仕事や勉強の効率を高める「理想的な24時間」の過ごし方とは?

仕事や勉強の効率を高める「理想的な24時間」の過ごし方とは?




 フリーランスとして仕事をしていて、一番大変だと感じるのは時間の管理です。

 会社員と違って、何時〜何時までと労働時間が決まっているわけではないし、またそれを遵守させるための強制力(会社や上司から怒られるなど)もないので、自己管理能力が低いと、パフォーマンスを高く保ちながら仕事を続けるのはなかなか大変なんですね。

 人気ブロガーのちきりんさんが著書『自分の時間を取り戻そう』で述べているように、「自由度が高いと時間が自由になる」と思われがちですが、実は自由度が高い分、時間の管理がより難しくなるため、時間管理により高いスキルが必要になるのです。

 毎日の時間管理をする上で、参考になったのがこちらの本『最強の24時間』です。

最強の24時間―――120%のパフォーマンスを引き出す時間の使い方
『最強の24時間――120%のパフォーマンスを引き出す時間の使い方』

 本書では、朝起きてから夜寝るまでの過ごし方について、120%のパフォーマンスを引き出すための時間の使い方を、次のような項目とともに紹介しています。

  • 起床は午前6〜7時が最適
  • 仕事がはかどるゴールデンタイムは1日に2度ある(8〜10時と、16〜18時)
  • 15分の昼寝が難関校への合格率を上げた!
  • 学習効果と発想力は睡眠前後の過ごし方次第
  • 16〜18時の軽い運動がストレスを減らす
  • 最大の老化予防は、22時以降に仕事をしないこと

 よく耳にするものもあれば、まったく知らなかったものまで様々ありますが、どれも仕事をする上で注意して取り入れたい気になるものばかり。すべて科学的根拠に基づいているため、納得感を持って読み進めることができます。



人間は遺伝子によって時間管理されている

 科学的な解説については本書を読んでいただきたいのですが、私たちの体の中には「時計遺伝子」と呼ばれる体内時計をつかさどる遺伝子群が存在していて、目覚める、お腹が減る、眠くなるといった生きるための基本的なリズムを刻んでいるといいます。

 そのため、起床、食事、運動、学習や仕事での集中、入浴、睡眠といった日々の行動には、1日のうちでそれをするのに最適な時間が存在するようなのです。

 その時間を意識すれば、快適かつ効率のいい行動をとることができるようになり、結果として最高のパフォーマンスを得ることができる、というわけです。

 本書では、時間遺伝子の働きに基づいた最新の科学的知見をベースにしながら、体の中にある見えない時計に焦点を当て、その仕組みについて解き明かしてくれています。

 最適な1日24時間の過ごし方を時系列に沿って紹介してくれているので、自分の1日の過ごし方をイメージしながら読めば、次の日からすぐに実践できるようになるでしょう。



「笑顔の時間」が免疫を上げる

 個人的に興味深かったのは、「笑顔の時間」が免疫を上げる、という項目です。

 というのも、フリーランスとして仕事をする上でのもう一つの苦労として、人と会う機会が極端に少なくなってしまったことを痛感していたからです。

 会社員であれば、基本的に毎日会社に行くため、職場で必然的に人とコミュニケーションをとる時間が得られます。しかし自宅やカフェなどを作業場としているフリーランスの場合、打ち合わせ以外に人と接することはなく、一人で作業をしている時間がほとんどです。

 そのため丸一日人と会うことなく、誰かと会話をして笑顔になることが一切ないまま一日を終えるということがザラにあるんですね。

 本書では、効率よく仕事を進めていくには、活動期である日中に「交感神経」をあげ過ぎないこと、つまり必要以上にイライラしたり興奮したりしないことが求められ、そのために重要なのが「笑顔の時間」をつくることだと解説しています。

 自律神経の研究者である医師の小林宏幸さんによれば、「たとえ作り笑いであっても自律神経は反応し、副交感神経に切り替わる」そうです。

※自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、活動時に優位になるのが「交感神経」、休息時に優位になるのが「副交感神経」です。

 つまり楽しいことがなくても、口角をただ意図的に「ニッ」とあげるだけで、副交感神経が優位になり、リラックスできるというわけです。

 また笑顔の他に「ゆっくり呼吸をすること」「ゆっくり動作すること」も大事だと小林さんは述べています。

 外で作業しているときに一人で口角を上げていると変な人に思われるので、そんなときはゆっくり散歩をしたり、広い場所に出て深呼吸するのがよいようです。

 普段笑顔になる機会が少ないからこそ、意識的に笑顔の時間をとって、仕事の生産性を高めていきたいと思いました。

 興味がある方は、ぜひ科学的解説の部分も合わせて読んでみてください。

 巻末には、「体内時計から見た理想的な24時間」が円グラフでまとめられているので、これを見れば「最強の24時間」の過ごし方を視覚的に理解することができます。




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