田まりる

え〜私は…みんな好きなんですけど(笑) あえて一人選ぶとすれば、ヤスパースですかね。ヤスパースってすごくいいこと言ってるのに、キャラクターが薄いからなのか、あまり哲学の入門書ではピックアップされないんですよね。

ー 確かにニーチェやサルトルは耳にしますが、ヤスパースは本書で初めて存在を知りました。

原田まりる

そうなんです。だから私は、ヤスパース推しってことにしておきます(笑)

ー 承知しました。ちなみに私は「憂愁を愛するロマンチスト」のキルケゴール推しです(笑) それでは最後に、本書の魅力と読者へのメッセージをお願いします。

原田まりる

哲学というと難しい学問の印象を持たれがちなので、「頭が重くなるのではなく、心が軽くなる」哲学の本を作りました。一度きりの人生を、後悔せずに生き抜くための「実存主義哲学者の教え」をこの一冊に凝縮しています。哲学的な考え方によって人生を変えたいという方、ぜひ手にとって読んでみてください。きっと、悩んだときに自分の心の糧となる考え方に出会えると思います。

ー ぜひ、今の生き方や働き方に悩んでいる多くの人に読んで欲しいですね! 本日はありがとうございました!

サイン本を1名様にプレゼント!

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 今回特別に、原田まりるさん直筆のサイン本をプレゼントしていただけることになりました! 応募方法をご確認の上どしどしご応募ください!

応募方法

ステップ1
 当サイトの公式Twitterアカウント @bijodoku をフォローしてください。

ステップ2
 以下の文章をコピーしてツイートしてください。

原田まりる直筆サイン入り!『ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。』をプレゼント! http://bijodoku.com/special/nie-tetsu/ @bijodoku #美女読書プレゼント

応募締め切り

 2016年11月2日(水)23:59 まで(※締め切りました! たくさんのご応募ありがとうございました)

当選者の発表

 プレゼントの当選者には、応募締め切り後、当サイトTwitterアカウント @bijodoku よりDMを送らせていただきます。

 3日以内に返答が無い場合、当選を無効とさせていただき、別の当選者へ当選権を移させていただきますのであらかじめご了承ください。

注意事項

・非公開アカウントの場合、ハッシュタグを拾えないので無効となります。
・当選者にはお名前、商品の発送先住所をDMにてお教えいただきます。
・応募者のTwitterアカウント、当選者のお名前、住所等の個人情報は、商品の抽選または発送以外の目的で使用いたしません。

 ご応募お待ちしております!

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刊行記念! 原田まりるさんイベント情報

 本の刊行を記念して、京都と東京にて、トーク&サイン会イベントが予定されているそうです! 原田まりるさんご本人にお会いしたい方はぜひチェックしてください!

※詳細は下記リンクをご確認ください。

■11月11日(金)@三省堂書店 池袋本店
http://ikebukuro.books-sanseido.co.jp/events/1588

■11月13日(日)@大垣書店 京都ヨドバシ店
http://www.books-ogaki.co.jp/news/【11/13開催】原田まりるさん トーク&サイン会のお知らせ

モデルプロフィール

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・名前     :原田まりる
・生年月日   :1985.2.12
・出身     :京都府
・職業     :作家・コラムニスト・哲学ナビゲーター
・Twitter   :@HaraDA_MariRU

ご協力いただいたお店

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・店名  :「café 1886 at Bosch」
・住所  :東京都渋谷区渋谷3-6-7
・TEL   :03-6427-3207
・営業時間:月-金: 8:00〜22:00
     (Morning 8:00 - 11:00)
     (Lunch 11:00 - 14:00)
     土: 11:00〜22:00
     日・祝: 11:00〜20:00
・定休日 :施設の休みに準ずる

おまけ

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