こんにちは、Miiです。平日は丸の内で会社員をしながら、休日はYouTuberをしている独身アラサー。そんな今の自分に必要な本だと思い、手に取ったのが『レア力で生きる 「競争のない世界」を楽しむための学びの習慣』です。
著者の小宮山利恵子さんは、大学院を修了してから国会議員秘書を経てベネッセ、GREE、リクルートと転職を重ね、現在スタディサプリ教育AI研究所所長としてご活躍されています。私自身も大学院を修了しており、会社では珍しい経歴の持ち主と言われているので、どこか親しみを感じました。
今の自分は、会社員としてある程度仕事のやり方も人間関係も構築できて、恵まれた環境だと思ってはいるのですが、どこか「自分らしさ」を発揮して働けていない感覚がありました。YouTuber活動を始めたのもそれがきっかけです。
そんなキャリアの悩みを解消する糸口になればと思い、本書を読み進めたところ、すごく共感できたポイントと、痛いところを突かれたな……と感じたポイントがありました。
以下、ご紹介します!
「レア力」とは?
まず「レア力」の定義について。これは文字通り「rare(極めて稀なこと、希少なこと)」な能力を意味します。それは他の誰の真似でもない、自分だけの「好き」を追求しながら、競争のない領域で生きていく力です。
そのためには、何よりも自分の「好きなこと」を知らなければなりません。どうすれば、自分の「好きなこと」がわかるでしょうか。
「好きなこと」を知る方法
①自分で経験してみる
本書では「自分の過去の経験を振り返り、得意・不得意を理解する」といった方法が紹介されていますが、どの方法も、根本にあるのは「自分で経験する」ということです。
30代女性は結婚やキャリアについて悩み、自分の人生ををもう一度考え直そうとする人が多い一方で、20代と比べると若くはなく、体力も落ちてきているので、新しい経験をすることに二の足を踏んでしまう方も多いかもしれません。
本書では、「30代は40代に好きなことをするための準備期間」とされており、著者自身も30代にさまざまな職場へ転職しチャレンジを続けていたそうです。30代の「準備期間」にたくさんの経験をすることで、自分の「好きなこと」を見つけることができ、40代以降も楽しく生き生きと働き続けることができます。この話にはとても励まされました。
②勉強し続ける
自分の「好きなこと」がわかったら、その能力を磨きくために、読書や人とのコミュニケーションを通して勉強を習慣化することが大切です。
ネットやSNSでの情報収集も大切ですが、私は物事の本質を理解するためには体系的に理解することが大切で、そのためには本が一番信用できる情報源だと考えているので、夜になると必ず読書をする習慣を身につけています。
今は筋トレにもハマっているのですが、元理系の性なのか、そもそもの筋肉の仕組みを理解したいと思い、早速書籍を注文しました。届くのが楽しみです。
一方、自分の課題と感じたのが、「英語力」と「個と個の繋がり」についてです。
「レア力」を伸ばすには?
①英語力
英語は中学高校と受験対策で力を入れて勉強していたので、英検2級程度の英語力を持っていたはずなのですが、今では道案内すらできないほどに英語へのアレルギーを感じています……(会社で英語を必要とされる業務もなく、必要に駆られていないというもの一因かもしれません)
そんな中、本書で「専門的な知識を持っている人材こそ、英語を取得すれば収入アップにつながる」ことや、英語が読めれば「海外の翻訳本が出版される前にリアルタイムな情報をキャッチできる」というメリットがあることを知りました。専門性のある人こそ、英語を身に付けると「レア力」がさらに高まるのです。
英語学習のステップとして、まずは点数として成果が見えやすいTOEICなどで英語力を鍛えるとモチベーションが保ちやすいと書かれていたので、まずは朝の10分を動画での英語学習に充てることにしました。
②個と個の繋がり
著者はどのような相手であっても、「人付き合いの基本は “お互い様”」と考えて、その出会いには何か意味があるかもしれないと捉え、1つでも相手のいいところを探すようにしているそうです。
私は仕事上のコミュニケーションを取るときは特に先入観が入ってしまい、「こうあるべき」という考えに縛られていることが多いなと内省しました……。たとえば「会議に遅刻するのはありえない」「後輩は進んで仕事をすべきだ」といったものです。
こうしたコミュニケーションにおける内面的な余裕のなさが、ストレスの原因になっていると感じたため、著者のように、「お互い様」と考えて、相手のいいところを探せるようになりたいと思いました。
まとめ
会社員の方はもちろん、私のように休日YouTuberをしていたり、SNSを活用して影響力を高めようとしていたりする方にとって、他の人にはない希少価値(=レア力)を磨くことは、自分らしく働く上でとても大切なことです。
ぜひ、本書を読んで「レア力」の磨き方を学んでみてください。
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