私が会社を辞めて独立するきっかけになった本

私が会社を辞めて独立するきっかけになった本

会社を辞めたいと思ったら読んでほしい本

 「美女読書」をスタートしたのは2014年の5月。私が会社を辞めて独立したのは、それよりちょっと前の2012年の12月でした。

 それまで勤めていた広告代理店を2年9ヶ月で辞め、個人事業主としてライターやメディアの立ち上げディレクション、運営のお手伝いなんかをやらせてもらいながら細々と生きています。

 あと3ヶ月、会社員を続けていれば退職金が出たんですが、満3年勤務しなかったために退職金はゼロ。明らかに後先考えない愚かな決断に思えますが、どうしてそんな中途半端なタイミングで辞めてしまったのか。

 それは会社を辞めようかと本気で考えはじめた時期に読んだ、1冊の本がきっかけでした。それが家入一真さんの『もっと自由に働きたい』です。

「会社を辞めて生きていく」なんて
自分には無理かもって思ってたけど…

 本書が発売されたのは2012年の8月で、ちょうど私が会社を辞めることを現実的に考え始めていた時期でした。

 将来は起業して自分で会社をつくりたいと思っていたので、最初から会社は3年勤めたら辞めようと思っていました。しかしいざ、本気で会社を辞めることを考えてみたときに押し寄せてくる恐怖心。

 「辞めて収入がゼロになったらどうするの?」「もう無理だと思ったときに、再就職なんて簡単にできるの?」など、うまくいかなかったときのことばかりが頭をよぎり、「本当に自分みたいな常識的な小心者に、会社を辞めるなんて決断ができるのか?」と不安になったのを覚えています。

 そんな私の心を大きく刺激し、本気で会社を辞める決意をさせてくれたのがこの本です。

 本書を読んで、個人の力で仕事を作って稼げるようになるという働き方を思い描いたとき、ワクワクがとまりませんでした。そして「気分が盛り上がった今このタイミングで辞めないと、ずっと恐怖心を理由に辞められなさそうだ」と思い、その年の12月いっぱいで会社を辞めることを決意したのです。

 当時、私が影響を受けた言葉の一部です。



「新しいものはいつだって常識の裏側にある」

 世間一般の「常識」や「普通」も結局は誰かがつくってきたもので、守らなきゃいけない義務も責任も僕らにはない。

 みんなが支持したものが常識になり、普通になるんだから、時代や価値観が変わればその基準だって変わってくる。当たり前は当たり前じゃない。

 新しいものはいつだって常識の裏側にある。

 だったら僕らが、誰よりも先に常識をつくっていけばいい。

「3年後に社会がどうなっているかなんて誰にもわからない」

 嫌いな上司、好きになれない仕事。仕事はつまらないもので、不条理はつきもの? 3年我慢したら見えてくるのものや、改めて理解できることが増えてくる?

 仕事の理不尽さを受け入れた人たちの、そういう言葉を僕は信用していない。

 3年後に社会がどうなっているかなんて誰にもわからない。3年も我慢した先に何があるの?

 3年後に、仕事はつまらないものだとあきらめて日々淡々と仕事をこなす自分がいるなら、そんなもの見たくもない。社会の理不尽さを受け止める忍耐力を身につけて何になるっていうんだ。

「安心感は、実は危険信号だったりする」

 個人にとって同じコミュニティに居続けることは、自分の世界を狭めていくことになる。居心地が良い分、刺激は少なくなってゆく。自分が今いる場所に対する安心感は、実は危険信号だったりする。安心感は思考停止をまねき、感性をゆっくりと殺す。

「逃げることは実は、自分の行きたい方向に進む第一歩」

 プレッシャーや責任に押しつぶされて心をすり減らし、動けなくなってしまうくらいなら、現状を嘆いて何もしないくらいなら、全速力で逃げてしまえ。

 逃げることは実は、自分の行きたい方向に進む第一歩だから。

 やりたいことが技術者や専門家になることではなく、自分のアイデアを形にすることであれば、時間をかけて資格をとったり、専門知識を身につける必要はない。やりながら力をつけるほうが実現への道は近い。

「やりたいことを実現するための力を、実践の中で身につけていく」

 大切なのは、情報を集めることでも、知識をたくさん得ることでもなく、やりながら必要な情報を探して、得た知識をすぐに実践に生かしていくことだ。使わなければ意味がない。知識や技術を習得してから、できることをするんじゃなくて、やりたいことを実現するための力を、実践の中で身につけていく。

 いや〜いま読んでも心に響く言葉のオンパレード…! 当時会社を辞めようかどうか悩んでいたときの気持ちを思い出しました。この言葉にどれだけ勇気をもらい、背中を押されたことか。

 いまでこそクラウド・ファンディングサービス「CAMPFIRE」の経営者として腰を落ち着かせている家入さんですが、当時は一つの場所にとどまることなく、たくさんのスモールビジネスをハイスピードで立ち上げては、炎上して速攻で閉じるといった、日々ネット業界をざわつかせる話題に事欠かない人物でした。

 その時の家入さんは「つまらないとか辛いと感じながら仕事するくらいなら、会社なんて辞めて好きなのことをやって生きていこう」というスタンスで日々SNSで情報発信し、そうした生き方を実現するために必要なサービスやコミュニティを作っていたんですね。

 自分自身が体現している生き方だったからこそ、家入さんの言葉は心に響き、「こんな働き方ができるようになりたい」と思わせてくれました。そして「一歩踏み出してしまえばなんとかなるだろう」という前向きな気持ちにもさせてくれました。

 辞めてから4年ちょっと(結局起業はせずに)フリーランスとして働いてきて、正直思い描いていたカタチとは少々、いやだいぶ違っているのですが、まぁなんとか生きていきくことはできてます。

 楽な道のりではなくて、未だに不安定な生活を送っていることに危機感を覚えることもありますが、「会社を辞めない方がよかったかな」と思ったことは一度もありません。

 恐らく会社員として再就職することもないでしょう。「VALU」という個人の株式を公開できる新しいサービスが登場して話題になっていますが、これからはさらに個人の働き方や、生きていくために必要なお金を手に入れる方法が多様化し、そのスピードも加速していくでしょう。

 こうした新しい流れにフットワーク軽く乗っていきながら、個人で生きる道を広げていきたいと思います。

 今の仕事や働き方を楽しめていない人、会社を辞めようか悩んでいる人、2012年発売の本ですが、今読んでも絶対に心を動かすものがあります。ぜひ読んでみてください。

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