【要約】『生き方』京セラ・稲盛和夫が教える!充実した人生を送るための3原則

【要約】『生き方』京セラ・稲盛和夫が教える!充実した人生を送るための3原則






自分の中に「哲学」をもつための1冊!

 毎日通勤のために満員電車に揺られていると、ふと「自分は何のために頑張っているんだろう」「何のために生きているんだろう」と不安に思うことはありませんか?

 生きること、働くことの意味を見出せず、人生の指針を見失っている人とって、何より必要なのは「人間は何のために生きるのか」という根源的な問いに立ち返り、自分の中に確固たる「哲学」を確立することです。

 そのためにオススメしたいのが本書、100万部突破のベストセラー『生き方―人間として一番大切なこと』です。京セラ名誉会長の稲盛和夫氏が放つシンプルだけど力強い言葉たちは、世の中の原理原則を学び、充実した人生を送るために役立ちます。

 今回は、本書で語られている原理原則の中から3つをピックアップして紹介します。

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意思決定の拠り所はシンプルな原理原則!

 27歳のときに京セラを立ち上げた稲盛さんは、技術者としてのキャリアはあったものの、会社経営についてはまったくの素人。知識も経験も全くない状況で、日々重要な意思決定をしていく必要がありました。

 そのときの判断の拠り所としたのが、「人間として何が正しいのか」というきわめてシンプルな原理原則です。

 それは「嘘をつくな、正直であれ、欲張るな、人に迷惑をかけるな、人には親切にせよ」といった、子どもの頃に親や先生から教わったような、人間として守るべき当然のルール、人生を生きるうえで先験的に知られているような「当たり前」の規範に従って経営するということです。

 なぜなら、「経営も人間が人間を相手に行う営みなのだから、そこですべきこと、あるいはしてはならないことも、人間としてのプリミティブな規範にはずれたものではないはずだ」と稲盛さんは考えたからからです。

 シンプルな基準だからこそ「普遍性」に通底した筋の通った原理であり、それに沿って経営していくことで、迷いなく正しい道を歩むことができたといいます。

 では、稲盛さんが現実に仕事や経営に携わるなかで学び取ってきた原理原則というのは、具体的にどういうものなのか。以下3つご紹介します。

1. 人生の方程式を知る

 稲盛さんは自身の経験から、人生の方程式を次のように表現しています。

 「人生・仕事の結果 = 考え方 × 熱意 × 能力」

 ポイントは「掛け算」であること。どれか1つが低い点数だとしても他の要素によってカバーすることができるし、逆にどれか1つでも0であれば成果には結びつきません。

 この方程式で考えれば、人並みの能力しかもっていない人でも、「考え方」を磨き、強い「熱意」をもつことで人並み以上の成果を上げられることになります。

 尚、「考え方」についてはマイナスにもなり得るため、努力の方向性を間違えると成果が出ないどころか、社会に害を及ぼす可能性すらあります。方程式の一番初めに来ていることからわかるように、「考え方」を磨くことが何より重要であることが分かります。



2. 知識より体得を重視する

 「知っていること」と「できる」ことは必ずしもイコールではありません。稲盛さんは会社を立ち上げて間もない頃、経営を学ぶために本田宗一郎さんのセミナーに参加したことがあるそうです。しかしそこで登場した本田さんは、「一刻も早く会社へ帰って仕事をしなさい」と言い放ったといいます。

 誰からも経営について教わっていない自分でもできているのだから、経営は誰かから教わるものではなく、自分自身が現場で汗をかきながら体得していくものだということを示したかったのでしょう。

 「畳水練」という言葉が示すように、畳の上で泳ぎを習ったところで泳げるようにはなりません。いきなり水に飛び込んで、無我夢中で手足を動かしてみることが何よりも大切だということです。

 偉大な仕事をなしうる知恵は、経験を積むことによってしか得られません。自らが体を張って取り組んだ実体験こそが、もっとも貴い財産になるということなのです。(P.103)

3. 自燃性の人間になる

 「自燃性」というのは、文字通り「自ら燃える」タイプの人間のことです。周囲から何も言われなくても、自ら燃え上がる人間というのは、そのエネルギーを周囲にも分け与えることができるため、大きな物事をなすことができます。

 人間一人でできることが限られている以上、より多くの人を燃えたぎらせられる人が大きな成果を上げられるというのは理にかなっています。
 
 逆に、周りからエネルギーを与えられても冷め切った態度を崩さず、斜に構えた感じで少しも燃え上がらない不燃性の人もいます。

 能力はもっているのに熱意や情熱に乏しい人間は、せっかくの能力を活かせずに終わることが多いだけでなく、ときに周囲の熱まで奪ってしまうことがあるので、組織にとっての害悪にさえなりえます。そのため稲盛さんは部下によく次のように語っていたそうです。

 「不燃性の人間は、会社にいてもらわなくてけっこうだ。キミたちは、自ら燃える自燃性の人間であってほしい。少なくとも、燃えている人間が近づけば、いっしょに燃え上がってくれる可燃性の人間であってもらいたいーー」(p.107)

 では、どうすれば自燃性の人間になれるのでしょうか。その方法は至極単純で「仕事を好きになる」ことです。

 好きであれば自然に意欲も湧くし努力もするので、最短距離で上達していくことができます。そうして目標を達成していくと自信が生まれ、また次の目標へ挑戦する意欲が生まれてきます。

 その繰り返しによってさらに仕事が好きになり、どんな努力も苦にならないようなエネルギーを持った「自燃性」の人間になれるのです。

まとめ

 先行きが不透明な現代だからこそ、正しく生き抜くためには、普遍的な「原理原則」を知ることが重要です。

 正しい生き方、働き方について自分の中に確固たる「哲学」をもてるように、ぜひ本書を参考にしてみてください。

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モデルプロフィール

・名前     :桜木さら
・生年月日   :1991.4.24
・出身     :神奈川県
・職業     :モデル、タレント
・将来の夢   :可愛いおばあちゃんになる
・Twitter   :@sararadayo

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