ハーバード・ジュリアードを首席卒業!廣津留すみれの「超・独学術」

ハーバード・ジュリアードを首席卒業!廣津留すみれの「超・独学術」

 

 こんにちは、じじおと申します。今回紹介する本は、廣津留すみれさんの『ハーバード・ジュリアードを首席卒業した私の「超・独学術」』です。

 いきなりですが、僕が「何故、この本に惹かれたのか」を書かせて下さい。今や一つの会社で定年まで勤め上げる働き方は一般的ではなくなり、トヨタ自動車社長の豊田章男さんも「終身雇用を守っていくのは難しい」と発言しています。この言葉に危機感を感じた人は僕だけではないでしょう。

 これまで「会社員=副業NG」が当然だと思っていましたが、大企業での終身雇用が崩壊している今、誰もが副業を前提とした働き方を真剣に考えるべき時期に来ています。

 しかし「知識をつけなくては!」「勉強しなきゃ!」と焦ったり、「自分にできる副業なんてあるのだろうか?」と不安に思ったり…考えれば考えるほど何をすればよいかわからなくなり、追い詰められてしまいました。

 そんなとき目にしたのが本書です。カバーに書かれた「『5分』の使い方しだいで世界が変わる!』というコピーに惹かれ手に取りました。独学で超有名大学に合格し、さらに首席卒業をされている著者の勉強法を学べば、副業解禁時代に新しいことを学ぶ際の参考になるのではと思い、読みたい!吸収したい!と意欲が湧いてきました。

 何か独学で勉強しているものの「なかなか身につかない」「集中力が続かない」「努力が継続できない」と困っている方に、ぜひ読んでいただきたい一冊です。



公立高校からハーバード大学に一発合格!

 廣津留さんは、地元の公立高校からかの有名なハーバード大学に一発合格を果たしています。ハーバード大学といえば、米国マサチューセッツ州にある総合私立大学。各種の大学ランキングではつねに最上位に位置する言わずと知れた超名門校で、2018年時点で8人のアメリカ大統領、48人のノーベル賞受賞者を輩出しています。

 3歳からバイオリンを習い始め、中学生の頃は毎月東京へレッスン通いしていたという廣津留さんは、「バイオリンを続けつつも学問をしっかり修められる環境に身を置きたい」と望んでいたそうです。ハーバード大学には課題活動を奨励する校風があり、全学生が学業以外で何らかの活動をしていたため、ここなら「学業と音楽の両立」を続けられると考えて、受験を決意。高校2年生の2月から目指し始め、約1年の猛勉強によって見事合格を果たします。

 こう聞くと「著者は天才なのだろう」といやでも思ってしまいますが、決してそうではないと言います。廣津留さんが行ってきたことは「ごく小さなことの積み重ね」。たとえば「必要のないことはしない」習慣、不得手なことに時間を割かず、したいこと、伸ばしたいことに集中するクセを、子どもの頃からつけてきたそうです。また最大の強みは「淡々と頑張れること」だといいます。

  • 時間の無駄をなくす
  • 時間を濃く過ごす
  • 淡々と努力する

 これらを繰り返せば、「普通の人」でも「天才」に匹敵する成果と出せると廣津留さんはおっしゃっています。

 そんな廣津留さん、ハーバード大学を首席卒業した後にはジュリアード音楽院の大学院に進み、ここも首席で卒業するという驚きの成績を残されています。そんな彼女の「時間管理術」や「集中術」「モチベーション管理術」「インプット法」や「アウトプット法」などの独学術を学べるのが本書なのです。

 以下、本書の内容を抜粋して紹介していきます。

「時間管理術」ー5分の使い方

 「タイムマネジメントは人生のキーワード」−目次の中でとくに目を引いた見出しです。誰もに平等に与えられた時間をいかに有効に使えるかは、その後の人生を大きく左右します。

 冒頭でも書いたように、この本のカバーにあるコピー“「5分」の使い方しだいで世界が変わる!”は本書の本質を表していると感じます。廣津留さんにとって「5分」という単位は大きな重要性を持っており、「5分あれば何かできる」という考えから、わずかな時間も漫然と過ごさず、何か意味のあることをする習慣があるそうです。

 すきな時間は予期せず発生するものなので、「5分空いた時間ができたら何をする」とあらかじめ決めておき、時間ができたときにパッと着手できるようにしているのです。また「30分できたら?」「1時間できたら?」のように、すきま時間の長さごとの「セット」も決めているそうです。

 「タスクを小さく細切れにする」ことも簡単にできて効果の高い方法です。「あと3日で課題を1本仕上げる」ではなく「1時間で概要をまとめる」とすることで、目の前のゴールが明確になり、着手しやすくなります。

 僕自身、タスクを小分けにして、すきま時間に実行していくことで、自然と時間の使い方が上達していくことが実感できました。

「集中術」ー不要なことはやらない

 集中力が続かないと、どんな作業も効率が悪くなってしまいます。重要なのは「不要なことはカットする」という考え方。

 「不要なこと」とは、たとえば以下のようなものです。

  • 苦手なこと→ 上手くできないから集中できない
  • やりたくないこと→ やる気が出ないので集中できない
  • メリットの小さいこと→ 集中する意味がない

 これらをTODOリストから削除するだけで、ぐっと能率が上がります。もちろん「苦手なこと・やりたいこないこと」の中には、目標達成のためにどうしてもやらざるを得ない場合もあるでしょう。しかし自分の気持ちを無視してすべてのことを引き受けると、集中力もパフォーマンスも落ちてしまいます。

 「やりたくない」「やるメリットがない」と感じていることは、人に任せるなどして「自分ではやらない」ようにするのが大切なのです。これはまさしくその通りだなと思いました。

 そのためには「自分は何がしたいのか、したくないのか」という原点にこまめに立ち返ることが大切だと書かれています。



「モチベーション管理術」ー成功をイメージする

 モチベーションを維持するためには、「成功イメージをリアルに想像する」ことが重要だといいます。

 廣津留さんのモチベーション管理の基本は、成功イメージとシミュレーションで「できないこと」を超えていくことだそうです。何をどうすればゴールにたどり着けるか、できるだけ正確にイメージすることで、目の前の課題を乗り越える推進力が生まれます。

 また、イメージするときは変に気取らずに、ひたすら自分に正直な願望を描いたほうが効果的だといいます。「この仕事を成功させればみんな感心するはず」「収入が上がるかも」「モテるかも」など、素直に自由に願望を膨らませるほうが、モチベーションに訴えかける力が強くなるからです。

 自分はどうなりたいのか、何を得たいのかをリアルに想像して、楽しみ!ワクワクする!!と思えることが重要なのです。

 またモチベーション維持の原動力として「ライバルがいること」を挙げる人もいるかもしれませんが、廣津留さんはこれは両刃の剣だと言います。嫉妬に駆られて本来の方向性を見失ったり、負けたら過剰に意気消沈したりといった危険もあるからです。

 仕事ができる同僚や成績のよい後輩がいたとして、その人に嫉妬しても何の意味もありません。そんなヒマがあったら自分の勉強や活動に集中し、自分の成長に時間を使うことの方がずっと重要なのです。

グローバル時代の「学び方」

 今や誰もが簡単に多様な情報にアクセスできる時代です。しかしどれだけ情報を得ても、確実な未来を予測することなどできません。今の職業がなくなるかもしれないし、予想もつかないような新しい仕事が生まれるかもしれません。

 だからこそ新たな知識を学び、自分の専門性を磨きながら、次の時代に備える必要があります。AIをはじめとしたテクノロジーが発展し、人々の働く環境が変化していくこれからの世の中。人間に求められることは何で、今何をしておくべきなのでしょうか。

 そんなことを考えていると、安穏と何もせず生きているとことが一番の悪夢なのでは…と感じてしまいました。

最後に

 人に与えられた時間は24時間。皆、平等です。均等に与えられた時間を「何に費やすべきなのか」「どのように有効活用すべきなのか」ー答えが見つけられていない人はぜひ本書を読んでみてください。

 僕自身も、本書に書かれているノウハウやマインドを実践することで「勉強量」「インプットとアウトプットのバランス」など総じて向上していることを実感しています。

 すぐにすべてを実践することは難しいですが、読むだけでモチベーションが高まり、マインド面の強化にもつながっているため、何か新しいことを始めたいけど不安を感じていたり、やる気が持続せず成果を出ないと悩んでいる方にもオススメの一冊です。

 最後まで読んで頂きありがとうございました。


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ライタープロフィール

じじお
アラフォーの駆け出しWEBライター。2020年内にフリーランスになります。現在、うつ病で休職中。ライティングをしつつ、プログラミングと動画編集も学習していきます。ブログでも書評をメインで執筆しています。

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