仕事がつまらない人は「ビジネスを作る」仕事でやりがいを手に入れろ!

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いまの日本で幸せな仕事ってなんだろう?

 「幸せな仕事」と聞くと、どんな仕事を思い浮かべますか?

 幸せの捉え方は人それぞれですが、それは「自ら創造的にビジネスをつくり続ける仕事」ではないかというのが、本書の著者、小林敬幸さんの主張です。

 会社から与えられた業務をただただ遂行する毎日よりも、そこで新しい価値を見つけ、生み出し、提供する仕事の方が、やりがいや楽しさを感じられるはずです。

 これからの仕事を「幸せ」なものにするためにも、本書から「新しいビジネスをつくる方法」を学びましょう。

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「ビジネスをつくる力」が必須な理由!!

 「ビジネスをつくる」というとベンチャー起業を思い浮かべ、自分には「縁遠い」話だと感じる人が多いかもしれません。

 しかし、現代の成熟社会では「1つのビジネスで企業が競争優位を維持できる期間」はどんどん短くなっていて、サラリーマンであっても、「新しいビジネス」をつくり続けなければ生き残れなくなっています。

 本書では、一つのビジネスの寿命を10年、サラリーマン生活を20代〜60代の約40年と想定したとき、サラリーマンの寿命の方がビジネスの寿命よりも4倍長いという視点を説いています。

 つまり、一つの会社で定年まで働き続けたとしても、自分が経験したことのない新しいビジネスを3つ4つは担当しなければならなくなるということです。

 これからは、会社員であっても「ビジネスをつくる力」が当然のように求められるのです。

 では、ビジネスをつくるときに大切なことはなんでしょうか。

「よく見て、いろいろやる」が大事!

 新しいビジネスをつくるのにいちばん大切なのは、「よく見て、いろいろやること」というのが本書の主張です。

 「よく見る」とは、業界や会社内での既存の視点とは異なる視点をもって、ビジネスの現場で起こっている現実を見つめるということ。

 本やネットには書かれていない独自の視点をもち、他と違うアプローチができることが重要です。

 「いろいろやる」とは、文字通りアイデアをアイデアのまま終わらせず、大小様々な試みを実行してアウトプットするということです。

 常にアウトプットをして結果を見るという行為が、より良いインプットを増やす。他人のビジネスや、他人のアイデアの批判ばかりしていて、自分の案を出さないのを癖にしてしまった人は、いつまでたってもまともなビジネスをつくることができない。

 本書では、新しいビジネスをつくる上での基本として、次の4つのポイントが紹介されています。

①広く見て、真ん中をやる

 新しいビジネスを考えるときは、何事にも好奇心を持って多様な情報と経験を得ることが大切です。

 そうして広い視野で世の中全体を見て、「どこが真ん中か見当を付け、その真ん中を普通にやる」ようにしましょう。

 新規ビジネスを考えるというと、ニッチなほうへニッチなほうへと向かう人がいる。しかし、それではあまり大きな成果は出ない。いくら独創的とはいえ奇妙奇天烈なことをしていては、潜在的な市場の規模が小さく、大きなビジネスにはつながらないからだ。

 これは、競合ひしめくレッドオーシャンの「ど真ん中」に飛び込めと言う意味ではなく、「その業界の中では、端っこだけれども、社会全体で見ると実は、むしろ真ん中にあるビジネス」をやってみるということです。

 例えば、著者が立ち上げに関わったライフネット生命は、生命保険業界ではキワモノ的と見られていたものの、世の中一般からは「これだけなんでもネットで買うことができる時代に、ネットで売る生命保険がないほうが不思議」なもので、まさにど真ん中のビジネスだったと言います。

 「その業界にいると当たり前になっているけど、世の中的には何とも特殊で非合理的な商慣習」にこそ、新しいビジネスの機会が埋まっています。



②深く本質を見て、大きくやる

 ビジネスをつくる上で重要なのは、現実の細部を深く見て、本質を見抜く力です。 

 新しいアイデアは、まっさらのところに天から自分の脳みそに降ってくることは、まずない。現実の細部をよく見て、現場で体感しているときに本質的な知見を得るものである。

 物事の本質を見抜けるようになると、個別具体的な知識やアイデアを別の分野にも応用できるようになります。

 具体的思考ばかりだと汎用性がありませんが、本質的な視点からそれらを抽象化して未知の領域に当てはめてみると、新しい着想が得やすくなるのです。

③斜めに見て、まっすぐやる

 新しいビジネスをつくるには、業界の区分や既存の分類にこだわらず、業界横断的に「斜めに見る」視点が大切です。

 それぞれの分野の勝ち組の勝因をまずよく観察する。そのうえで、分野は違えども、成功している企業の共通点は何であるかと自分なりに仮説を置いて考えてみる。いわば斜めに補助線を引くような感覚である。

 そうしてから、別のまだ世にない新しい分野、あるいは、誰も成功者がいない不毛の分野に、その成功の共通点を当てはめられないかと考える。

 そうして見出した、有望と思われる新しいビジネスチャンスに、ピンポイントでまっすぐ取り組んでいきましょう。

④やさしく見て、きっちりやる

 新しいビジネスをつくるには、消費者本人も気づかないようなニーズを見つけていかなければなりません。

 そのために大切なのが、顧客を「やさしく見て」相手の気持ちを想像する力です。

 創造力は想像力であり、想像力は共感力に基づいている。創造力の本質は決して論理的思考力や知識の量ではなく、共感力に基づく想像力である。

 「やさしく人の気持ちを汲み取り、その気持ちに沿うように自分には厳しくきっちりしたビジネスをつくっていく」よう心がけましょう。

まとめ

 多くのビジネス書で語られるように、「どこの業界・どこの会社が安心か?」という問いは既に意味をもたなくなっています。

 どんな会社であっても、新しいビジネスをつくり続けられなければ長期的に生き残ることはできません。

 それは結局、その中で働く人材に「ビジネスをつくる力」があるかどうかです。

 それは一朝一夕で身に付くものではありませんが、やりがいのある「幸せな仕事」であることは間違いありません。

 ぜひ本書を参考に、「ビジネスをつくる仕事」に取り組んでみて下さい。

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モデルプロフィール

・名前     :ゆーこ
・生年月日   :1988.4.4
・出身     :兵庫県
・職業     :広告代理店
・将来の夢   :知らない100万人の生活を、友達100人の生活を、変える子になる。

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店名  :CAFE ZENON
住所  :東京都武蔵野市吉祥寺南町2-11-3
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