仕事の「生産性」を高めるためには、より短い時間や労力で、今以上の成果やパフォーマンスを上げられるようになる必要があります。
そのための方法について教えてくれるおすすめのビジネス本をまとめて紹介します。
『イシューからはじめよ』
「なぜあなたは忙しいのか?」という問いに、本質的な答えを示してくれる一冊。それは、仕事に取り組む前に「解くべき課題(=イシュー)」を見極めていないからです。とにかく時間をかけて「解の質」を高めるよりも、「課題の質」を高めることで取り組む必要のない仕事を削ることが、生産性を高めることにつながります。
発売から3年経って10万部を突破したロングセラーから、どうすれば「イシュー」を見極められるのかを学びましょう。
記事:それは本当に解くべき課題?「イシュー」を見極める力を養おう!
『THE ONE THING』
「やるべき仕事は常に1つ」という、極めてシンプルな視点を示してくれる一冊。なぜ「一つ」でいいのかと言えば、人はそもそも同時に二つ以上のことに「集中」することができないからです。その時々で最も重要なこと、つまり「解くべき課題」を見極めて、それに専念することこそ、生産性を高める最良の手段です。
「それをすることで 他のすべてがもっと容易になるか 不必要になるような 私ができる『一つのこと』は何か?」という質問によって、「本当にやるべき一つのこと」をしぼり出しましょう。
>やるべき仕事は常に1つ!生産性を高めるための超シンプル思考!
【PR】『A4一枚企画書・報告書テンプレート2000』
「最も仕事をした気になれる」タスクの1つに「企画書づくり」があります。でも、あなたの企画書は本当に目的を達成しうる企画書、つまり「プロの仕事としての企画書」になっているでしょうか? 相手に伝わりやすく、共感や納得が得られる企画書をゼロから作れるようになるには時間がかかります。企画のプロ集団の知恵や工夫が詰まった「通る企画書」のテンプレートを参考にして、少しでも企画書作成の苦労を軽減しましょう。
記事:企画のプロ集団が教える!プレゼンに通る企画書ポイントまとめ!
『武器としての書く技術』
企画書づくりにせよメールでのやり取りにせよ、仕事上、文章によって自分のアイデアを伝える機会は多いです。一見「仕事の生産性」には無関係に思われますが、文章力のある人は、自分の考えを明確化し、他人が理解しやすいように伝えることができるので、それができない人に比べてコミュニケーションコストが軽減されています。
相手に読まれやすい文章、伝わりやすい文章を書けるようになるにはスキルと経験が必要なので、本書からそのテクニックを学びましょう。
記事:Webライティングの基礎を学ぶ!「武器としての書く技術」まとめ
『時間に支配されない人生』
生産性とは、「どれだけ短い時間で、どれだけ多くの成果を生み出せたか」で測られます。そのため、生産性を高めるには「時間」に対してどれだけ有限意識を持てているかが極めて重要です。本来もっとも貴重な資源といえる「時間」について、「お金」のように日常的にその有限性を意識し、管理できている人は少ないでしょう。
だからこそ、「時間は命の欠片なのだ」という強いメッセージでその有限性を意識させてくれる本書から、あなたの人生にとって有益な時間の使い方を学びましょう。
記事:“忙しい”を言い訳にせず圧倒的な成長を遂げる3つの学び
まとめ
仕事の効率化を図るためのノウハウ本、テクニック本は数多く出版されています。そこに書かれていることをそのまま実践しても、それなりの効果は得られるでしょう。
しかし、その効果を最大化させるためには、「仕事の生産性を高める(つまり仕事がデキる)とはどういうことか?」という本質を理解した上で、仕事を効率化するためのテクニックやテンプレートを活用する視点が必要です。
つまり、『イシューからはじめよ』のような書籍で本質を押さえた上で、『A4一枚企画書・報告書テンプレート2000』『武器としての書く技術』のようなアウトプット寄りの書籍をうまく活用することが、生産性を高めるためには効果的なのです。
是非、こちらで紹介した5冊についての詳細記事にも目を通し、そこに記された学びに触れてみて下さい。