(Written by Publisher’s editor)
リーダーの支えとなる50の禅語
スティーブ・ジョブズ、エリック・シュミット、稲盛和夫ーー世界のトップリーダーとして名高い彼ら3人にはある共通点があります。
それは「禅」の教えを実践することによって、本質を見失うことなくリーダーシップを発揮しているということです。
重要な判断を任され、大きなプレッシャーにさらされる世界のリーダー達の多くが、仕事・人生の指南役として「禅」を学んでいます。
今回ご紹介する『リーダーの禅語』では、そんな悩み多きリーダーを救い、よりよい仕事を実現させるための50の「禅の言葉」を紹介しています。
著者は住職でありながら、庭園デザイナーとしても世界的に活躍している枡野俊明氏。仕事のみならず、生きるヒントとしての示唆にも富んだ、リーダー必見の一冊です。
この記事は、編集者様・著者様自身に担当ビジネス書の紹介文を執筆いただいたものを当方で編集する寄稿企画の記事です。 記事を書いていただければ、美女モデルを起用したコンテンツを無料で制作・掲載しますので、ご興味ある方ぜひお問い合わせください。
1.「本来無一物(ほんらいむいちもつ)」
リーダーだって「我が身一つ」
「人は生まれながらにして持っているものは何もない。我が身一つでこの世に生まれてきた」ということを意味するこの禅語は、まさにリーダーの本質を突いたものです。
リーダーだって、本質的には「無一物」です。高い地位や高い収入、多くの部下、輝かしい仕事の成果など、さまざまなものを持っていると思い込んでいるかもしれませんが、それらは衣服のようなもの。
「身ぐるみはがれてなるものか」などと執着するほどのものではありません。またがんばって、新しい衣服を身につけていけばいいのです。
「自分は本来無一物だ」と思えば、失敗することや、結果が出ないことなど、恐るるに足らずです。「失うものは何もない」ことほど、人を強くする境涯はありません。
リーダーは自分を信じて「何があっても、裸一貫ではじめりゃいいさ」と覚悟を決める必要があるのです。
2.「冷暖自知(れいだんじち)」
どんなに偉くなっても「自ら動く習慣」
この禅語は「器の水が冷たいのか温かいのかを知るには、実際に手を入れてみるしかない。つまり、何事も行動してみなければわからない」という意味です。
最近はIT技術の発展のおかげで、現場のデータがリアルタイムで上がってくるし、たいていの情報はネットで簡単に手に入ります。その気になれば、リーダーがわざわざ現場に出向かなくてもいいくらいです。
しかしそうした情報は、所詮は”バーチャル情報”。「わかった気になる」だけで、現場の本当のことはわかりません。したがって、的確な判断をして、現場に指示を出すこともできません。
リーダーこそ、現場で経験を積み、さまざまなことを「体感」することが重要なのです。
「あれこれ考えるより先に、まず動きなさい」ということです。
3.「善悪難定」
それは百年経っても「善」なのか?
仏教では、「物事の善悪というものを、いまこのときに判断するのは難しい。だから、距離を置いた視点から、物事の良し悪しを見ることが大事ですよ」と考えます。これを表すのが「善悪難定」という禅語。
リーダーとしてはこれを、「十年、百年経っても、いまやろうとしていることは善といえるだろうか?」と読むことができます。
リーダーは会社や事業の方向性を決め、部下たちを同じ方向に動かしていくのですから、「判断を間違えた」では済まされません。
目先の損得は脇に置き、遠い未来にわたって世の中や人々の役に立つものであるのかどうかを真剣に考え、判断する必要があります。
十年、百年後の社会における会社の存在価値・存在意義を考えたとき、目先の損得にとらわれたためにゼロにしてしまうのと、時を経ても変わらない真理を見つめて善をコツコツ積み上げていくのとでは、大変な違いがあります。
目先の損得に心が奪われそうになったら、「善悪難定」とつぶやくことで、判断を誤ることなく、正しい道を進んでいけるはずです。
まとめ
本書では、今回ご紹介した以外にも、リーダーの座右の銘となるような「禅語」が多数収録されています。
判断に迷ったとき、重圧を感じたとき、誘惑に負けそうなとき…本書でご紹介した禅語が、支えとなり、拠りどころとなってくれるはずです。
枡野俊明さんの他のおすすめ書
モデルプロフィール
・名前 :真奈
・生年月日 :1994.1.16
・出身 :静岡県
・職業 :タレント
・Twitter :@manatmnt
・Instagram :@manatmnt0116
真奈・写真集
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