「友だちより仲間を」瀧本哲史が語る”抜きん出た”成果を上げるチームの条件とは?

「友だちより仲間を」瀧本哲史が語る”抜きん出た”成果を上げるチームの条件とは?

美女読書をフォローする 

友だちはいらない。必要なのは?

DSC_1338_3
 「大企業に入れば一生安泰」などと考える若者はもはやいないと思いますが、安定の保証されない世の中で、この先どう対処すべきかを真剣に考え行動に移している人は少ないのではないでしょうか。

 世界規模で競争が生まれる「本物の資本主義経済」では、「人間にしかできない仕事」はどんどん減り、「誰でもできる仕事」は海外の安い労働力に取って代わられ、賃金は最低価格まで買い叩かれる運命にあります。

 そうした状況でも「人間としてより豊かに、幸福に生きる」ためには、どうすればいいのか。その答えこそ、(”友だち”ではなく)「”仲間”をつくることだ」と説き、「チームづくり」の大切さを教えてくれるのが本書。『僕は君たちに武器を配りたい』がベストセラーとなった、瀧本哲史さんの著作です。

今回のポイント!

  1. 本当によいチームに共通する5つの条件
  2. 「ロマンとソロバン」でビジョンを語る
  3. チームに必要なメンバー5つのタイプ

本当によいチームに共通する5つの条件!

DSC_1273_3

 本書では、「抜きん出た」成果をあげたチームの共通点として、次の5つの特徴が紹介されています。

  1. 少人数である。
  2. メンバーが互いに補完的なスキルを有する。
  3. 共通の目的とその達成に責任を持つ。
  4. 問題解決のためのアプローチの方法を共有している。
  5. メンバーの相互責任がある。

 これは、元マッキンゼーのジョン・R・カッツェンバックとダグラス・K・スミスが見出したものです。

 「友だちだから」と不要なメンバーを増やしたり、同じ特徴を持ったメンバーばかり集めていては、「抜きん出た」成果を挙げられるチームにはなれません。

 ダメなチーム(ありがちなチーム)では役職や年次で選抜されるが、よいチームではあくまで「何ができるのか」でメンバーが決まる。

 この点は、「世界のトップエリートの働き方に学ぶ3つの仕事の極意」でも紹介したように、世界のトップエリートたちも口をそろえて言っています。

 目的を達成するために必要なメンバーをシビアに厳選し、少数精鋭で各自が自分の仕事にコミットできるようなチームづくりを目指しましょう。

「ロマンとソロバン」でビジョンを語ろう!

DSC_1279_4

 実際にメンバーを集める段階においては、「チームを通じてどんな目的を達成したいのか、どのように世界を変えたいのか」というビジョンを語ることが重要です。

 そのとき大切なのは、「容易に達成できない、大きなビジョンを掲げること」、そして「ロマンとソロバンをもって語ること」だと瀧本さんは言います。

 「容易に達成が可能と思われる小さな目標」は、容易なだけに誰でも思いつくし、すでに他のチームが掲げている可能性が高いからだ。安易な目標はチームメンバーの心を捉えない。

 また、本書ではリーダーが語るべき「ロマン」について次のように説明しています。

 「自分はこのように社会をかえたい」という熱い思い、それがロマンだが、(中略)公共性がないロマンには、誰もついてきてくれない。だからこそロマンは、みんなが応援したくなるようなテーマでなければならない。

 例えば「自分たちが経済的に豊かになって贅沢な暮らしをしたい!」といった私的なものでは、(それを求めること自体は悪いことではないものの)外部の人の賛同や注目を集められず、よい人材も集まりません。

 一方で、単に立派なロマンを掲げるだけで、中身の実現力を伴わないようではいけません。

 ロマンを実現するには、それと同じくらいソロバン(お金、時間、労力のコスト計算)をきちんと考える必要がある。多くの人が「お金を払っても解決したい」と思えるような非効率や満たされないニーズがあるからこそ、ロマンはロマンになりうるのである。

 昨今「意識高い系」と揶揄される若者は、「ロマンは立派だけどそれを実現するためのソロバンが考えられていない人が多い」と瀧本さんは指摘します。

 だからこそ、自分に足らない点を補完するメンバーをチームに引き込むことが大切なのです。




少数精鋭のチームに必要なメンバー5つのタイプ

DSC_1243_2

 では、「少数精鋭のチーム」を作るために、最低限必要なメンバーはどんなタイプでしょうか。本書では次の5つが挙げられています。その特徴を一部抜粋して引用します。

勇者

 ビジョンをぶちあげるリーダー。危機的な状況においても、けっして諦めることはなく、突発的なアイデアを出して、切り抜けることが多い。非論理的な勘による決断を好む。リスクをとることをいとわない。

魔法使い

 勇者にとっての「メンター」や「支援者」「アドバイザー」的な存在。勇者がなにかしらの危機に陥ったり、進むべき道を迷ったりしたときに、正しい方向性を示すことができる知性と経験を持っている。

エルフ

 頭の回転が速く、客観的に物事が分析できて、「ちょっと待って、冷静に考えてみよう」というのが口癖のような人物。リーダーがぶちあげた「ビジョン」に対して、それを現実のものとするためには何が必要で、いつまでにどんなことを達成しなければならないか、クールに計算する。

ドワーフ

 企業で言えば「優秀な営業責任者」のような存在。リーダーに対して熱狂的な忠誠心を持ち、チームの持つビジョンの実現に向けて力強く行動していく。目的合理適性よりも、楽しいこと、チームの和を重視する。

トリックスター

 「既存の秩序」にとらわれず、ときにはそれを壊して新たな気づきをチームにもたらし、外部の「自分たちと異なるもの」とつながりを作る。ときとしてトラブルを巻き起こし、チームに迷惑をかけることもある。だがその予想もつかない振る舞いが、チームの誰もが成し得ない「非連続の変化」をもたらし、圧倒的な力を持つ協力者とつながったり、強大な敵を倒す契機となることがある。

 自分がリーダータイプであれ、それ以外のタイプであれ、チームをつくる際に「メンバーに含めるべき人物像」が押さえられていれば、「抜きん出た成果」を上げるチームづくりに近づくことができるでしょう。

 書籍内では、もっと詳しくそれぞれの特徴が語られているので、チームメンバーを考える際の参考にしてみてください。

まとめ

DSC_1345_3

 本書で言われている通り、これからの世の中を生き抜くための答えは「前例」にはありません。

 今の若い世代が、新しい環境に適応するべくもがく中で見つけ出し、世の中に広めていかなければなりません。

 まったく前例が通用しない状況のなかで、新たな環境にいち早く適応し、生き残っていくのは、常に若い世代なのである。

 ひとりだけの力ではその影響力が限られているからこそ、共通の目標に向かって挑戦できる「仲間」集めと、優秀なチームの作り方を本書から学びましょう。

 本書は、若者に世の中を変えるための意欲と勇気を与え、その具体的な実践方法まで示してくれている良書です。

合わせて読みたい

 「ビジネス書大賞2012」の大賞作品。ハードカバーですが読みやすく、グローバル資本主義社会で「コモディティ人材」から抜け出すための考え方・働き方について学べます。

 最近、ワンコイン(500円)で買えるエッセンシャル版も発売されました!

モデルプロフィール

DSC_1395_4

・名前     :れい
・生年月日   :1987.4.16
・出身     :東京
・職業     :メーカー事務
・将来の夢   :幸せを与えられる人間になる

今回利用したお店

DSC_1476_2

店名  :Hi SCORE Kitchen(ハイスコアキッチン)
住所  :東京都渋谷区東京都渋谷区桜丘町4-2 ジョイス渋谷3F
TEL   :03-3770-8145
営業時間:11:00-23:00
定休日  :無

本日のおまけ

DSC_1373_2

'stats.label.addfriend' (MISSING TRANSLATION)
広告掲載について

OTHER POSTS

POPULAR POSTS