育休中の主婦・真悠子です。
みなさん、普段「イライラ」を感じたとき、どうしていますか? 仕事がうまくいかないとき、家族や恋人の発言が気に障ったとき…イライラを感じる場面は誰にでもありますよね。
それにしても近年、職場や家庭での対面コミュニケーションだけでなく、SNSなどWebでのミュニケーションが増えたことで、他人にイライラしてしまう場面が多くなったと思いませんか?
しかもそのイライラ、毎回どうにか解消しようと頭を使っていたら疲れてしまう…そこで、「そもそもイライラすること自体を減らせちゃったらラクだよね!」という提案をしてくれるのが、『イライラしなくなるちょっとした習慣』という本です。
本書では、日常に潜むイライラを回避するための82の行動習慣が紹介されています。もちろんすべてを実行する必要はなく、自分が共感できるもの・無理なくできるものを生活に取り入れればOK。
82の習慣術のうち、私が試して納得したもの・これから取り入れてみたいと思ったものを3つご紹介します。
①人間関係でイライラしない習慣「SNSから離れる」
SNSの普及によって、意識しなくても知人の近況が毎日目に入るようになりました。そのため他人の動向を気にしたり、自分がどう思われているかを考えすぎたりしてしまう人も多いと思います。
著者は、自分自身の人生に集中するために、SNSと距離を置くことを勧めています。
私は出産前、SNSが大好きで、ほんの1分でも時間ができたらSNSをチェックしたいような人間でした。子育て中の今もSNSは好きなのですが…毎日チェックするのはやめて、ほどよい距離をとるようにしています。
というのも、0歳の赤ちゃんと暮らしていると、生活が想定のスケジュール通りに行かないことが頻繁にあるからです。子供が寝たあとに家事や勉強をするつもりでいても、なかなか寝つかない…何度も起きる…なんてことは日常茶飯事。それはまさに「今日もたくさん仕事したな〜! さぁ帰るか!」という時に上司に捕まり、面倒な仕事を振られるような感覚です(笑)
そんな日常の中で、SNSで知人のポジティブなエネルギー溢れる投稿を見すぎてしまうと…「やりたいことが全然できない」と自分に落ち込んでしまうことがあります。
そこで私は、毎日複数のSNSをチェックすることをやめて、「2〜3日に1回のペースで1つのSNSを見る」ことにしています。(今日facebookを見たら、明後日はInstagram…というペースです)
今の生活にはこのペースが合っていたようで、人と自分を比べることが減り、焦ったり落ち込んだりすることがなくなりました。
②仕事でイライラしない習慣「どうすればできるのか」だけを考える
職場で部下や後輩がミスをしたとき、「なぜ、どうしてこうなったのか?」と、原因を問うように注意した経験はないでしょうか?
このように問題の原因を追及する方法は、実は効率が悪く、問題をこじらせてしまう場合があると著者は言います。
問題解決の方法として、「原因志向」と「解決志向」の2つがありますが、イライラを減らすためには「解決志向」の方が適しているようです。
- 「原因志向」…問題の原因をつきつめていき、その原因をつぶすことで再発を防ぐ(=問題の原因をつぶせば再発しないという前提に立つ考え方)
- 「解決志向」…問題が起きた原因はいったん置いておき、これから先どうすればいいかを中心に考える
どちらが正しい・間違っているという話ではありません。しかし原因志向で考えて原因を特定できたとしても、解決できない場合がある以上、過去を問い詰めることでイライラせずに、これからどうすればいいかということに労力を考えた方が良い! というのが著者の考えです。
まずは「なぜできないのか?」を「どうしたらできるのか?」という口癖に変えてみましょう。原因を追求するよりも、未来の理想を考えるほうが、イライラを遠ざけることができます。
この考え方、職場だけでなく、家庭でのコミュニケーションにも応用できますよね。私の場合、片付けが不得意な夫に対して「何でできないの?」と言いがちです(笑)。できない原因に頭を悩ませるのはやめて、誰でもできるような片付けの仕組み作りに最近はシフトしています…!
③自分にイライラしない習慣「調子のいいときの自分」を再現する
仕事でもプライベートでも「今調子いい!」というときがあれば、その逆で「なんだかスランプかも…」と感じることもあります。
しかし不調なときの自分を、好調なときの自分に変えることができたらどうでしょう? 不調なときに「好調時の自分」を再現することができれば、好不調の波に翻弄されにくくすることができます。
そのために効果的なのが、自分の調子がいいときの状態を言語化し、記述すること。「調子がいいとき=こういう状態である」ということを自分自身で理解し、その状態を不調なときに再現するのです。
私は不調なとき、美味しいものをたくさん食べてみたり、漫画をひたすら読んでみたり…調子が上がる時期が来るまで、待ちの姿勢をとることが大半でした。
でも、好調な自分を再現するために積極的な行動をとることができれば、不調な自分にイライラすることはなくなりますよね。まずは「好調な自分の言語化」からトライしてみたいと思います。
まとめ
今回ピックアップした3つの習慣以外にも、簡単に取り入れられる習慣がたくさん紹介されています。
読むだけでも「確かにこういう場面あるよなぁ」と、自分のを客観的に見つめることができますが、行動を変えやすいのがこの本の良いところ。
イライラに振り回されがちだな…と感じている方、ぜひ手にとってみてください!