「どこでも誰とでも働ける」人になるために私が実践したい2つのこと

「どこでも誰とでも働ける」人になるために私が実践したい2つのこと




 こんにちは、tkawaです。

 皆さんは今、どんな働き方をしていますか? 毎日決まった職場で同じ上司や同僚たちと仕事をすることを退屈に思っていたり、うんざりしていたりしませんか?

 日本では、好きでもない職場で働き、「何とか現状を変えたい」とは思いながらも、変えられずに働き続けている人が多いようです。

 残念ながら私もその中の一人。今の自分を変えるきっかけになればと思い、今回『どこでも誰とでも働ける』を読んでみました。

 著者の尾原和啓さんは、マッキンゼー・アンド・カンパニー、NTTドコモ、リクルート、Google、楽天など名だたる企業を12社も転職してきた異色の経歴をもつ人物です。これまでの経験を通して得た知見をもとに、「どこでも誰とでも働ける」ようになるためのヒントについて書かれています。

 「どこでも誰とでも働ける」というのは、

  1. どんな職場で働いたとしても、周囲から評価される人材になること
  2. 世界中のどこでも、好きな場所にいながら、気の合う人と巡り会って働けること

という2つの意味があります。

 私たちが働く環境はインターネットやAIによってもの凄いスピードで変化しており、否が応でも世界との競争にさらされてしまいます。こうした変化を乗りこなすためには、上記2つの意味で「どこでも誰とでも働ける」ようになることが必要なのです。

 本書には、そのための方法や考え方がいくつも書かれています。今回は、私が実践してみたいと思った「自分からギブすることがインターネット時代の大前提」「これからの仕事の原則は失敗を前提とした『DCPA』」についてを紹介します。



自分からギブすることが
インターネット時代の大前提

 インターネット化が急速に進むこれからの時代、個人の働き方は、多くの人や企業と対等(フラット)の関係でつながり(リンク)、知識や成果を分け合う(シェア)形に進むことになるだろうと尾原さんは予測しています。

 「リンク」「フラット」「シェア」というのは、糸井重里さんが2001年に上梓した著書『インターネット的』で論じている、「インターネットの本質」を指す3つのキーワードです。

 特に「シェア」は、TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSが浸透したことでその重要性を実感している人が多いのではないでしょうか。

 しかし他の人から必要な情報をシェアしてもらうには、まず自分からシェアする「ギブ」の姿勢が欠かせません。よく「ギブ&テイク」と言われますが、「ギブギブギブギブギブ&ギブ」くらいがちょうど良いと尾原さんは言います。

 初めから直接的な見返り(金銭)を求めるのではなく、自分が持っているスキルを惜しげもなく提供することで、新しい経験を仕入れ、そこから更に別の価値を提供して次の経験につなげていく、という視点を持つことが大切です。そうすればギブし続けることによって、自分のスキルや経験、人望、ブランドなど、もっと大きな見返りを手に入れることができるからです。

 尾原さんは、「ギブし続けることは、いつの時代も最強の戦略であり続ける」だろうと説いています。



これからの仕事の原則は
失敗を前提とした「DCPA」

 私たちがよく知るのは、計画(Plan)を立てて実行(Do)し、結果を検証(Check)して次の改善(Action)に結びつける「PDCA」サイクルですよね。

 しかし本書によれば、これだとプランづくりに時間がかかりすぎるという致命的な問題があるため、ネット時代にふさわしいのは、とにかくどんどん実行してみて、あとから起動修正をはかる「DCPA」なのだそうです。

 より正確にいうと、DC→DC→DC→DC→…と「Do」と「Check」を短時間で何度も繰り返して、とにかく答えを見つけることが勧められています。

 これだけ変化が激しい時代になると、時間をかけて調べ、検討し、緻密なプランをつくっているあいだに、当初の状況が変わってしまうリスクがあるため、できる限り速く(あるいは限られた期間内に)結果を出すことが求められるのです。

 しかも今の世の中では、「Do」(実行)するためのハードルは、どんどん下がっています。コンピュータの処理能力が向上したことで、ウェブデザインは議論を重ねるより実際の画面を複数用意してユーザにテストしてもらった方が手っ取り早く正解に近づけますし、リアルな商品も3Dプリンタの登場によって、プロトタイプをつくるコストが劇的に下がっています。

 あらゆる「Do」(実行)のコストが下がっているので、とりあえず「DCPA」サイクルでどんどんやってみて、その結果をチェックしながら軌道修正していく、というアプローチが主流になっていくと予想されるのです。

 今回紹介するのは以上ですが、本書にはこれからの働き方を考える上で重要な視点やノウハウがたくさん詰まっています。

 ぜひ読んでみてください。






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tkawa
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