こんにちは、ponです。
もしあなたが、『一流の人に学ぶ心の磨き方』というタイトルが気になってこの記事を開いたのだとしたら、きっと今の自分に自信がなかったり、一流の人に憧れる気持ちがあったりするのではないでしょうか?
僕はまさにそう思ってこの本を手に取りました。本を開くと、次の言葉が書かれていました。
一流の人は一握りの特別な人のことではない。自分の心を磨き続け、自分を信じることができた普通の人のことである
では、一流の人はどのように心を磨いているのでしょうか、そして今の自分とは何が違うのでしょうか。それが知りたくて読み進めていき、最後のページを終えた時には単純に一流の人すげぇ! って思いました(笑) 一流の人って、結果はもちろんのこと人としても素晴らしいんですよね。そんな一流の人からは学ぶことがたくさんあります。
本書では一流の人が持っている70もの心得が紹介されており、一流の人とそうではない人との違いに触れながら、その心得の身につけ方を教えてくれる構成になっています。
今回は、70の心得の中から僕が感銘をうけた言葉や、それらをどのように生かしていくかについて書きたいと思います。
1.すべての人に好かれようとしない
大多数の人は、人から嫌われることを恐れて、つい相手に合わせようとしてしまいますが、一流の人は、無理に相手に自分を合わせるようなことはしません。それがいかに不毛なことかよくわかっているからです。
このような心持ちになるためには、
- 好感度ナンバーワンのタレントでも、ハリウッドの大スターでも、必ず “アンチ” は存在する
- たとえ神様であっても、別の神様を信じている人からは見向きもされない。「誰からも好かれること」は、神様にもできない「超神業」
と考えるのがおすすめです。
誰しも、生まれてからずっと歩んできた道があり、そのなかで自分なりの価値観を培ってきています。人の価値観はこの世に一つとして同じものはありませんので、一人一人の価値観に合わせていたら自分が何人いても足りません。
もしあなたの目の前に合わない人がいたとしても、「当たり前のこと」と割り切ることが合理的です。そんな相手とは適度な距離を保ち、あなたのことを本当に理解してくれる人との関係をより深めることに集中しましょう。
一流の人が持っている価値観と、その考え方が明快に書かれているので、とてもわかりやすくて腑に落ちますよね。僕はいつも人に合わせがちなので、この価値観はとても共感できました。
2.「自分との別れ」を恐れない
学生時代が終わって社会に出るときや、人生のメンターと呼べるような人に出会い新しい価値観に直面したときなど、これまでの自分との「別れ」を迫られる時があります。
しかしそんな時も、恐れず、迷うことなく、自分の道を歩むべきだと著者は言います。 なぜなら今の自分との別れは、次の世界であなたを待っている新たな自分と出会うための「準備の儀式」だからです。
また著者は、別の項目で「今の自分の周りにいる人は今の自分の写し鏡」とも言っています。つまり今の自分との別れというのは、今付き合っている人たちとの別れとも言えるのです。
いま仲良くしている人たちとの別れはつらいと思います。でもそれを恐れるよりも、未来の成長している自分を見つめて、次のステージに向かった方がいいんだなと気づかされました。
3.世間の評価によって態度を変えない
「天才という言葉がある。これはすごいことでも何でもなく、天がその人に “これを通じて人の役に立ちなさい” と与えてくれたものなのだ。上からものを見るために与えられたものではない。そこを自覚しながら、その才を使い、目の前の人に淡々とできることをしている人は、どんな立場になったとしても道を誤ることはない」
一流の人たちはこの原則をよく理解していると言います。だから周りの批判や反対を恐れず、自分の道を見つけて進むことができるのです。
これは批判や反対のようなネガティブな反応だけでなく、賞賛や褒め言葉といったポジティブな反応に対しても同じことが言えます。
うまくいった時は周りがちやほやしてくれますが、一流の人たちはそれを一時的なものだと客観的にとらえ、一喜一憂することがないのです。地に足をつけ、やるべきことを淡々と続けていれば、さらに次のステージに上がることができます。
4.ゴールを設定して、必要なものを
手に入れる
人間の潜在意識は、善悪にかかわらず「ほしいもの」「その時必要なもの」に自然と目が行くようになっているそうです。あなたが目指すゴールを設定して、それが実現したときのイメージを心に刷り込んでいくと、あなたの「無意識」は、そのゴールにたどりつくために必要なものや手段を自然と探し出してくれるのです。
心の底から「こうなりたい」と思うだけで、それまで意識することすらなかった「チャンス」にも気づくことができるといいます。
一流の人は、先にゴールを設定し、潜在意識の力を使って達成するための方法を引き寄せていく。
5.周りの人に精神的なメリットを与える
人を動かすために必要不可欠な要素、それはメリットです。メリットには大きく分けて2種類あります。
1つは「物質的なメリット」。お金やモノ、おいしいものを食べさせてくれるといったものです。もう1つは「精神的なメリット」。褒めてくれる、認めてくれる、温かい声をかけてくれる、味方になってくれるといったものです。
一流の人は、周りに精神的なメリットを与えているといいます。
- 自分から進んで相手に笑顔を見せているだろうか?
- 自分から進んで相手に声をかけているだろうか?
- 自分から進んで相手の自己肯定感を高める行動をしているだろうか?
この視点はなるほどと思わされます。まずは自分自身の行動を振り返り、人に精神的なメリットを与えられるような人間になりたいと思いました。
6.優しさを我慢しない
たとえば職場で孤立している人がいて、その人が一人で仕事を抱えて四苦八苦しているのに、誰も手伝ってあげない。本当は手を貸してあげたいけれど、下手にかかわると、今度は自分も仲間外れにされてしまうのではないかと思って手伝うのを躊躇してしまった…。そんな経験はありませんか?
人は自分の中にある優しさを開放できないと傷つくものだと著者はいいます。一流の人は、周りの目ではなく、自分の「心」を最優先にしているからこそ、躊躇なく行動に移すことができるんですね。
7.逆境は「新たな物語のはじまり」
と考える
自分を変えざるを得ない状況、もしくは逆境のことを「サクセスコール(成功への呼び鈴)」と呼ぶそうです。
人生楽しいことばかりなら、いくら受け身で生きていても問題ありません。しかし残念なことに、どんな人にもつらいこと、不幸なことはたくさん起こります。
そんなとき「これは成功への呼び鈴なんだ」「新たな物語のはじまりなんだ」と考えることができれば、逆境にも前向きに立ち向かっていくことができ、人生を大きく変えることができるはずです。
まとめ
以上、簡単にですが一流の人たちの心得を7つ紹介させていただきました。皆さんの中にもこの中でグッとくるものがありましたか?
僕はこの本を読んで大切なことに気づくことができました。気づくことは成長の第一歩だと思っています。
次の段階に進むには実践が必要だと思うので、まずは大切だと感じた言葉をいつも見る場所に貼って、今の自分を振り返ることから始めようと思います。小さいことでも、この本を通して学んだことを自分のものにできたらなと思います。
もしあなたが今悩んでいることや迷っていることがあるのならば、ぜひこの本を手に取ってみてください! 70もの心得を紹介されているので、きっと今のあなたに必要な言葉に出会うことができると思います!