『やってはいけない7つの悪い習慣』スティーブン・コヴィーの息子が著した一冊

『やってはいけない7つの悪い習慣』スティーブン・コヴィーの息子が著した一冊

 

 こんにちわ。しゃきーるです。

 今回ご紹介する本は『やってはいけない7つの「悪い」習慣 成功をひそかに妨げる「人生の落とし穴」』です。

 本書は共同著述であり、著者の一人はデビット・MR・コヴィー氏。実はこの方、ビジネスパーソンなら誰もが知っている『7つの習慣』の著者、スティーブン・MR・コヴィー氏の三男なんです。

 幼少期からコヴィー氏の教えを受けてきたデビット氏が、どのような思考を持っているのか、興味深く読むことができました。

 なぜ本書を手に取ったかというと、日常生活の中で自覚している「悪い習慣」を払拭し、人生をよりよくしたいと思ったからです。

 「悪い習慣」とは知らず知らずのうちにやってしまい、それが常習化してしまうものです。

 私自身も

「どうしてもやらないといけないことがあったのに、スマホを触っていたら1時間も経ってしまった……」

「また妻と口論になってしまった……前も同じような些細なことがきっかけだったなぁ」

「なぜ毎回、同じような失敗をしてしまうのだろう……」

など挙げればキリがありません。

 本書を読んで、自分が「悪い習慣」に陥っていることを自覚させられるとともに、後ろからガツンと殴られるような衝撃を受けました。

 みなさんも自身のライフスタイルや他者への言動などを振り返るよい機会になると思うので、ぜひ読んでみてください。

 さてそんな本書の内容ですが、人生には「成功を妨げる7つの罠」があると著者はいいます。

 その罠は極めて魅力的で、知らないうちにハマってしまい、抜け出すことができなくなります。

 さらに驚くことに大半の人は罠にハマっていることに気づいてないのです。

 本書では、この「成功を妨げる7つの罠」を1つ1つ解説した上で、罠にハマる理由とその罠に対するアプローチを明確に示しています。

 更にアプローチについては「セオリー通りのアプローチ」と、今までとは違ったアプローチである「啓示的ブレイクスルー」の2種類を書いています。

 なぜ2種類のアプローチを提示しているかというと、多くの人が罠にハマったときに、絶対的でないにも関わらず「ありがちなアプローチ」で脱出しようとしてしまうからです。そして失敗します。

 罠への対応はセオリー思考を断ち切って、ときに経験にそぐわない考え方をする必要があることから、「啓示的ブレイクスルー」を実践することを著者は推奨しています。

 以下、著者のいう「成功を妨げる7つの罠」です。

  1. 夫婦関係の罠
  2. 金・借金の罠
  3. 焦点の罠
  4. 変化の罠
  5. 学びの罠
  6. キャリアの罠
  7. 目的の罠

 私が特に面白いと思ったのは

  • 夫婦関係の罠
  • 変化の罠
  • キャリアの罠

の3つです。なぜかというと、結婚3年目で入社10年目の私自身が、7つの罠の中で特段深くこの3つにハマっていると自覚させられ、衝撃を受けたからです。

 ではこの3つの罠とそれに対するアプローチ法についてご紹介します。



成功を妨げる3つの罠

①夫婦関係の罠

 結婚生活において些細なことで喧嘩になったり、自分の発言・行動に対して相手がなぜ怒っているのかわからなかったりするなんてことはよくありますよね。

 著者は、夫婦関係が上手くいかない罠の答えとして、多くの人が結婚をしたのに独身のように暮らしている「既婚独身者」になっていると指摘します。

 「既婚独身者」になってしまう理由は3つあります。

  • 自分の育った環境のほうがパートナーより上であり、自分の経験してきたことが正しいと思っている。
  • 考え方を「私」から「私たち」へシフトできておらず、パートナーへの気遣いが疎かになっている。
  • 相手が先に変わるのを待ち、自分から変わろうとしない。

ありがちなアプローチ

 こうした状況に対して、よくあるのが夫婦で意見が一致していることだけにフォーカスし、その場では解決をし、他のことには目を向けないようにするという対処法です。

 ただし、このアプローチはその場しのぎで長期的な関係改善にはなっていないと著者はいいます。

啓示的ブレイクスルー

 ではどうすべきかというと、夫婦のあり方や結婚生活について考えを共有し、実現する方法について意見を合わせることが必要です。特に「お金の使い方」「家事の分担」「子供の育て方」については最低限話し合いましょう。

②変化の罠

 人生における成長のプロセスとして変化は必要不可欠です。

 しかし多くの人は、「先延ばし」によって現状からの変化を阻害していると著者はいいます。

 あなたもこれまでに取り組もうと決意したことが、結局続かずに終わってしまった経験はないでしょうか?

 変化できない罠にハマる理由は3つあります。

  • 変化をすることは難しいという先入観。
  • 変わるのは都合がいいとき、キリがいいときでいいという先延ばし思考。
  • 完璧にできないなら挑戦さえもしないほうがいいという思い込み。

ありがちなアプローチ

 意思で変化をしようとするが先延ばしになり、結局どん底を経験するか環境が変化するかで、やむを得ず変わらなければいけない状況になりがちです。

啓示的ブレイクスルー

 心の声の力に頼り、今すぐ変わるという前向きな選択をすることが勧められています。

 心の声とは何なのか、本書では明言されていないのですが、私の解釈では「自分自身が変化に対して受け身にならず、能動的に行動するための自問自答」であると考えます。

 自ら行動するために心の中で自問自答を繰り返し、浮かんできた答えが「心の声」なのではないでしょうか。

③キャリアの罠

 みなさんは今の仕事に充実感を感じていますか?

 この問いに即答で「YES」と言えない人は「キャリアの罠」にハマっていり可能性があります。

 キャリアの罠とは、会社への依存度が高まることで思い切った行動がとれなくなり、会社の歯車になってしまう状態をいいます。

 多くの人が会社に対して経済的に依存しすぎているため、この罠にハマってしまうのです。

 お金を稼ぐことはもちろん重要ですが、それだけが働く理由となり、会社へ経済的に依存してしまうと、仕事に対して用心深さが増し、リスクを恐れてパフォーマンスの低下を招くことになります。

ありがちなアプローチ

 よくあるのは、得意な分野に専念する方法です。ただしこのアプローチでは、情熱(モチベーション)は高く維持できるものの視野が狭くなりすぎて、一生の多くの時間を占める「仕事」というものの他の重要な側面を考慮できていません。

啓示的ブレイクスルー

 今の仕事が「収入」「アイデア(仕事のやりやすさ)」「情熱(モチベーション)」「目的意識(やりがい)」の4つの側面全てを満たしている「理想型」であるかどうかを確認しましょう。

 もし満たされていない項目があれば、理想型に近づけるように努力しましょう。

最後に

 本書は自己啓発本にありがちな解説だけの堅苦しい内容ではなく、ユニークな登場人物のいる物語形式で小説のように進んでいくので、とても読みやすく感じました。

 家族想いであるが、自分勝手で見栄っ張りで金遣いが荒く、悪友に影響されやすい主人公アレックス。本書アレックスが「トラポロジスト」の道を極めた友人の母ヴィクトリアに教えを請うことで、破綻しかけている人生から幸福と成功を掴むまでの物語となっています。

 あなたもどこかしらアレックスに共感でき、自分の立場と置き換える部分があると思います。

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ライタープロフィール

しゃきーる

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