年収3000万円コンサルタントが教える!社長の悩みを解決する「お金のブロックパズル」の使い方

年収3000万円コンサルタントが教える!社長の悩みを解決する「お金のブロックパズル」の使い方




 こんにちは。マーケティングコンサルタントの一面も持つ米田です。

 今回紹介するのは『年間報酬3000万円超えが10年続く コンサルタントの経営数字の教科書』

 書籍のタイトルを見て、

 「報酬3000万円? コンサルタント? 会社員の私には関係ないね!」

 と思ったあなた。

 それでも、

  • やっぱり収入を増やしたい
  • 仕事で評価されたい、昇進したい
  • 営業成績をアップさせたい
  • 世の社長たちと対等に渡り合いたい
  • 将来は独立したい
  • なぜ給料が上がらないか?不満がある
  • なんとなくお金の不安がある

と少しでも思ったことがあるなら、もう少しだけ読み進めてみてください。

 著者の和仁達也さんは、個人の営業、マーケティング、金融関連のコンサルタント界隈では有名な方です。

 実は私も、以前参加したセミナーに和仁さんがゲストで登壇したことがあります。非常にわかりやすいお話で、数字をベースにした内容に説得力もあり、とても穏やかで誠実な方だなぁ、という印象を受けました。

 そして友人のコンサルタントが何人も、和仁さんが代表理事を務める一般社団法人日本キャッシュフローコーチ協会の認定コーチとして活躍しており、全員が年収をアップさせて活躍の場を広げています。

 本書で書かれている内容は、協会主催の講座でキャッシュフローコーチ予備軍に教えているもの。誰でも使うことができて、再現性もある、成果実証済みのノウハウです。



会社員にこそ読んでほしい理由

 今回この本を紹介しようと思った理由は2つあります。1つは、この半年間、ある中小企業の経営者からの依頼で、毎月税理士との打ち合わせに同席しているのですが、そこで経営数字の大切さを痛感している真っ最中だからです。

 もう1つは、著者が20年経っても変わらないという以下の「社長のお困りごとTOP3」

  1. 「会社のお金の流れが漠然としている」ことによるストレス
  2. 「社長と社員の立場の違いからくる危機感」のズレ
  3. 「次のワクワクするビジョンが見えない」というストレス

 これらを解決する鍵こそが、「経営数字の把握と活用」だからです。

 ちょっと想像してみてください。

 もしあなたが、自社の社長や取引先の社長の「お困りごとTOP3」を解決できるようになったら、どんな未来が待っていると思いますか?

 社長からさらに信頼され、仕事の評価も上がり、収入もアップして、将来は年間報酬3000万円の大人気コンサルタントとして活躍しているかもしれませんよね。

女子高生でも使える
「お金のブロックパズル」とは?

 「でも経営数字って、私には難しそう…」

 そう感じている人もいるかもしれません。でも大丈夫です。安心してください。

 和仁さんが開発したある1枚の図を使えば、小学生レベルの四則計算ができるだけで、誰でも会社のお金の流れを説明できるようになるのです。

 実際、和仁さんは10年前に、女子高生に対してこの「魔法の図」の使い方を教えて、ファミリーレストランでの10分のオーダー待ちの間に、「そのお店がどのくらい儲かっているかを予想し、売り上げと利益を計算する」という課題を出したそうです。

 すると経営のことを何も知らない女子高生が「もっと儲かっていると思っていたのに全然儲かっていない」「意外にも儲かっている」という予測を立て、その理由についてのディスカッションまで活発に行われたのです。

 女子高生でもすぐに使えるくらい、簡単にお店の経営状態が分かる魔法の図が、<お金のブロックパズル> と言われる1枚のシートです。

 これこそが10年以上報酬3000万円を継続するコンサルタントの秘訣であり、サラリーマンのあなたが営業成績を上げ、昇進し、年収アップを実現するための武器となります。

 この <お金のパズルブロック> とは、下図の通り

  • 売上高
  • 粗利
  • 固定費
  • 人件費
  • その他
  • 利益

 のたった7つの要素からできています。

 業界によって平均的な粗利率や人件費は予測がつきます。(本書に業種ごとの基準値が掲載されています)だから女子高生でも簡単に使うことができるのです。

 そしてこの図に数字を落とし込むだけで、日々社長が頭を悩ませている

  • 顕在化している問題の解決
  • 潜在的な課題の発見

 という経営問題を解決することができるようになるのです。



売上10%UPでボーナ2倍にできる仕組み
「お金のブロックパズル」で解説!

 もしあなたが社長に「ボーナスを2倍に増やしてほしい!」と直談判したとします。もしかしたら「だったら売上2倍、いや3倍達成してみろ! そしたら考えてやる!」といってくれる社長もいるかもしれませんよね。

 いきなり売上2倍3倍は難しい気がしますが、前年比で10%アップだとしたらどうですか? 達成できそうな気がしませんか?

 実は「売上10%アップで利益は40%アップ、社員のボーナス原資は2倍」にできるのです。その根拠も <お金のパズルブロック> を使えばで簡単に説明できます。

  1. 売上100 → 110に上がると、
  2. 粗利は80 → 88になります。
  3. 労働分配率50をキープすれば、人件費も40 → 44になります。
  4. その他固定費は30のまま。
  5. ③人件費44と④その他固定費30なので、固定費は74になります。
  6.  つまり売上が前年比110%を達成すると、利益は140%になるのです。

  7. 人件費44には、役員報酬や社員の給与・ボーナスが含まれます。
  8.  中小企業の場合、約30~40%が役員報酬で、残りの60~70%が社員の人件費。ボーナス分は人件費総額の約10%と言われています。

  9. 社員のもともとのボーナス原資は、人件費全体の10%なので4になります。
  10. 売上10%アップで人件費は40から44に増えています。ここで「今期は役員報酬と社員の給料は増やさない」とすると、増えた分の4がそのままボーナス原資になります。
  11. もともとのボーナス原資4に、売上10%アップによって増えたボーナス原資4が加わり、ボーナス原資4が2倍の8になります。

 ものは試しで、「社長! 今期は必ず売上10%アップを達成します! そして私たちの給料はそのままで構わないので、その代わり今期だけ、アップした10%をボーナス原資に回してくれませんか?」と相談してみてはいかがでしょうか。

 自分よりも会社のお金の流れを把握していることに驚きつつ、社員の意識の高まりに喜びを感じてくれるかもしれません。

 そしてここまで論理的かつ具体的に説明されたら、社長も一考し、要望を受け入れてくれるかもしれませんよね。

 本書ではさらにもう一歩踏み込んで、営業部だけでなく、商品開発部や顧客サポート部と連携することで、前年比売上103%でボーナス原資2倍を達成する方法についても紹介されています。

数字を制する者がビジネスを制する

 女子高生でもたったの10分で完成させられる、たった1枚の魔法の図 <お金のパズルブロック>。これに数字を書き込むだけで、

  • 数字の意識が高まるので、さらにモチベーションや危機意識も高まる。
  • 営業先の社長から信頼を勝ち得て、営業成績が上がる。
  • 部下や同僚を巻き込んでやる気を引き出すことができる。
  • 社長に新規事業などの積極的な提案をしやすくなる。
  • 論理的かつ合理的に給料やボーナスの交渉ができる。

 といった効果が得られるようになります。

 さらには将来は独立して、コンサルタントとして多くの社長さんたちから頼りにされ、やりがいを感じながら「年間報酬3000万円越えが10年続く大人気コンサルタントになる」ことも可能な気がしてきませんか?

最後に…

 2017年10月末には、三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)、みずほFG、三井住友FGの3メガバンク合計で3万2000人分の業務量を削減すると発表されました。その分のリストラはこれから順次行われていくはずです。

 この背景には日本の人口減少とAIの活用があります。勉強熱心な美女読書の読者であるあなたはすでにご存じだと思いますが、AIの活用はこれからさらに加速していき、AIを使う人と使われる人の貧富の差が拡大すると言われています。

 では私たちはどうしたらよいのでしょうか。

 著者の和仁さんは、「『正しいか間違いか』だけで判断せず、『役に立つ』ように変換する『汎化(はんか)』の能力は、まだまだ人間ならではの領域」であり、「社長と社員の間に立って懸け橋となる役割は人間ならではの仕事だと確信しました」と述べています。

 ぜひあなたにも本書を手に取って、自社や取引先の会社の <お金のパズルブロック> を埋めてみてください。お金の流れを把握することで、社長の信頼を勝ち取り、新たな価値を創造できるようになりましょう。

 この一歩があなたの市場価値を高め、これからの時代に活躍し続ける原動力となるはずです。






投げ銭でサポートする

当サイトは広告収入と寄付によって運営しております。もし可能でしたら、投げ銭によるサポートをご検討いただけますと幸いです。




YouTube人気動画




殿堂入り記事