『ウェブマーケティングという茶番』インチキマーケターを見破る方法

『ウェブマーケティングという茶番』インチキマーケターを見破る方法




 インターネットがビジネスにおいて必須の存在となり、ウェブを活用した商品宣伝や集客が当たり前に行われるようになりました。

 インターネット広告費は年間1兆7589億円にのぼり、テレビメディアの額に迫ろうとしています。どの業界でもウェブを活用するのは当然のことで、むしろウェブマーケティング抜きでは立ち行かないと言えるほどです。

 しかし残念なことに、ウェブマーケティングに投資したものの、まったく効果が感じられないと不満を抱えるケースが多くあるのが現実です。

 「ウェブマーケティングは活用したいけど、広告代理店やSEO会社に騙されたくない……。しっかりと効果を得たい……」と考えている経営者や広報担当者におすすめなのが、『増補改訂版 ウェブマーケティングという茶番』です。

 著者は15年間、700社以上のウェブマーケティングに関わってきた後藤晴伸氏。後藤氏曰く、下請けに丸投げで担当者は素人同然の広告代理店や、ホームページを作りっぱなしで検証もせずに制作費を請求する制作会社、グーグルやヤフーの検索順位にだけこだわってお金を浪費させるSEO会社がとても多いそうです。

 本当のウェブマーケティングとはどういうものか、ダメな業者、ダメな担当者をいかにして見分けるのか。その秘訣がこの1冊に凝縮されています。

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「編集者の寄稿企画」

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ウェブマーケティングというまやかし

 ビジネスのあらゆるシーンで不可欠な存在となっているインターネット。しかし多くの会社において、ウェブマーケティングは「手探り状態」というのが実態です。

独自のノウハウを持っている企業は少なく、ウェブを専門に扱う会社や広告代理店に丸投げするか、専門知識のない一般社員が悪戦苦闘しているケースがほとんどでしょう。そのような会社にウェブマーケティング会社の営業マンが誘いの言葉をかけていきます。

 営業トークを真に受けて売り上げ増加を期待し、ウェブマーケティングの外注を決めた経営者や広報担当者が痛い目に合うケースが多くあります。

 ウェブマーケティングの外注を始めたものの、売り上げや問い合わせ件数は伸びず、外注先に問い合わせても納得のいく返事はもらえず、のらりくらりとかわされるのみ……。

 なぜ、このように騙されてしまう企業が多くあるのでしょうか。それは企業経営者の多くが、ウェブマーケティングを専門とする会社の実態をよく理解していないからです。

Web関連会社の実態

 「ウェブコンサルタント」と称し、ウェブマーケティング会社はその道のプロとして振る舞いまいますが、表向きとは裏腹に、実は何もしておらず、下請け会社、協力会社に丸投げしている会社が多くあるのが実態です。

 たとえば広告代理店であれば、広告媒体側との繋がりが強いことはメリットですが、彼らの仕事は広告枠を売ることであり、売上アップのための施策を考えてくれる人はほとんどいないと言っても過言ではありません。

 また広告代理店に依頼した場合、広告用バナーやプロモーション用サイトの制作は自社では行えず、外注することがほとんどで、広告も制作もどちらも理解しているウェブコンサルタントはほとんどいません。

 また制作会社やコンサルティング会社も、集客のノウハウはないに等しく、クリエイティブ系の作業は得意だけれども、ウェブマーケティング全般に関わったことのあるデザイナーはほとんどいないのです。

問題は依頼主にもある

 問題は依頼先にだけあるわけではありません。ウェブマーケティングをうまく活用できていない企業の多くは、発注する相手をきちんと選ばなかったり、ウェブマーケティングに関する知識が浅く、何事も相手任せにして、数字が伸びない原因を考えなかったりします。

 このような企業が「ウェブマーケティング」に名を借りた茶番劇の舞台を用意し、問題のあるウェブマーケティング会社を迎え入れてしまうのです。

ウェブの知識がなくても見破る方法

 ではどのようにして、インチキウェブマーケターを見破れば良いのでしょうか。たとえば、質問攻めにしてその会社の実態を暴くことができます。

  • ウェブマーケティングの全般的な知識・経験があるか
  • 自分の会社を担当する人の業界歴は何年ぐらいか
  • この業界のプロモーションに携わったことがあるか

 まずはこの3つのチェック項目をもとに質問攻めにしてみましょう。答えられずにモゴモゴしてしまい、すぐに化けの皮の剝がれるウェブマーケティング会社が多いことに気づかされるはずです。

まとめ

 「楽をして儲けよう」とする人が多いウェブマーケティング業界の中で、後藤氏はクライアントに合わせてあらゆる種類のノウハウを注入していき、時間をかけ、工数をかけ、細かくセグメントを切り、レポートも丁寧につくり、そこまで書くのかと他社から言われるまでに情報を出し、運用の状況を伝えています。

 後藤氏のような取り組みがウェブマーケティング業界に広がり、業界の体質が変わる日が来ることを祈るばかりです。

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