「好きなこと」で無理なく「稼ぐ」方法とは?

「好きなこと」で無理なく「稼ぐ」方法とは?




 こんにちは、岡町綾乃です。今回ご紹介するのは『好きなことで無理なく毎月10万円稼ぐ方法』という本です。

 この本は、好きなことで稼ぎたいけど、バリバリの起業家のように働くつもりはなく、プライベートも充実させたいという、ちょっと欲張りな女性に向けて書かれた一冊です。執筆はピンクプロジェクトという団体で、「女性は楽しいが仕事です」をモットーに、すべての女性の活躍を応援する活動をしています。

 私は起業したいと考えているわけではないのですが、趣味でやっているインスタグラム(@ayano19fashion)のコツを知って、アルバイト代わりに少しでも稼げたらいいなぁなんて思ってこの本を読んでみました。

 今回は、本書のおすすめポイントを3つご紹介します。

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3つのおすすめポイント

①自分の天職がわかる

 Chapter1では、「好き」と「稼ぐ」を両立する方法や、注意点、厳しさなどがまとめられています。まずいきなり「好き」への「ワクワク」だけだと疲弊するというちょっと厳しい見出しがあり、「女性起業家の個人所得は7割が100万円未満」という現実を教えてくれます。

 「好き」への「ワクワク」に突っ走ってしまった結果、思い描いていた未来と現実との差の激しさに苦しんでしまう人が多いそうです。女性は「誰かの役に立つこと」に喜びを感じる生き物なので、自分本位のワクワクがエネルギー源となっている場合、その活力が続かなくなってしまうからです。

 私はただ「好きだから」「頑張れるから」仕事にしたいという単純な考え方だったんですが、それもまた間違っているようで、「好き」だけではなく、自分の「使命」を見つけることが大事だといいます。

 大切なのは「ワクワク」と「使命感」のバランスで、「ワクワク:使命感」が「2:8」くらいがちょうどいいといいます。使命感が10割だと楽しみがないのでいつか息切れしてしまうし、ワクワクが10割だと自分本位の思考となって持続するのが難しくなります。ガソリンの役割を担ってくれる「使命感」を持ちつつ、「ワクワク」できる仕事をすることが継続のコツだそうです。

 この本では、「使命」を見つけるための15個の質問が書かれています。たとえば

  • 「子供の頃夢中になったことは何ですか?」
  • 「質問に時間を忘れて没頭してしまうことは何ですか?」
  • 「意識しなくてもできてしまうことは何ですか?」

 こうした質問の答えを書き出すことで、自分の使命がわかるようになっています。使命が見つかると、それが「ぶれない軸」となって、自分の仕事のスタイルを確立できるようになります。私もやってみたんですけれど、ちょっと意外な結果が出てすごく楽しかったです。

 またこの本では、「好き」と「稼ぐ」を両立しようとするときに、もう一つ大事なことが書かれています。それは「Will」「Can」「Needs」という視点です。分かりやすくまとめてみたのがこちら。

 「Will」は「意欲・やりたいこと」、「Needs」は「必要されていること・需要」、「Can」は「能力・スキル」を指していて、この3種類がすべて重なっているところが「天職」だと書かれています。

 「Will」と「Needs」しかない場合はスキルが足りず、「Can」と「Needs」しかない場合はやる気が足りないということになってしまうので、3つのバランスを考えることが大切です。

 私のインスタの場合は、完全に「Will」と「Can」だけで、「Needs」のことをまったく考えていなかったのでハッとしました。何かを始めるとき、どれか2つについては考えられても、残りの1つを忘れてしまってる人は多いと思います。上の図を参考に、是非あなたの3つの要素を考えてみてください。

②SNSの攻略法がわかる

 この本には、「SNSを集客に活用する目的は、読んだ人の心に投稿者に会いたくなるという感情を生み育てていくこと」だと書かれています。会いたいと思われるようなファンがいないうちから、集客や販売目的の投稿ばかりしていても、売上につながることはありません。

 最初は売ることよりも、関係を広く仲良く育てていくようにした方が、結果的に収入に変わりやすくなるそうです。そのため投稿の9割はリアルで会いたくなるような内容にし、集客したいサービスの告知は1割程度に留めることが勧められています。

 私が今趣味でやっているインスタは、「投稿者に会いたくなるような感情」や「集まっていて楽しそう」という感情にはならないなと反省したので、これからこの本に書いてあることを実践して、もっと頑張っていこうと思います。

 また集客した後、販売するにはホームページが必要ですが、自分で作るのは難しいと思いがちですよね。この本では、誰でも簡単に決済機能付きホームページを作ることができる「ペライチ」というサービスが紹介されています。パソコンやプログラミングの知識が一切なくても、

  • ①テンプレートを選ぶ
  • ②中身をつくる
  • ③公開ボタンを押す

という3ステップで、本格的な販売サイトが作れてしまいます。本書では、実際に「ペライチ」で作られたホームページの事例を挙げながら、具体的なページの作成方法についても解説されているので、ぜひ合わせてチェックしてみてください。

③販売法が男女別に分かれている

 私がインスタに投稿するときは、とりあえず男子ウケも女子ウケもしそうな、ぼんやりしたイメージで写真をあげてきましたが、この本では、商品を販売するには、はっきりとターゲット層を絞ることが大切だと書かれています。

 中でも男性と女性はそもそもの性質が違うので、全く異なるアプローチをしなければならないそうです。男性は理性的に購入を決めるため、「毎月50名の集客を4年間継続した」のように数字を出して、納得度を高めるようなアプローチをすることが効果的だそうです。

 一方、女性は「何を買うか?」や「誰から買うか」を考えるところからワクワクして、楽しい相手を選びたいと考えているので、その商品を買うことでどんなハッピーが得られるのかを伝えたり、購入にあたっての不安を取り除くように寄り添ってあげたりすることが大切だと書いてあります。

 男女問わずターゲットとなる商品だったとしても、それを販売するときは、ターゲットに合わせたアピールをしていかなければならないことを学びました。

まとめ

 最近はSNSが発達し、好きなことを発信して仕事に変えている人が増えてきています。同世代の若い子たちも、「好きなことで稼ぎたい」と思っている方はすごく多いと思います。

 私もその一員だったので、この本を読んで現実の厳しさや楽しさを知り、私に何ができるのかということを根本的にゼロから学ぶことができたました。

 すごくお勧めですので、みなさんも是非読んでみてください。

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