「好き」を「仕事」にして生きる3名の達人たちからのメッセージ!

「好き」を「仕事」にして生きる3名の達人たちからのメッセージ!




 みなさんこんにちには。きゃんです。今回は『大人がマジで遊べば、それが仕事になる。』について書評を書かせていただきます。

 この本を見たときにまず目を引いたのが、帯に大きく書かれた次の言葉。

 「好き」を「仕事」にして、望み通りに「生きる」には?

 最近、「好きなことを仕事にしよう」と唱える人が増えていますが、実際にそうした生き方をしている7人の人たちのエピソードから、シンプルでパワフルな人生の楽しみ方を学べる一冊となっています。

 装丁は古書のようなかすれ具合があり、中の紙も少しクリームがかった色になっていてすごくオシャレです。

 本書は次のような構成となっています。

  • Prologue
  • REAL VOICE 遊びを仕事にする達人たちのメッセージ
  • SEVEN SOULS 遊びを仕事にするための7ヶ条
  • Epilogue

 今回はその構成に従って書評を書かせていただきます。

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Prologue

 「はじめに」は本の見開きに写真と文字という構成で、一つ一つが芸術作品のように強いメッセージを放っています。

 仕事をしているとネガティブワードを耳にすることが多いと思いますが、本書にはポジティブワードしか収録されておらず、導入から本の世界に引き込まれてしまいます。

 導入の一番最後に、編著の高橋歩さんからのメッセージがあり、本書を一文で表現しているので抜粋させていただきます。

 この本は、世間一般のつまらない常識や夢のない空気なんて吹っ飛ばして、自分の心に溢れてくる、好き!楽しい!気持ちいい!かっこいい!やばい!サイコー!みたいな気持ちに正直に、やりたいことをやりながら、かっこよく生きていきたい!という人へ贈る本だ。

 社会の目を気にして、自分の気持ちを我慢して生きているという人も多いと思いますが、この本を読めば、やりたいことをやってみたい、という童心に帰ったようなワクワク感を抱かせれくれるでしょう。



REAL VOICE 遊びを仕事にする達人たちのメッセージ

 ここでは7名の方の生い立ちや今の職業を選んだ理由、読み手へのメッセージが記されています。この記事では、私が特に感銘を受けた3名のメッセージについてご紹介しようと思います。

ロバート・ハリス(作家・旅人・ラジオDJ)

 ロバート・ハリスさんは、自分のやりたいことを100個ノートに書いてみることを勧めています。そうして自分の内面と向き合う過程で、本当にやりたいことの進路が見えてくると言います。

 目先の安全やお金にとらわれることなく、リスクがあっても面白いと思うことをやってみる、その経験が糧となって生きていく手段となるのです。

 また旅をすることも勧めています。日常から非日常へ、人生経験を積む手段として、旅は最良のものだと言います。

  • 人生は楽しんだものが勝ち。
  • 人生は一度しかないからこそ本当に自分のやりたいことをするべきである。
  • 自分のやりたいことを一番に持って生きるべきである。

 ロバート・ハリスさんの話は、人生悩まず、やりたいことをやればいいと教えてくれます。自分の考えを肯定してくれるコメントをもらえることがどれほど嬉しいか、実感することができます。

マサ安藤(アラスカアドベンチャーのスペシャリスト)

 マサ安藤さんは、アラスカに住んで自分の好きな遊びをしながら楽しく生きている方です。「誰かが歩いた道じゃなくて、まだ誰も知らない道をどれだけ楽しく歩くか」、それが人生のテーマだと言います。

  • 地球で生かせてもらっているという素晴らしさを思いっきり堪能できればそれで充分である。
  • 目の前の人に喜んでもらうこと、その気持ちを大事にして仕事をする。
  • 自分が幸せになろうとするのではなく、目の前の人を誰でもいいから幸せにする。そうすることで幸せが自分にも返ってくる。

 Go Slow,Go Steady and Stay Small.Then You Can Hava All the Fun!

 ゆっくり、着実に、小さなままで。そうすれば、きっと、すべてを楽しめる。

 マサ安藤さんの話からは、他人との距離の保ち方について教えてもらいました。人に優しくすることで優しさが広がり、繋がり、自分のもとへ帰ってくる。全てを愛して優しくすることで、自分も受け入れられるということです。

森永博志(編集者・作家・藍染め職人)

 森永博志さんの章は、まさに名言のオンパレード。

  • 自分の感覚で面白いと思ったことをやってみる。
  • 若いときに失敗はしても人生が終わるわけじゃない。
  • 盛り上がってる気持ちだけで突っ走ってみる。
  • ひらめいた瞬間に、できるかできないじゃなくて「やる」ことが大事である。
  • 最初から世の中のしがらみを色々考えて行動するのではなく、まずは自分たちが思いっきり楽しめることをする。

 森永博志さんのお話からは、行動することの大切さを教えてもらえます。人生を楽しく生きるためには、自分がやりたいと思った直感を信じて行動をすること、そして行動するための障害をはじめに考えるのではなくて、まずアクションを起こすということが大切なのです。

 以上、仕事のジャンルも生い立ちも違う人たちのお話でしたが、みなさんが伝えたいことは共通していました。それは「自分自身に嘘をつかず、やりたいと思ったことを思い切ってやってみる」ということです。

SEVEN SOULS 遊びを仕事にするための7ヶ条

 ここでは高橋さんがインタビューを通じて感じた7名の共通点や、大切だと思うポイントについて、体験談を交えて7つ挙げられています。

第1条:人生の決断は、頭ではなく、ハートで。

 自分が面白いと感じたその感覚を信じる。

第2条:違うと思ったら、ゼロスタート。

 今やってることが違うと思ったら、本当に大切なものを大事にして再スタートする。

第3条:覚悟を決めて、宣言しちゃえ。

 必要なのは、勇気ではなく、覚悟。

第4条:いらない服を脱げ。常にヌードで。

 本当に必要なもの以外はすべてを捨てる。残ったものが本当の自分。

第5条:マゾであれ。成長フェチであれ。

 現状を守るのではなく、自分が必要だと思う知識、技術を身につけ、心を磨く。

第6条:ちっちゃなことで、クヨクヨすんな。人生トータルで勝負。

 人生で経験してきたことすべてが大事な経験であって、上手くいかないときがあっても人生の中でもほんのわずかな時間。

第7条:目の前の人へ。最強のLOVEを。

 まずは、目の前の人のために自分ができる精一杯のことをしてあげる。

 これらのポジティブワードを読んでるだけでワクワクしてきませんか?

 私は第1条にすごく共感しました。「決断をするのはマインドではなく、ハートで」という部分がすごく素敵です。

 私が「美女読書」の書評メンバーに参加させていただいたのは、頭で考えたのではなく、面白そうと思ったからです。結果として自分の読みたい本を読んで、文章を書くスキルが向上して、生活に楽しみができました。きっと頭で考えて悩んでいたら書評を書く機会もなくなっていたでしょう。

 みなさんもこの7ヶ条の中に自分の信条に当てはまる部分があると思います。その感覚を大切にして実践してみてください。きっと人生が変わっていくと思います。

Epilogue

 本書のエピローグに書いてある一文が、強く私の心に響いたので最後にご紹介します。

 「ルールはないが、ヒントはある。」

 世の中で起こるあらゆることは、すべて自分の生き方のヒントだということです。決まりきったルールのなかで生きてきた私は、この一文によって「今までの人生は色々なヒントを得るために必要なものだったのだな」と考えることができるようになりました。

 本書は本当にしたいと思っていることができずに悩んでいる方や、自分らしい生き方を探している方の背中を力強く押してくれます。ぜひ本書にでてくる様々な話を実践してみてください。

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きゃん
松本漢紀 26歳
最近人生を変える人と出会い、その人は教えてくれた大切なことは0秒アクションでした。動けば変わる、何事も。




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