グーグルを変えた最速仕事メソッド『SPRINT(スプリント)』とは?

グーグルを変えた最速仕事メソッド『SPRINT(スプリント)』とは?

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5日間で答えを出す!
最速仕事術「SPRINT(スプリント)」

 グーグルで生み出され、グーグル・ベンチャーズ(GV)の投資先スタートアップでも導入されている最速の仕事メソッド「SPRINT(スプリント)」。その解説本が発売されました。

SPRINT 最速仕事術――あらゆる仕事がうまくいく最も合理的な方法『SPRINT 最速仕事術――あらゆる仕事がうまくいく最も合理的な方法』

 「より多く」のことを「より速く」成し遂げるために磨き上げられたこのメソッドは、時間を最大限活用する合理的な方法として多くの企業で成果を出しています。

 新しいビジネスアイデアを考えるために、「ブレーンストーミング」を行った経験のある方は多いと思います。しかしそこで生まれたアイデアが実際にかたちになり、会社に貢献するビジネスにまで成長したパターンというのはあまり多くないのではないでしょうか。

 なぜならブレーンストーミングやワークショップの効果について、きちんと測定しているチームや企業は少ないからです。

 「スプリント」はグーグル社内はもとより、GVの投資先スタートアップで100回を超える実践を通して試行、検証、計測され、大量のフィードバックによって精緻化されたメソッドです。

 本書を読めば「成功するアイデアは、どの条件下で誕生するのか?」という疑問の答えが得られるはずです。




「SPRINT(スプリント)」とは?

 「スプリント」とは、本書で次のように説明されています。

 「スプリント」とは、GV(グーグル・ベンチャーズ)が活用しているプロセスで、アイデアをプロトタイプのかたちにすばやく落とし込み、それを顧客とテストすることによって、たった5日間で重要な問題に答えを出す手法をいう。事業戦略やイノベーション、行動科学、デザインなどの手法の「ベストヒット」集を、どんなチームにも活用できる段階的プロセスにパッケージしたものだ。

 つまり5日間というわずかな時間で、①解決すべき問題を設定し、②何十ものアイデアを検討して最強のソリューションを選び、③プロトタイプををつくり、④ターゲット顧客を集めてテストを行い、明確な結果を導くというプロセスを全てやってのけるメソッドです。
 
 5日間の具体的なプロセスは、下記の通り。

  • 月曜日:問題を洗い出して、どの重要部分に照準を合わせるかを決める。
  • 火曜日:多くのソリューションを紙にスケッチする。
  • 水曜日:最高のソリューションを選ぶという困難な決定を下し、アイデアを検証可能な仮設のかたちに変える。
  • 木曜日:リアルなプロトタイプを完成させる。
  • 金曜日:本物の生身の人間でそれをテストする。

 各プロセスでは、それぞれ効果を最大化するためのノウハウがあります。

 たとえば騒々しいブレーンストーミングを行う代わりに、1人でアイデアを練る時間を設けることや、逃れられない締切を作って、イヤでも集中せざるを得ない状況に追い込むこと、そしてチームは3日間連続でスマホとPCをオフにすることなどです。

 時間がないからこそ、細かく考えすぎたり、重要性の低い仕事に手を出してしまったりせず、本当に重要な課題について全力を集中させることができます。

 「毎日残業してる人が「生産性」を向上させて定時退社する方法!」でもお伝えしたように、この点は生産性を高めるための肝となるポイントです。

 また重要な要素として、エンジニア、プロダクトマネジャー、デザイナーの全員が同じ部屋にそろい、それぞれが問題の担当部分に取り組み、お互いの質問に進んで答える状況を作る、という点も挙げられています。

「SPRINT(スプリント)」の目的とは?

 よいビジネスアイデアというのは簡単には見つかるものではないし、またどんなによいアイデアでも、実世界で成功するかどうかはわかりません。

 「どこに一番力を入れるべきか?」「そもそもどこから手を付ければいいのか?」「このアイデアを具体化するとどうなるのか?」ーースプリントは、このようなビジネスにおける重要な問題に答えを出すために実施されます。

 アイデアの検証のために、ベータ版の製品を公開するとなると相当な時間がかかりますが、プロトタイプを使って必要なデータを素早く手に入れることができれば、たった一週間で数カ月分の仕事をやっただけの価値となります。

 スタートアップは、スプリントからとてつもない力を得ている。なにしろ巨額の投資を行う前に、未来へ時間を早送りして、完成した製品と顧客の反応をかいま見られるのだ。

 本書の巻末には、曜日ごとの進行表のチェックリストが掲載されています。新規事業会議やブレーンストーミングのワークショップなどで思うような成果を出せていない方は、ぜひこの本をガイドブックにして実践してみてください。

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