マンガ版『多動力』が面白い!効率的にエッセンスを吸収できる画期的な作品!

マンガ版『多動力』が面白い!効率的にエッセンスを吸収できる画期的な作品!




ゲンゴロー
この記事ではマンガ版『多動力』の魅力と、マンガでビジネス書を読むことのメリットを伝えます。

 こんにちは。ゲンゴローです。

 今回は堀江貴文さんの『マンガで身につく 多動力』を読みました。

 本書は堀江さんの著書『多動力』が原作となっています。『多動力』は発売してからわずか半年で、累計30万部を突破したビジネス書のベストセラー。私も原作を読み、感化された一人です。

 まさかマンガ化されるとは思ってもいなかったので、原作の内容がどのような形でマンガで表現されているのか気になり、発売を知ってから読むのを楽しみにしていました。

 本書の主人公である鈴木健太郎は、夢を諦めサラリーマンを悶々と続ける平凡な社会人。ある日、普段どおり仕事をしていると、突然オフィスが無人島にワープしてしまった…という、マンガならではの奇想天外な出来事から物語は始まります。

 周りの社員が戸惑う中、堀江さんを模した異端社員の先輩・堀口靖史の行動についていくことで、多動力の重要性を学んでいくというストーリーになっています。

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マンガで『多動力』を読むメリット

 本書を読んでみて思ったのは、まだ原作の『多動力』を読んでいない方には、まずマンガ版をオススメしたいということです。

 その理由は次の2点。

①スキマ時間で読める

 マンガ版は、絵で内容を把握することができるので、活字を読むよりもサクサク読み進められ、ストーリーを楽しみながらあっという間に読み切ることができます。そのため仕事が忙しくて本を読む時間が取れない人や、どうしても活字を読むのが苦手という人でも、気負うことなく『多動力』のエッセンスを学ぶことができます。

②内容が頭に定着しやすい

 マンガ版は活字版と異なり、非日常的なストーリーや演出に工夫がなされています。その中に『多動力』のエッセンスがちりばめられているため、堀江さんのメッセージがより印象に残りやすいと感じました。

 また文字だけだといまいち理解できないことも、ストーリーの中でのキャラクターの行動として見るとものすごくわかりやすくて腑に落ちます。

 「マンガのワンシーン」+「多動力のエッセンス」のセットで頭に焼き付けることができるのです。

 そのため既に原作を読んでいる方であっても、知識のさらなる定着のために活用できるはず。ただ同じ本を読み返すのではなく、異なるアプローチで学び直せるというのは、マンガ版の大きなメリットですね。



「多動力」を身につけるためには?

 「多動力」とは、自分の人生を1秒残らず使い切る生き方のことだ、と堀江さんは言います。無駄なく自分の時間を使うためには、自分がやりたいことだけするための工夫が必要になります。

 今回は本書で出てくるものから、印象に残ったシーンをひとつ紹介したいと思います。

原液を作れ!

 無人島で生き延びるため、鈴木は堀口と一緒にトライアンドエラーを繰り返しながら罠を作り、動物を捕獲します。他の社員たちは、無人島に会社ごとワープさせられながらも、上司や社長の目が怖くて会社から出られず、いつも通り仕事を続けている始末。しかもみんなと違った行動をする堀口たちを怪訝に思っている様子です。

 にも関わらず、堀口は何のためらいもなく「さぁ 捌いてみんなに肉を食わせてやろう」と言い放ち、手に入れた食糧を他の社員たちにも分け与えようとします。

 鈴木は「せっかく苦労して2人で捕獲したのに」と納得できない様子ですが、堀口は「原液を作れば寝ている間も分身が勝手に働いてくれるから」と言ってみんなに料理を振る舞います。

 社員たちは久々の食事に心を奪われ、仕事そっちのけで堀口たちの方へ合流します。その結果、みんなが罠を作り、食糧確保を目指すようになるのです。

 1日は24時間しかない 一人でできることは限られている

 だからこそ自分にしかできないことや自分にしかできない発言、行動、アイデアの原液を作る

 その原液が魅力的だったら他の人が薄めて広げてくれるんだ

 この堀口の台詞によって、鈴木はようやく「原液を作る」ことの意味を理解します。

 トライアンドエラーの結果、手に入れたアイデアを自分たちのものだけでとどめていては、また自分で同じことをしなければなりません。しかし人にアイデアを分け与えれば、みんながそれを勝手に改良しながら、より良いものへと広げていってくれるのです。そして堀口たちは、また別の原液を作ることができるようになります。

 堀江さんも書籍を出版する際は、すべてを自分で執筆するのではなく、過去のインタビューで語ったことを編集者とライターがまとめることで制作されているものもあるそうです。まさに「原液」をつくって、自分だけが働かなくても稼ぎ続ける仕組みを構築されています。

 誰でもできるような単純作業で、日々消耗している場合ではありませんね!

ビジネス本→マンガ版の流れに期待!

 本書を読んで、ビジネス書が原作のマンガというのは画期的だなと感じました。

 自分は読書になるべく多くの時間をとるよう心がけていますが、次から次へと読みたい本が見つかるので、自分の読書スピードにもどかしさを感じることがよくあります。USBを頭にブスッと挿して、本の内容を頭にインプットできたらいいのに…とか妄想します。そんな中、マンガで新たな知識を得るというのは、効率よい学びに繋がると思いました。

 この『マンガで身につく 多動力』はNews Picks Comicの創刊第一弾で、今後は前田裕二さんの『人生の勝算』や佐藤航陽さんの『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』、落合陽一さん『日本再興戦略』のマンガ版も出版予定だそうです。

 すべて原作を読んでいますが、どの本も刺激的な内容のものばかりです。もちろんマンガ版も読む予定です。どんな本に仕上がるのか、今から読むのが楽しみです!

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