本田健の集大成『happy money』でお金の常識をアップデートしよう!

本田健の集大成『happy money』でお金の常識をアップデートしよう!



 今回は、本田健さん著『一瞬で人生を変える お金の秘密 happy money』を読みましたので、ご紹介します。

 本田さんと言えば、人類共通のテーマである、「お金と幸せ」に関する書籍を、これまで100冊以上世に送り出してきた大ベストセラー作家です。

 そんな本田さんの新作は、構想20年、執筆3年という、これまでの作家人生を通して得てきたエッセンスをふんだんに盛り込んだ集大成の一冊となっています。

 しかも初の英語書き下ろし作品でもあり、米国、英国、豪州など世界25ヶ国で発売され、米国では発売たちまちベストセラーとなっているそうです。

 もう一つ驚きなのは、この本、なんと「Ken Honda著/本田健訳」という一人二役で書かれた本だということです。珍しい形だと思いませんか? ご本人も言っているように、このような形式の本は他にもほとんど例がないそうです。

  • お金のスペシャリストである本田健さんの集大成。
  • 初の英語書き下ろし。
  • 米国、英国、豪州で同時刊行、世界25カ国で発売。
  • 「Ken honda著/本田健訳」という珍しい一冊。

 これだけでも、なんだかワクワクしてきますよね。

 今回は、本書を次の3つの視点から読みました。

  1. そもそも「money」とは何なのか?
  2. 「happy money」とは何なのか?
  3. 「happy money」を手に入れるには?
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①そもそも「money」とは何なのか?

 そもそも「お金」とは何なのでしょうか。本田さんは何年もの間、年齢、国籍の違う様々な人たちにこの問いを投げかけてきたそうです。

 その結果、誰一人として、同じ答えはなかったと言います。日々お金を遣っているにも関わらず、その答えは千差万別なのです。

 お金がもつ基本的機能としては、以下の3つが挙げられます。

  • 取引の機能:紙幣と貨幣で構成されており、物を売買する時に使うもの
  • 備蓄の機能:貯金して蓄えておくもの
  • 増大の機能:投資その他により増やすことができるもの

 これらの機能は誰もが共通認識として持っているでしょう。しかし「お金とは何か?」という問いに対する答えは、千差万別なのです。

 また最近は、電子マネーやクレジット決済が広く普及しており、現物としてのお金を目にする機会が減ってきています。

 このような現状を踏まえると、「お金」というものの正体を、もっと広義に捉える必要が出てきます。

 本田さんによると、それは至るところ、特に人々の間に流れる「エネルギー」だと言います。つまり「目には見えないが必ず存在するものであり、身の回りを流れているもの」がお金だということです。

 このように捉えると、お金に対する認識が変わるのではないでしょうか。

 これまでお金は「お札」と「硬貨」としか考えていませんでしたが、「エネルギーである」という考えを知って、「たしかにそうだ」と思い、一気にお金の概念が上書きされました。

②「happy money」とは何なのか?

 それでは、本書のタイトルである「happy money」とは、いったいどんなお金なのでしょうか。

 また「happy money」があれば当然、「unhappy money」もあるわけですが、両者の違いは何なのでしょうか。

 本田さんは、その人が得る収入や持っている資産の額によらず、お金は「happy money」か「unhappy money」かの2種類しかないと言います。

 そしてたいていの人は、お金との関わり合いに対して「unhappy」な関係にはまり込んでいるそうです。

 ここでは、まず「unhappy money」とはどんなお金なのかを説明した上で、その逆の存在である「happy money」についてご説明します。

 たいていの人がお金とunhappyな関係にはまり込んでしまうのは、「お金との正しい向き合い方」を学んでいないからです。

 お金の授業は学校にはありません。そのため僕たちのお金との向き合い方は、親の影響を多分に受けています。

 そしてたいての親は、このように子供に言います。

  • お金の無駄遣いはしてはいけません。
  • あの子がおもちゃをもっているみたいだけど、うちは買わないわよ。
  • これは高いから買わないわよ。

 僕たちのお金への向き合い方は、こうした子どもの頃の原体験の反動による影響を受けているのです。そのため

  • お金はできるだけたくさん欲しい。
  • 〇〇君は新しいスマホを買って使い勝手が良いと言っている。じゃあ僕も買おう。
  • これは今特価だから買おう。

のように考えてしまうのは、至極当然のことと言えます。

 そしてこの考え方の根底には「怖れの感情」がある、と本田さんは言います。たとえば、上の3つの例に対して「怖れの感情」を当てはめると、以下のようになります。

  • お金がなくなってしまう「怖れ」
  • 〇〇君と違ってしまう「怖れ」
  • 買って後悔しないかという「怖れ」

 この「怖れ」の感情が原動力となって手にするお金、支払うお金が「unhappy money」です。

 たとえば、

  • お金ができるだけ欲しいから、必要もないのに、あくせく働く。
  • 周りがブランド物をもっていると自分も持ちたくなる。
  • 今だけ特化だから使わないかもしれないけど買ってしまう。

 これらは煎じ詰めればすべて「怖れ」ですよね。この感情をもって流通するお金が、「unhappy money」なのです。

 では、「happy money」とはどんなお金でしょうか。それは、「怖れ」の感情が伴わないお金です。「happy money」は前向きであり、能動的に流通しており、人々を笑顔にします。

 たとえば、次のようなお金です。

  • 経済的に苦労している家族に、お金の援助をする。
  • 台風や地震の被災者に、少しばかりの寄付をする。
  • 社会に役立つビジネスや社会事業に投資する。
  • 満足したクライアントから料金を受け取る。

 これらのお金は、自分の感情がお金に支配されることなく、自分の感情でお金を支配しています。このように人々を笑顔にするお金が「happy money」なのです。

 本書を読んで、これからはお金に自分の感情を注入し、誰に指図されるわけでもなく、堂々と主観的に関わることを大切にしていきたいと思いました。

 そのための第一歩として、コンビニに行った際には、少しでいいので、レジの横にある募金箱に募金をしていこうと思います。



③「happy money」を手に入れるには?

 最後は、「happy money」を手に入に入れる方法についてです。

 それは、「お金はエネルギーである」という考えをもって、お金に対する「怖れ」を手放すことです。

 まず、怖れを手放すとは、

  • 怖れを抱かず、現状に満足すること。
  • 怖れを抱かず、素の自分を受容すること。
  • 怖れを抱かず、他人と比較しないこと。

などが挙げられます。

 では、そのためには、お金に対してどんな感情を持てばよいのでしょうか。それはお金に振り回されることなく、能動的にお金と向き合うこと、そして「お金に対する感謝の気持ち」を持つことです。

  • 今の生活を手に入れることができた。ありがとう!
  • 好きなことができている。ありがとう!
  • あの人にはあれがあるけど、僕にはこれがある。ありがとう!

 このようにお金に対して感謝の気持ちを持つことで、怖れを手放すことができます。

 次に、お金の「エネルギー」を感じる方法ですが、本書にはたくさんのケースが挙げられています。

 中でも、僕はまず「自分にぴったりの仲間を見つける」ことが取り組みやすいのではないかと思いました。

 「自分にぴったり」の仲間がいれば、変な見栄を張ることも必要ありませんし、ハッタリをかます必要もありません。そのコミュニティにいると妙に安心し、お互いの個性を認め、高め合っていける仲間を見つけること、そこで素の自分で関わること、コミュニティの仲間を応援し、誰とも比較しないこと。

 そうすることで、その場に流れるお金のエネルギーをより強い力にしていくことができ、負のエネルギーではなく、正のエネルギーで身の回りを充満させることができる。そんな気がしています。

最後に

 みなさんの財布の中のお金は、笑っていますか? ここで1度、過去を振り返り、未来のお金との向き合い方を考えてみてください。

 その時に自分に投げかける問いとして、本田さんは、以下の6つの質問を挙げてくれています。

  • 5年後、経済的に、あなたはどうなっているだろうか?
  • あなたは何をしていたいのだろうか?
  • どうしたらあなたの才能を使って世の中に貢献できるだろうか?
  • あなたのライフスタイルはどんなものだろうか?
  • あなたほほ笑んでいる?
  • あなたは幸せだろうか?

 本書には他にも、示唆に富んだお金に関するたくさんのことが書かれています。たとえば、人々がお金を欲しがる6の理由、お金のIQとEQ、happy moneyへの5つのステップなどです。

 本書を手に取り、人類共通のテーマである、「お金と幸せ」について考えてみてはいかがでしょうか。

 ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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執筆者プロフィール

yabechon
こんにちは。yabechonです。
普段は開発エンジニアとして、バリバリ理工系の仕事をしています。
読書好きでもあり、この場をお借りし読書を通じたアウトプットをしています。
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