Webライターが読むべき本!スキルの掛け算で報酬単価を上げよう

Webライターが読むべき本!スキルの掛け算で報酬単価を上げよう




 こんにちは、読書アウトプッターの「てぃーけ」です。ツイッター上で、本の内容を要約して伝える活動「読書アウトプット」をしています。

 新卒で入った会社が自分に合わず、2018年12月末に退職した僕は、自分がやりたいことは何なのか、改めて考えてみました。元々書くことが好きで、ツイッターやブログで文章を書いていたこともあって、Webライターの仕事がぴったりではないかと思い至ります。

 ただ、正直「本当に稼げるの?」という疑問があって、その道へ一歩を踏み出せずにいました。そこで手に取ったのが、『成功するWebライターの仕事術』です。

 本書を読んだことでその疑問は解消され、ライターとして頑張っていこうと思えるようになりました。

 フリーランスか副業かを問わず、Webライターとして仕事をしたいと考えている人の背中を押してくれる一冊です。



Webライターは本当に稼げるの?

 Webライターは本当に稼げるのでしょうか。結論から言うと、ちゃんと稼げます。

 本書によると、専業ライターの場合、多くの人が年収600~800万円のようです。2016年の日本の1世帯の平均年収が約560万円(厚生労働省「平成29年 国民生活基礎調査の概況」より)ですから、年収600~800万円というのは生計を立てるために十分な稼ぎだと言えますね。

 しかしインターネット上では「Webライターは稼げない」という意見がよく見られます。その原因は、初心者の場合、報酬の少ない仕事からスタートせざるを得ないケースが多いからでしょう。

 ライティングの仕事は、筆者の名前が載る「署名記事」と、名前が載らない「無署名記事」の大きく2種類に分けられます。そして無署名記事は報酬が少なく、署名記事の方が報酬が高くなる傾向にあります。

 一般的に、Webライターは無署名記事を書きながらライティング力を磨き、スキルが身に付いたら署名記事を書かせてもらうようになる人が多いようです。

 初心者が何の勉強もせずに単価の低い無署名記事ばかり書いていても、スキルアップは見込めず、いつまでも署名記事の仕事がもらえるようになりません。その結果、「Webライターは稼げない」と言って辞めていくのです。

 しかし安心してください。本書を読むと、Webライターはきちんと稼げる仕事であることがわかります。戦略的にスキルを身につけていけば、生計を立てられるレベルまで報酬を高めることができるので、恐れずWebライターを目指しましょう!

スキルを磨くにはどんな仕事を選べばいい?

 では、Webライターがスキルを身につけるためには、どんな仕事を選べばよいのでしょうか?

 それは「しっかりしたフィードバックが貰える仕事」です。多くの場合、Web媒体のライティング案件は、質よりもスピードが重視されるので、編集や校正が行われないこともしばしばあるそうです。一方、運営のしっかりしたWebメディアや紙媒体の案件は質を重視しているため、編集者による編集が入ります。

 編集者はライターの記事にフィードバックをくれます。自分が書いた文章が添削されることによって、文章力が徐々に磨かれていくのです。

 スキルアップを目指すなら、文章を添削してくれる編集者がいる媒体での執筆を経験するべきです。文章力が向上するほど、よりよい条件の仕事をもらえる可能性が高くなります。

 では、ライター業で生計を立てていく上で、より報酬単価の高い案件を受注するために必要なこととは何でしょうか?

 答えは「スキルの掛け算」です。



スキルの掛け算が報酬単価を高める

 Webライターとして食べていくには、できるだけ高い単価の仕事を受けられるようになるべきです。1記事1,000円の仕事と5,000円の仕事とでは、収入に大きなが差ができてしまいます。

 単価の高い案件を受注するために効果的なのが「スキルの掛け算」です。これは自分の持っているスキルを掛け合わせて、希少価値を高めるということです。

 たとえばネット記事では、文章だけでなく画像を使用することが多いため、文章が書けるだけでなく、写真撮影もできるライターは重宝される傾向にあります。

 「文章力」に「撮影スキル」を掛け合わせることで、ライターとして手掛けられる仕事の幅が広がるとともに、人材としての希少価値が高まるため、報酬単価が上がっていくのです。

 つまり文章力だけでなく、別分野のスキルを習得して掛け算することが、報酬単価の高い仕事を受注するためには有効なのです。

 とはいえ、いくら文章や撮影のスキルが高くても、それだけで勝手に仕事が集まってくることはありません。仕事は自分から取りに行く必要があります。

 そこで重要になるのが「横のつながり」です。

横のつながりが思わぬ仕事を生む

 よりよい仕事に出会うためにすべきことは、ライター仲間と「横のつながり」を作ることです。

 同業者の仲間を作ることによってコネクションが生まれ、それが仕事につながる可能性があります。

 Webライターは1人でパソコンと向き合いながら黙々と仕事をすることが多いため、会社員と比べて横のつながりを作りづらいのが実情です。

 ライター仲間と繋がるためにも、イベントや勉強会に積極的に参加するとよいでしょう。

フリーランス・ライター・副業に興味を持ったら必ず読むべき本

 本書を読んで感じたことは、「この本はフリーランス・ライター・副業に興味を持ったら必ず読むべき」ということです。

 ここで紹介した他にも、現役Webライターの方々のインタビューや、フリーランスにまつわる税金・お金についても書かれています。

 Webライティングに関する総合的な知識を提供してくれる良書ですので、『成功するWebライターの仕事術』をぜひ手に取ってみてください。おすすめです。






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