やる気があふれて止まらない法則〜「結果」にこだわり「行動」せよ!

やる気があふれて止まらない法則〜「結果」にこだわり「行動」せよ!



 みなさんこんにちは。

 今回紹介するのは、大手生保企業で「伝説のカリスマ支社長」として活躍し、作家としても10冊以上のビジネス本を出版されている早川勝さんの『やる気があふれて、止まらない。―究極のモチベーションをあやつる36の習慣』です。

 とても魅力的なタイトルですが、皆さんの中には「やる気があふれて止まらないことなんてありえない」「やる気が出てもすぐに消えてしまう」と思われる方もいるのではないでしょうか?

 著者の早川さんは、かつて平凡なビジネスパーソンで、「落ちこぼれてもおかしくないほど実力がなかった」そうです。そんな早川さんが、厳しい生保業界で数千万円の年収を稼ぎ、10冊ものビジネス書を出版できるようになったのは、ひとえに「やる気を持続できたから」だといいます。

 仕事を通じて修得した「やる気があふれて、止まらない法則」によって、具体的にどのような心構えを持って行動すれば「やる気」をコントロールできるのかを確信したことが、早川さんの最大の強みとなったのです。

 本書では、早川さんのように「やる気」を持続させるための具体的な行動やマインドセットを36のメッセージとして伝えているほか、108人に及ぶ各界の偉人・賢人の名言が登場します。

 私は読んでいく中で、思わず線を引いた箇所がたくさんありました。きっとあなたの心にも響く言葉が見つかるはずです。

 今回は、自分のやる気を持続させるためのポイントと、チームのやる気を引き出すためのポイントについて紹介したいと思います。

「やる気」を持続させる2つのポイント

 「結果にこだわること」、これがやる気を持続させるための1つ目のポイントとなります。なぜなら「成果へつながらないがんばりは長続きしない」からです。

 「がんばっているつもり」になって、結果にこだわらない生き方をしていると、いつまで経っても力がつかないため、成長もできません。成果もなく、成長も感じられない状態で「ただひたすらがんばり続ける」ということが、どれだけストレスがかかり、やる気を蝕む行為であるかは想像にかたくないでしょう。

 同じことを繰り返しながら違う結果を望むこと、それを狂気というーーアルベルト・アインシュタイン

 大切なのは、目の前の問題解決に向かい、効果的にがんばっているかであって、そもそもがんばること自体には大した意味はないのです。

 目標達成に対して「できるか、できないか」を問われたときに、「できます」と答えずに、「がんばります」と答える人は、注意が必要です。そこには「できる自信はないから、できますとは言い切れないけど、できるだけ努力はしてみます」というニュアンスが含まれているからです。こうなると「できなくたって、仕方ないじゃないか」「がんばったんだから、それでいいじゃないか」という発想になっていき、やる気をあげることからどんどん遠のいてしまいます。

 「がんばります」というあいまいな口癖から、結果にフォーカスした具体的な行動目標を口にすることを早川さんは勧めています。

 2つ目のポイントは、「やる気」はじっとしているだけで湧いてくるものではなく、行動する人にのみ湧き上がってくるということです。つまり、他の誰でもない、あなた自身が動き出す必要があるのです。

 生きるとは呼吸することではない。行動することだーージャン=ジャック・ルソー

 こう聞くと、なんだかハードルが高そうだと感じるかもしれません。しかし「行動」というのは、ほんの1ミリでも、わずか1センチでもよいのです。遠くにある大きな目標よりも、すぐ近くにある小さなほころびを見つけて、一つ一つ改善を図っていくことが大切です。

 本書ではこれを「ゴミ拾い」にたとえています。街中で平気でポイ捨てするような邪悪な行為は、確実に私たちの「やる気」を蝕んでいきます。一方で、目の前に落ちているゴミを拾うという善の行動は、確実に私たちの「やる気」を育んでくれます。

 つまり目の前のゴミを拾うように、「目の前の小さなやるべきこと」を一つ一つ解決していくことが、やる気を上げていくことにつながるということです。

チームをやる気にするリーダーシップ

 本書ではリーダーシップについても書かれています。チーム全体が「やる気」に満ち溢れた素晴らしい環境をつくるためには、リーダーが崇高な理想(理念)を掲げ、それを実現するためにチームを一つの方向へ動かしていくことが大切です。

 高額な報酬や厳しいペナルティによって得られる効果は、ほんの一時的なもの。チーム全員を長期にわたって結束させるには、理念を浸透させていくしかありません。

 早川さんは、リーダーが最も大切にしなければならないのは「インテグリティ」に基づいた「ソーシャル・モチベーション」だといいます。なんだかカタカナが並んで分かりにくいかもしれませんが、インテグリティとは「高潔さ・誠実さ・公平さ・健全さ」のことで、「ソーシャル・モチベーション」とは、仕事を「何のために」「誰のために」やるのかを意義付けすることです。

 要するに、リーダーは「高潔さ・誠実さ・公平さ・健全さ」という高い人間性をもってメンバーと真摯に向き合い、指導することが求められるとともに、目の前の仕事を「何のために」「誰のために」やるのかを意義付けすることが重要だということです。

 「会社からやれと言われた目標はやることが義務」という大義のない目標では、メンバーのやる気を引き出すことはできません。チームに「何のために」「誰のために」(この仕事をやるのか)という意義を与え、「社会貢献=自己実現」という教えを徹底して浸透させることが大切なのです。

 早川さんは、「働いている社員が精神的にも経済的にも豊かで、社員とその家族が、周囲の人たちにも自慢できるような、誇りある会社にする」という理念を掲げ、情熱的かつ、継続して伝え続けたそうです。

 お客様第一主義や社会貢献が大優先なのは当たり前だけど、それと同時に「自分たちも幸せにならなきゃ、大切なお客様を守れない」という大義を与えることで、チームに命を吹き込んだのです。

 リーダーのミッションとは、チームに理念を浸透させるメンターとなり、メンバーの「やる気」に火をつけるモチベーターとなっていくことなのである。(p.205)

 自分もチームのメンバーも「やる気」があふれて止まらない。そんな状況を作り出すためには、まず、目の前にある小さなことから始めることが大切なのですね。

 「やる気」に満ちあふれた毎日を送るために、今日から行動してみましょう!

執筆者プロフィール

まゆ
経済学部の大学生です。自己成長のために読書を日課にしています!
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